画像はチマブーエ「聖母子像」、チマブーエは大好き。
これは、よみうりカルチャー町屋さんの企画
【ルネサンス探訪 ・ 解剖図を生んだもう一つの美術史】の教材用の画像です。
医科歯科の解剖学教室にいた頃は、教授の学会用パワポを徹夜で作る、
という過酷なイベントが年に数回あって死ぬほど鍛えられた。
真夜中、煌々とあかりのついた教室で数人で作業を分担しながら
消化管が消火菅、食道が食堂といった様々なハプニングに徐々にハイになっていく…
その時たたき込まれたノウハウをまさか自分の発表の為に使う日がくるとは
思ってもみませんでした。
まとめながら改めて自分のルーツを知るという学びになっています。
解剖図がベースだけど、解剖図は西洋に由来していて
「絵」である以上は西洋美術史を通っている。
そういえば私は古い西洋絵画が大好きだった。
稚拙な線や剥落、部分的な欠損がある彫刻など
そのような不完全なものが大好きだったことを思い出しています。
だからといって
自分の作品、特に日本画に対しては完全なものを求められる傾向にあるし
あえて古さを演出した表現は好きではない。
自分の「好き」をエゴでなく表現していくって難しいけれど
結局その難しさに惹かれて、今制作しているのだなぁなんて思っています。
昨日は機材チェックしました。
よみうりカルチャー町屋さんには大変お世話になっています。↓
★スライドレクチャー【ルネサンス探訪 ・ 解剖図を生んだもう一つの美術史】
10/15、11/19、12/17 第3 木曜日 10:00~11:30
3回講座の初回10月15日は解剖図に至る前、ルネサンスの概要をおさえたいと思います。
よみうりカルチャー町屋(千代田線、京成線 町屋駅前)
詳細はこちら→ https://www.ync.ne.jp/machiya/kouza/202010-03950123.htm
電話予約もOK→03-3802-7115
コロナ対策として定員12名で行います。
ご興味のある方、ご参加お待ちしております。