新年を迎えて、「今年の抱負」を考えた人も多いのではないでしょうか。
なにか目標を持つと、世の中の状況がどうであろうと、それに影響されず、自分の心の持ち方で対応していけることも多いと思います。
困難な状況に直面しても、心の持ち方一つで、困難の受け止め方がかわり、行動も変わっていくからです。
中学生のような若い人が将来への夢を持ったりすることは大切です。
ただ、よく混同されるのが志(こころざし)です。
夢と志は異なります。
夢は「自分は○○になる」「○○のお店を開く」などのように、自己実現のために追い求めるものです。
いっぽう、志は他者のために生きようとする夢です。たとえば、製造業であるなら、「お客さんのためにいい製品をつくる」とか企業経営なら「社会の発展のために会社を経営する」といのが志です。
自分の夢を実現して、自己実現にいたることも大切です。
しかし、「わたし」のためにだけ生きる人を他者が応援してくれるのは少ないものです。
だから、中学生には伝えたいのですが、自分はどのようにして周りの人の役に立つかを考え志をもってこそ、自分の生きがいや働きがいは生まれてくるのです。
夢と志は分けて、今年の抱負を考えるのがいいでしょう。
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