Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

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陰で癒やすもの

2015年07月13日 10時17分24秒 | 日記


ある日、千駄ヶ谷から信濃町へ歩く。

カーブのある坂道の途中
坂の下にとても小さな公園を見つけた。

公園というか、
空き地…ですね。

子供の頃は
どこの敷地でもない小さな空き地や路地が点在していて
そこに潜り込んでよく遊んだが
未だにあるんですね。

信濃町から小伝馬町に出て、あるギャラリーに寄り
そのあと九段下のグランドパレスで待ち合わせ。

待ち合わせ場所は1階のロビーと言われたが
ロビーってどこですか?

エスカレータ下に暗い三角のスペースがあって
そこにソファがあった。
でもフロアのえらく隅っこなので
とりあえず別の場所も探してみたが…
ここしかありません。

なんか隠れて待ってるみたいじゃん(笑)
一目につかないような変な配慮を感じるというか

ロビーなんだから
もっと どうどうと待ちたいですよ。
気づいてもらえないかも、という不安も…

とりあえず ぼーっとしていたら
高齢の上品な女性がやってきて、ゆっくり花を生け始めた。

剣山には意外と力強く差し込むんですね…
こんな間近で花を生けるのを見るのは初めてです。

白いアジサイの花は大輪で、子供の頭くらいの大きさだったが
少し切り落とすだけで
不思議と良い形が現れる

この小さな待ち合わせ場所が
特別な場所になっていました。

いましたが
かえって秘密めいちゃって
隠れんぼ?
というか私は日陰の存在ですかね(^_^;…


*生け花の側には、「草月流」のプレートがありました。