大阪のホテルは多すぎるという経済評論家の指摘があります。
コロナ禍により、インバウンド(訪日外国人観光客)の宿泊が大きく落ち込み、もとに戻ることはなかなか期待できません。
だから今後、大阪のホテル経営は供給過剰で行き詰まっていくのでないかと言われます。
そこで、大阪は国内観光客をターゲットにして、運営していくべきだとわたしは考えます。
じつは、インバウンドが増加する以前(2000年代前半の頃)、大阪のホテルはインバウンドにたよらなくても経営が成り立っていました。
その後2020年前には、大阪はおよそ28兆円の旅行消費額でした。
そのうち、インバウンドによる消費額は5兆円たらずで、残りは国内旅行が占めていました。
その点をふまえ、大阪の魅力を国内観光客にもっと発信すれば、ホテル経営は成り立つだろうと考えることができるのです。
食べ物が豊富です。「粉もん」と言われる食文化があります。
おいしいし、安いです。
おせっかいやきで人情に厚い大阪の文化をウリにすればいいのです。
地下鉄を降りて地上に出たら、にわか雨が降っていました。
見ず知らずのおばちゃんが近づいてきて、「ねえちゃん、この傘を持っていき」と声をかける。
「こんなシーンは東京ではぜったいありえません」と東京から来た女性が言います。
伝説のように言われますが、じっさいにあめちゃんをもって配るおばちゃんもいます。
この先、インバウンドが戻っても、国内旅行者を大切にする大阪を軸にホテル経営を進めるべきです。
大阪府では「地域に開かれた学校づくり」を進めてきて、約30年になります。
その地域とは、ずっと児童生徒が住んでいる自治体、市町村単位でしたが、これからは地域を道府県単位に広げ、大阪を好きな子を育てることを学校の教育活動で進めていくべきです。
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