Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

謹賀新年 2025

2025年01月04日 12時47分39秒 | 日記

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年5月からずっとブログをサボっていました。
久しぶりの投稿です。
読んでくださっていた方々には感謝しています。
本当にありがとうございました。




昨年、パリからは無事に帰国し、秋には東京で個展も開催できました。
その都度、息もできないほどの真剣勝負なので私が怖いらしく、
見かねた周辺からはよく「全力でやらない方がいいよ」とご心配をいただきますが
手を抜くと後がないので仕方がありません。

もとより一生は短くて
制作に取り組むには人生一つでは足りないと思っています。

ですが、暮れには腰痛で足まで痛くなり
以前のようにチカラワザで制作できなくなってきました。
今年は少し余裕を作りインプットもしていきたいと思います。

ヘビ年、ということで年賀状をウロボロスにしようと思い…

宿墨で練習しましたがどうもうまくいかず(こういうドーナツみたい)
結局これ ↓ に落ち着きました。


インスタでは「エビですか?」のコメントも入り困惑しましたが
海外の方だったので、日本の干支と風習をご説明したり(笑)
年賀状は価格が上がったのでなるべくメールを活用したり
毎年の栗きんとんは珍しく失敗したり
正月は純米大吟醸で透明の酒バリアの中にすっぽりおさまり
地元のお大師さんにもゆるっとお参りいたしました。

断捨離中に子供のころに交わしていたカワイイ年賀状も出てきて感無量。
なんと今でも繋がっている人たちではないか。
自分は孤独ではなかったんだな、などと変な気持ちになったりした。
制作に入るとほとんど引きこもるので「孤独」だと勘違いをしている。
これはおろかな勘違いですね。





昨年秋に不忍画廊で開催された亀井三千代個展「華艶闇夢」(なんて読むのか結局聞けなかった)
は敬愛する相馬俊樹氏にタイトルとコメントいただき、リーフレットも作りました。

リーフレットでは特別な方々にご協力をいただきました。
相馬さんを大抜擢した不忍画廊のオーナー荒井さんをはじめ、デザインには安田デザインさん
私の「花に内臓を」の拙い詩を英訳くださった詩人・英文学の大田美和さん
細やかな気づかいの不忍画廊スタッフの皆様
そして何よりご覧くださった沢山の方々に感謝申し上げます。




 
展覧会詳細とリーフレット内容は不忍画廊のウェブで紹介されています。
亀井三千代 個展 ─華艶闇夢 燃えさかる妖艶な花々─ | 不忍画廊|SHINOBAZU GALLERY

また展覧会は終了しましたが、相馬さんのシリーズとして新しく画廊のウェブ企画が立ち上がりました。
相馬俊樹 幻想のパランプセスト 〜架空の美術庭園〜 vol. 1 亀井 三千代 | 不忍画廊|SHINOBAZU GALLERY



今回の個展では15年ほど前、羽黒洞での初個展のころの花の作品がメインでした。
今は墨の仕事が多いですが、15年前の自分にいろいろ教えられた2週間でした。
全力で描いてきてよかったです。

亀井のウェブはまだ更新していませんがここからSNSに入れます。
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今年も発表を続けてまいりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
また、皆様の本年のご多幸も心よりお祈りしております。



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