なんだかんだで手がかかっていケンメリ。
漸く完調となり戻ってくることに。
早朝の工場。
今回の入庫対応について一通りの説明を受けて、不具合箇所が改善されていることを確認し工場を出発。
工場を出て下道を走る。
途中水海道を通るたびにかつてここにあったレッドパーク(スカイラインミュージアム)を思い出す。
短い期間だったがその間に足繁くイベントに顔を出したのが懐かしい。
早朝の道なりは快適そのもので信号に捕まることが稀で、スムーズに常磐道谷和原インターチェンジへ到達。
そこから自宅へ向かう。
曇天模様に時折小雨がぱらつくが、土砂降りになるような感じではないのでそのまま走行。
三郷インターチェンジから小菅ジャンクションよりC2に入り、山手トンネルへ。
いつも熱気に包まれるこの場所も、今日は違う。
もちろん気温が夏日に比べて低いのもあるが、我がケンメリに今回よりいよいよ本格稼働となったクーラーが付いたためだ。
このクーラーを動かすために、非常に長い時間と、多くの方の協力をいただいたことは、ただただ感謝の一言。
走行中は窓を開けて居れば暑さを紛らすこともできたが、窓を開けても熱や他車の排気ガスが籠るトンネル内では、今回のクーラーの恩恵が涙が出るほどに嬉しい。
昨年の納車時よりラジエータの前にコンデンサが入って排熱に関して懸念があったが、ちょっとした使用くらいであれば水温への影響は少なさそう。
真夏の渋滞時でのエアコン使用(使用してなくても)は厳しいことが想像されるが、動いてる時にさっとつけて冷を取るくらいは十分対応してくれそう。
ケンメリ購入時より室内についていたエアコンユニットが、入手後23年の月日を経てやっと稼働を体験する日が来たのだ。
もちろん、クーラーを動かせばそれなりにエンジンのパワーロスを発生するが、それでもこれまでガッツとか根性で乗り切ることを助手席の家内にまで強いていたことを思うと、やっと少しは快適に乗ってもらえるようになったかと安堵する(あくまでも個人の主観ですが)。
購入時にコンデンサや配管などと一緒に室内ユニットも外されていたらつけなかったかもしれないが、今回エアコンユニットがエアコンとして活動できるようになったことが恐悦至極。
GTR仕様に拘るならエアコンユニットを外す選択肢もあったが、やはりGTXの豪華快適装備に心の針が触れるのは歳を重ねたせいなのか。
そんな自問自答をしながら自宅近くの高速ランプより降りる。
途中家内に連絡しピックアップし、ケンメリから冷風が出ることの凄さを力説。
特にそのまま出かけることもなく、数分で3ヶ月ぶりの駐車場へ。
実は昨日来て駐車場を軽く清掃済み。
漸くケンメリのある生活に戻ったわけだが、明日以降天候次第では雨が降るたびにサビに怯えヤキモキする日も戻ってくると考えると、屋根付きガレージとかの方が精神衛生上いいよなあと無いモノねだりの考えを巡らせながら家へと戻った。