亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site
https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei
もちろん、大まじめに生きているし
ただ一度の人生、と思って制作もしている。
絵のテーマが壮大で、「宇宙」も意識しているし
訳あって哲学科を出ていることもあり、
シリアスな作家だとどこか思われているらしい。
ですが、父の出身は関西で
亀井家基本笑いをとりたがる、そんな中で育ってきました。
笑いを差し挟んでなんぼ、なわけです。
人人会にマロン・フラヌールという日本人作家がいて、
先日偶然画廊で会って話しをした。
「亀井ちゃんは、作品に笑いとか関係ないでしょ?大まじめにやってるのよね」
というので
「そうだけど、時々自分の作品観て笑っちゃう時ある、笑いながら描く」
とこたえたら ええ??(@_@;)??っとなった。
私の方がええ?!(@_@;)?? なんだけれども…
↓マロン・フラヌール
(彼にもゆるぎないスタイルがあり、大まじめに制作しています)
ふと我にかえったとき、おかしくなるときがあるのだ。
でもリアリティーはそこにあります。
ドストエフスキーを笑いながら読む感じ、かもしれません。
人間、真剣になればなるほどどこか滑稽で
みっともないところだってある。
それを許してほしいです。
★ちなみに ドストエフスキー はぶっ飛んでて面白い。
長編が多いし、ちょっと手に取りにくいと思うかもしれませんが
かなりの衝撃です。
何となく最近思うのですが、
ぼっとしていても受け入れやすいものばかりがはやっている。
抵抗を感じるとか、違和感を感じるとか、痛い、とかそういったものが少ない。
簡単に受け入れられるものには、それが何故なのか考えた方が良い。
まずは考えさせないようにできているはず。
「考えさせてもらえない」は、人間に生まれた以上それほどの不幸はないと思う秋の夜長。。。