みどりの野原

野原の便り

8月11日 娘と台北3泊4日③-3 碧湖公園1周 鳥・植物 (台北植物園~郭子儀紀念堂~碧湖公園1周 よく歩いた。23278歩

2024年08月11日 | Weblog

台北植物園を出てMRTに乗り・・文徳で下車。
建築を見に行きたいという。
街路樹はオオバナサルスベリ。

①「郭子儀紀念堂」


丸い門の向こうに・・階段が見えた


うわあ階段だ! 運動 運動・・頑張る。


「郭子儀紀念堂」
日本統治時代の大正建築の1つとか。レンガ造りの洋館 

帰りもあの階段をくだるの? と思ったが、遠回りながら車道がついていた。

そこから少し歩いた所が
②「碧湖公園」






ぐるりと湖を1周できる遊歩道がついているらしい。静かでいい景色だ。

ここではたくさん鳥が見れた。


これはゴイサギの幼鳥 ホシゴイか? 何羽も見た。


これはゴイサギの成鳥だよね。 眼が赤かった。
ゴイサギは日本でも見ることはあるが、たびたび見る鳥でもない。
ここにはたくさんいた。


湖の斜面にいたのはインドハッカ?? 日本で見たことがない。初めて見た。


同じく斜面の水際にいたのは バン かな?


森を出入りしていたのは、バリケン? 右はダイサギ?

あまり見たことのない鳥が見れた。
鳥は素人です。間違っていたら、教えてくださいね。

植栽もたくさんあってうれしいな。


フウリンブッソウゲ


アリアケカズラ


ヨウテイボク(ソシンカ)


オオバナサルスベリ 大きい実が付いていた。残花もあり。


いい景色
山の方にハイキングコースもあるというが・・今日は無理。


サガリバナ 果実あり。



碧湖九曲橋 
ジグザグと折れ曲がって向こうへ渡れる真っ白い橋。


ホウオウボクの残り花 残念。満開を見たかった。


真っ白い花は・・メラレウカ


説明板があった。「白千層 」っていうのね。
(桃金娘科=
フトモモ科)Cajept tree(カユプテ)
 メラレウカ・レウカデンドラ」色々呼び名がある。

碧湖を1周して町に戻る。

お腹がすいた。


今日の夕食。食べすぎかなあ。 おいしかった~。


途中で買ったリュウガンとパッションフルーツとパパイアをホテルで食べる。
パッションフルーツは1粒1粒がプリプリとしっかりしていて最高においしい。
リュウガンはもっとたくさんを1人で食べた。  満足。

今日は、台北植物園~郭子儀紀念堂~碧湖公園1周 歩数計を見たら、23278歩!
この真夏に! 旅先ならではです。

明日はいよいよ最終日。

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8月11日 娘と台北3泊4日③-2 台北植物園 腊葉館 (カミヤツデ・通草紙)・欽差行台・「南門町二二三」・重熙門

2024年08月11日 | Weblog

台北植物園にはいくつかの建物がある。

①腊葉館(腊葉=押し葉)


『1924年、日本統治時代の初期、台湾の森林資源開発のため、植物調査事業により台湾各地から採集された植物の保存調査のため押し葉標本(腊葉標本)を作った。
この建物は台湾で初めて植物標本を保存する目的で建てられた』
『その後、標本が増え、2000年に台北市の「森林研究大楼(森林研究棟)の2階に移された』(パンフより抜粋)
腊葉館は台北市の古跡に指定されている。

植物採集・分類などに功績のあった、早田文蔵・金平亮三・佐々木舜一氏の紹介、その他の展示がある。(名前も知らなかった・・)
「早田文蔵氏」は植物学者で、1636種の植物の命名・台湾植物図譜 10巻などを著し「台湾植物の父」と言われ、フランスの神父で、植物採集などに功績のあった「フォーリー神父」と共に、植物園内に銅像が復元されている。


研究者のデスクか?


ディスプレイに使われている棚は、林業試験場時代の標本棚だそうだ。

台湾の植物の写真と説明の展示。
菱形奴草(タイワンヤッコソウというのもあるそうだ)
ゴムノキ・タイワンモクゲンジ・ニッケイモドキ・キンセンレン・キナノキ。
クスノキは樟脳をとるため、台湾原生のクスノキはほとんど伐採されてしまったとの説明もあり胸が痛んだ。
(台湾ヒノキも伐採禁止になっていると聞いたことがある) 
何でも取り尽さないように・・

展示棚の中に「カミヤツデ」があった。


カミヤツデ 日本語での説明


カミヤツデ 茎や紙(展示棚の展示) おお~っ。これが知りたい。
長居植物園にもカミヤツデが植えられて、紙づくりが話題になったことがあった。

大喜びで展示写真を撮っていたら、腊葉館の方(職員さん?ボランティアさん?)が来られて、見本などを持って来てくださった。


カミヤツデの樹皮の付いた幹・樹皮を取ったもの髄。


髄の中心には薄い隔壁がある。(写真右。半切りしたもの)
初めて見た。


さらに、カミヤツデから紙(通草紙)を作る工程の写真を出してきてくださった。
これが知りたかった!
髄から薄く均等な厚さの紙を梳き取る技術。すごい。機械ではできないそうだ。
私たちが知っている植物の繊維を溶かして漉いて作る紙とはまったく違う作り方。

長居植物園で、カミヤツデの髄をカツラ剥きするらしいと聞いていたが、この写真を見て納得。
右下の「髄が抜けている樹皮」の写真
帰ってから見た「清水紙工」の「紙について学ぶラジオ」(ネット)では、
『2年目の髄を使う。茎に竹を押し込んで白い髄を取り出す。(後、乾燥)』とのこと。
外側の樹皮を剥ぎ取るのかと想像していたので・・ビックリ! 
ヤマブキの髄を抜くのと同じやり方だ。そうだったのか~。


通草紙も持って来て下さり 触らせてもらった。大感激!
半透明で、パラフィン紙よりも薄く、パリパリ感もある。
すぐ破れそうな危うい感じ。


印刷物の上に置くと下が透けて見える薄さ。


通草紙は書道やアート素材、造花などに使われた。
今はプラスチックなどに取って代わられて衰退している。

カミヤツデの紙について親切に説明して下さった林慶耀さんに感謝。

林さんには、池の所にあった赤い花の木もお尋ねし、調べて教えてくださったのだった。
(火筒樹)(オオウドノキ(ブドウ科))
(娘と台北3泊4日③-2の記事 参照)
日本名はネットで調べて、林さんにお伝えした。日本で見たことはない。

うれしくて、腊葉館の前で林さんとツーショット写真を撮らせてもらった。

欽差行台 


清国末期に建てられた清国時代の最高行政機関(官庁) 古跡
外観のみ。

「南門町二二三」


「南門町二二三」って住所? これは何なのよ?


奥に入ると『昭和初期(1930年代)に建てられた木造平屋の日本家屋。 
当時は茶店?として使用されていた』とのこと。 古跡に指定されている。


和室がある。


枯山水の庭。「関守石」が置かれていた。
「ここから先立ち入りご遠慮ください」の印。
 
2時(現地時間)まだまだ見たりないが、台北植物園を出る。


ちょっと一服。いろんな豆をトッピングしたかき氷。ふう~。


重熙門(正式名)小南門とも。


小南門(重熙門(正式名)) 台北城の門のひとつ。

台北城(台北府城)とは、清代1884年完成した城郭。
日清戦争の戦火に巻き込まれ・・
台湾初の都市計画として、堀を埋め立て、台北城壁と堀の間の空間を公園とし・城壁を貫通する道路を建設。
1904年に台湾総督府により、住民感情を考慮し保存が決定した四門(下記)以外の城壁がほぼ全て取り壊された。・・・・
そうして残ったのが、*北門(承恩門)*南門(麗正門)*小南門(重熙門)*東門(景福(照正))門 *西門(宝成門)   古跡に指定。

小南門駅から次の目的地へ。   ③の3に続く。

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8月11日 娘と台北3泊4日③-1 台北植物園 植物(サガリバナ・オオウドノキ・オオヤマショウガ・ヒギリ)・昆虫(ベニトンボ・タイワンウチワヤンマ・アカスジベッコウトンボ)・仏教関係植物

2024年08月11日 | Weblog

3日目 今日も朝7時(台湾時間)出発。
初日に雨で行けなかった「台北植物園」へ。

小南門駅を降りて「見たい建物がある」と娘がいうので見に行く。


門は閉まっていた。
奥におられた警備員さん?に尋ねたが、残念ながら今は公開されてないよう。


広~い塀をひと回りする。塀越しに立派な建物が見えた。


7:42植物園の正門に到着
2006年2月に妹たちと来たことがあるので、今日で2回目。
『台湾統治時代、日本人が創建した「台北苗圃」「母樹園」が元になり、
1921年正式に「台北植物園」として林業試験場から引き継がれた。
台湾始めての植物園』

午前6時~午後8時まで。年中無休。入場無料。


園路を入る。
静かな園内は、ウォーキングやジョギング、散歩の人。木陰で1人太極拳をしている人など、近隣住民に親しまれているようだ。
団体客などは見かけなかった。


台北植物園地図と、今日見頃の花の写真。


観察会のようです。毎週日曜日 午前と午後に実施されるらしい。
香料植物や染料植物・薬用植物・油料植物・繊維植物・・毎月テーマを変えて植物園を回る。面白そう。

植物園内はテーマごとに区分けされている。
ショウガ区・ヤシ区・竹区・十二支植物区・シダ植物区・サトイモ科区・多肉植物区・裸子植物区・・など。
今日は行き当たりばったり歩きです。


方舟温室群 熱帯に温室が要るのか?と思いながら通り過ぎる。


サガリバナが落ちていた。夜に咲いて朝に散る。
散ったばかりだ。 
ここは下が地面だけど、ユラユラと川を流れているのを見たことがあるなあ。


ソバにはピンクのサガリバナの花も落ちていた。
きれい。このまま萎れなければいいのになあ。


沼のような小池が所々にある。


トンボ2種類 赤いのはベニトンボと思う。体はピンクに見え、翅も脈も赤い。
上のトンボはタイワンウチワヤンマと思う。尾の近くの膨らみが少し見えた。


ベニトンボ 地球温暖化で北上中とか。徳島県でも見られるようになったそうだ。


ボタンウキクサの池では、アカスジベッコウトンボ。
これも普段見かけない。これもジリジリと北上か?


アフリカマイマイかな?


沼の上にせり出した木。赤い花が咲いているが、樹名板はない。
後で教えてもらって「火筒樹(オオウドノキ)(ブドウ科)とわかる。


粉紅閉鞘薑(ショウガ科)
植物の名前を調べるのは大変だ。樹名板の漢字で検索するが、ない漢字が多い。
やっと漢字を出し、樹名板の英名から検索してみるが、日本名のない植物も多い。


土田七 ショウガ科 生薬にもなるらしい。


蜂巣薑(薑科)Zingiber spectaile(オオヤマショウガ)  今日の見頃の花


宝塔龍船花(ヒギリ トウギリ)シソ科
これはインドネシアで初めて見た木。


ヒゴロモコンロンカ 沖縄あたりでもある。温室でも見かける。


紅閉鞘薑(閉鞘薑科 オオホザキアヤメ科)


金鳥赫蕉(ヘリコニア)温室で見かける花


大王椰子


クジャクヤシ


オウギヤシ


麻竹 メンマ加工用の竹。伸びたタケノコを使うらしい。


短節泰山竹 名の通り短い節。台湾の竹はどれも株立ち。


波羅蜜(ジャックフルーツ)太い枝に直接つく幹生果
好きだけど、売っているのも大きいので買えなくて残念。


パンノキの枯れ葉が落ちていた。


道の端に黄色く売れた果実がいっぱい落ちていた。
割ってみたらイチジク フィカスだ。
植物園には実を食べるサルなどいないのかな?


「冇骨消 」 むつかしい漢字の樹名板
難儀して調べたら「ソクズ」 なあ~んだ。

「仏教植物区」では、仏教に関係する樹木の説明板が並んでいた。(説明は読めず)
菩提樹(釈迦悟りの木)・無憂樹アショカツリー(釈迦誕生の木)はよく聞く。
他に、黒板樹(仏典に出る)・芒果(マンゴー)(聖なる木)・孟加拉榕(ベンガルボダイジュ)(仏陀は菩提寺樹で1週間過ごした後、この木に移られ1週間・・)・優曇華(クワ科)(3000年に1度しか咲かないと言われ、花が咲く時には金輪王が姿を現す。仏に会うことのむつかしさ)・印度念珠樹(ホルトノキ科)(数珠を作る)など、今まで仏教と関係するとは思わなかったものもあった。
(カッコ内はネットで調べた)
他にもネットで調べてもわからない木もあった。
3大仏教聖木の内、沙羅双樹(フタバガキ科)はなかった。

お昼に町に出て、昼ご飯を食べてまた戻った。他にもい~っぱい木や草を見た。南国の植物は面白い。
きれいで静か。何回来てもいいと思う。
日本語でガイドしてもらったらどんなにいいか・・

植物園内の建物や面白かったカミヤツデの話は次に続く。

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