箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

学校の教室は寒い!

2022年01月15日 08時21分00秒 | 教育・子育てあれこれ

毎日、寒い日が続いています。

学校の教室の最適な温度は、冬季で18度〜20度とされています。(文科省学校衛生基準)

教室そのものは暖かくても、席につくと足元が寒いという経験は、みなさんがお持ちではないでしょうか。

もちろん暖房はあるのですが、この基準18度にいたらない教室は、全国にたくさんあります。

これは熱の約6割が、閉まった窓の隙間から逃げているからです。

逆に窓の隙間から、冬季は冷たい空気が教室内に入り込んでいるからです。

今ある学校の多くは、1970年代に建てられたものが多いのです。

当時の建物は気密性が甘く、その改修も進んでいないから、教室が寒く感じるのです。

学校の設備は、学習する環境としてはふさわしくないというのが現状です。

そこにきて、最近は新型コロナウイルス感染防止のため、窓を冬季でも開けることが多く、さらに寒く感じる児童生徒が多いと思われます。

感染防止のため、換気をするのはいたしかたないですが、まどを閉め、暖房をつけていても寒さを感じる教室は、今の時代では、エネルギーの無駄づかいとなります。

気密性にすぐれた教室への改修が望まれるところです。


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