Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

一人合宿中

2016年05月13日 09時04分29秒 | 日記

 
制作を開始し、体調も復活。
要するに展覧会が始まると会場につめるので
その間外出し、絵が描けないから体調不良になるらしい(飲むし)。
もしかしたら、
ずっと家にいてずっと描いてるのが理想なのかもしれません。

展覧会前にはそのような理想的な状態続いて
私は「一人合宿」なんて呼んでいますが
引きこもれることはなんて幸せなことだろう。

上海に行った恩師は
たっぷり引きこもり、仕事をせず、人と言葉もあまり通じない環境の中で
絵のことだけを考えることは、これは必要なことだと
実感をこめて言っていたが
よくわかる。

時々日本に帰ってくると
あまりに人と話していないので「口の筋肉が動かない!」(笑)
そこまでか!

ところで、
先日部屋の大掃除をして
大量のゴミを出し、一旦はすっきりしたと思われたが
もう元通りになっている。
なんでも、我が家にステイした春妃* (チュンフェイ、上海画家村の画家)は
「亀井さんの家は汚い」と中国で皆に言っているそうで
え~!?それはないでしょ(@_@;) と思ったけど
確かに嘘ではないかもしれない。

無理かも知れない。

その片付け中に発見したワーグナー* とシベリウス* のCDを聞き返している。
特にワーグナーは医科歯科に居る頃に
安いヘッドホンで聞きながら解剖、スケッチに集中していた。
今、良いスピーカーで聞くと改めて身体中がぞわぞわする。

マジで人間ってすごいな、と思う。
音楽というものがこの世にあって良かった
、とそんなふうに思ってもらえるような絵が描けたらいいのだけど…。

Sibelius - Belshazzar's Feast, Op 51 - (1/2) you tube



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