箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

「おひとりさま」に思う

2024年01月05日 06時11分00秒 | 教育・子育てあれこれ
「おひとりさま」という言葉が定着しました。

2010年代後半ごろからだったと思いますが、この言葉をよく聞くようになりました。

ひとり焼肉、ひとりカラオケ、ひとり旅などが定着しました。

SNS上には、「一日頑張った私へのごほうび」として、ディナーに興じる書き込みに「いいね」がつきます。

また、「自分みがき」の価値観が定着しました。

それらは女性に多いのかと思えば、そうでもありません。

男性が、粋なカフェに入りテラスでパンケーキを味わう。

スイーツは、いま女性だけが楽しむものではなくなってきています。

このように、ジェンダーのボーダーレス化が進み.「おひとりさま」は市民権を得ました。

その流れとともに、結婚という人生の選択肢が圧力となることが軽くなり、自由にひとりぐらしを楽しむ人が増えています。

時代の流れ、人の生き方の変化であり、尊重されるべきです。

しかし、おひとりさまが浸透して、「個人化」がらすすみ、人同士が助け合う共助がおろそかにならないか。

また、経済的にみんながみんなそのような暮らしができるかどうか。

そのような点でも、個人尊重をみていく必要があります。

 




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