
虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業:取壊し率1% 2017年3月3日
外堀通りの虎ノ門交差点の南東側の区画内の5棟の建物を一体的に建て替える再開発計画の虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業です。交差点の南東角一帯の2区画内に密集して建っている奥村ビルディング、大手町建物虎ノ門ビル、勧銀不二屋ビルディング、彩翠ビル、晩翠軒ビルの5棟の跡地には、地上24階・地下4階建て、高さ約120メートルの高層オフィスビルが建設されます。この再開発計画は、東京圏国家戦略特別区域法に基づく国家戦略都市計画建築物等整備事業に指定されています。2016年12月から区画内の建物群の解体工事が始まり、2020年6月の竣工予定となっています。
本事業の特徴
(1)虎ノ門駅の機能拡充
銀座線虎ノ門駅プラットフォームの拡充やバリアフリー化に資する地下・地上駅前広場の整備により、駅の混雑緩和と安全で利便性の高い歩行者空間の形成を図ります。また、周辺の港区による再開発事業により整備される地下歩行者通路に接続することで、銀座線虎ノ門駅から日比谷線虎ノ門新駅(仮称)までの安全・安心で便利な広域歩行者ネットワークの実現に寄与します。
(2)国際的ビジネス拠点の強化
業務・商業機能の質的高度化等により、国際的ビジネス交流拠点の機能強化を図ります。また、街並みに配慮した壁面後退を行うことで、周辺の街並みと調和した国際的ビジネス拠点に相応しい都市景観の形成を図ります。
(3)駅前拠点に相応しい都市防災機能の向上
災害時における帰宅困難者のための一時滞在施設及び一時滞留スペースを確保するとともに、防災備蓄倉庫及び非常用発電施設を整備します。また、環境負荷の低減に資する取組を行い、緑とうるおいのある都市環境の形成を図ります。

外観イメージです。
事業の名称:虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業
施行区域:東京都港区虎ノ門一丁目地内
施行者の名称:虎ノ門駅前地区市街地再開発組合
施行者の所在地:東京都港区虎ノ門一丁目5番6号
計画容積率:約1370%
敷地面積:約2782㎡
延べ面積 (容積対象延べ面積):約47470㎡ (約38110㎡)
主要用途:事務所、店舗、駐車場 等
階数/高さ:地上24階・地下4階 /約120メートル
駐車等台数:自動車:89台 自転車:45台
参加組合員
野村不動産株式会社(事務所・店舗等の取得及び組合事務局)
東京地下鉄株式会社(鉄道施設の取得)
プレスリリース:野村不動産株式会社の報道資料 2017年1月16日
「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」権利変換計画認可のお知らせ

外堀通りの「西新橋一丁目交差点」前から撮影した「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」の再開発区画の建物群の全景です。2016年12月から、区画内の建物群の解体工事が始まっています。

外堀通りの歩道を西側(虎ノ門交差点側)へ向かって歩いていきます。北東側から、再開発区画内の「彩翠ビル」「勧銀不二屋ビルディング」の建物群を撮影しました。建物の一部では、工事用パネルの構築工事が行われていました。

再開発区画の敷地北側を通っている外堀通りの大通りです。外堀通りの真下には、東京地下鉄銀座線の虎ノ門駅が設置されています。

再開発区画の敷地東側を通っている道路を撮影しました。この界隈は、港区の虎ノ門地区や西新橋地区のオフィスビル街の町並みがどこまでも広がっています。

外堀通りの「虎ノ門交差点」前にやってきました。北西側から、虎ノ門交差点の南東角に建っている「森村ビルディング」の建物を撮影しました。森村ビルディングの建物も、工事用パネルに覆われていました。

再開発区画の敷地西側を通っている国道1号線(桜田通り)を撮影しました。虎ノ門交差点から南側へ向かって300メートルほど進むと、虎ノ門ヒルズ森タワー前に向かうことができます。

南西側から再開発工事区画内を撮影しました。

再開発工事区画の南西角に建っている「大手町建物虎ノ門ビル」を撮影しました。この建物も工事用パネルに覆われていました。

「大手町建物虎ノ門ビル」の敷地南側を通っている道路を歩いていきます。

再開発工事区画の敷地の南東角の交差点前にやってきました。そばには「晩翠軒ビル」の建物が建っています。

この晩翠軒ビルも建物内は無人状態となっていて、数週間後には解体工事が始まるかもしれません。

虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業の再開発区画の地図です。