La douce vie

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フィギュアスケート:世界選手権08 浅田選手優勝!中野選手好演!

2008-03-21 | figure skathing、ice show
試合結果については朝のニュースでだいたい知っていたのですが、TV放送は手に汗にぎるものでした。

サラ・マイヤー選手:
堅実な演技。GPシリーズでは元気がなかったのでうれしい限りです。

安藤選手:
モロゾフコーチと長い会話の後、演技へ。そして途中棄権。
日米対抗戦では協議中断し、その後、演技を再開した安藤選手。
日本代表であることの責任感に実直なまでに向き合った。
来シーズンのGPシリーズは参加しないと以前報道されていたが、体も心もゆっくり休養をとって、また元気になってリンクに戻ってきてほしい。

アシュレー・ワグナー選手:
アメリカは本当に層が厚い。初出場の上、出番が少し早まり精神的に動揺があったと思うが、最後まで滑りぬいた。
キス・アンド・クライで足を組む姿が「アメリカ娘だなー」と妙な感心をしてしまう。

キミー・マイズナー選手:
GPファイナルの頃より少しづつ、復調の兆し。ただ、来シーズンは全米選手権でジュニアメダリスト達と熾烈な競いあいをしなければならない。

ジョアニー・ロシェット選手:
後半に3→3のシークエンスを入れるなど、上位への意気込みを感じるプログラム。今シーズンはやってくれると思いました。5位入賞おめでとうございます。

カロリーナ・コストナー選手:
昨年の世界選手権のSPの好演でスタンディング・オーベーションに心から感激する彼女を見て、今年は頑張ってくれるのではないかと期待していました。
SPがよいとFSで硬くなるコストナー選手。NHK杯あたりから我慢のFSができるようになってきたような。久々の入賞、しかも2位!おめでとうございます。

キム・ヨナ選手:
今年の私の金メダル有力候補はキム選手でした。本当に今年の世界選手権はいろいろなことがおきました。
体調不良の中、我慢のスケート。ルッツがシングルになった以外は完璧な出来でした。

浅田真央選手:
今年の浅田選手はとても胸が痛むことが多かった。コーチを解任したことにより、失敗をすればマスコミからバッシングにあうだろうことも胸が痛かった。
トリノ・イヤーに鮮烈なシニアデビューを果たした彼女。コーエン選手、スルツカヤ選手、荒川選手にも勝ち、GPファイナルで優勝。でも、嬉しさの反面、「早すぎでは」と感じていた。
その後、ビッグ・タイトルを逃し続けた浅田真央選手。掴もうと思えば近くにある頂点。その頂点をつかむのは完璧以上の演技しかない、と思っていましたが、そうではなく「完璧ではなくても最後まで諦めない演技」でした。おめでとう!

中野選手:
「闘う「スペイン奇想曲」」彼女のフリーはそんなイメージです。
今回も3Aから逃げず、クリーンな着氷。残念ながら、回転不足をいくつかとられましたが、最終グループで(少なくとも私にとって)間違いなく一番素晴らしい演技でした。会場からも大きなスタンディング・オーベーションを受けました。
いつか、お客さんのスタンディング・オーベーションや好意的なブーイングだけではなく、彼女にもご褒美が届く日がくればと思わずにはいられません。
しかし、強豪選手達の追撃を振り切っての堂々の4位はお見事です。

SPでは浅田選手のレベルの取りこぼしについてずいぶん書きましたが、コストナー選手に対しても昨年より点数の出方が厳しかったような。
さて、来シーズンはアメリカのジュニア勢がシニアデビューを果たし、GPシリーズを席巻するのではないかと思われます。
3-3を組み込むか、もう1度大きな揺さぶりが女子におきそうです。

フィギュアスケート:世界選手権08 ペアFS/アイスダンス OD

2008-03-21 | figure skathing、ice show
アイスダンス・ペアの今シーズン一番の放送量!万歳!
しかし、いかんせん知識不足なのでペアだったら佐藤さん、アイスダンスだったら宮本さんの解説があればトップ選手の上手さ、技術の難しさがわかっていいのにな、と思いました。


ペアは新世代台頭でした。

井上・ボールドウィン組
FSもジャンプがなかなか安定しないがユニゾンはお見事。来年のアメリカの世界選手権に期待したいです。

デューブ・デイビソン組
上位選手の中では一番クリーンな印象。丁寧ま演技で表彰台へ。

ジャン・ジャン組
コンビジャンプは不安定だが、相変わらず迫力のある演技。ダン・ジャンは鶴のように美しい。

サフチェンコ・ゾルコーヴィ組
優勝候補筆頭としての演技でプレッシャーが大きかったと思うのだが、ステップの二人の距離の狭さ等、スキルの高さを感じた。
パープルの衣装は二人にとてもよく似合っていた。

川口・スミルノフ組
4Sの成功!はあったが、他のジャンプが不安定。
表彰台をわずかな差で逃したが、来年への期待を感じさせてくれた。



アイスダンスはGPファイナル優勝者が不参加、ベルビンの転倒など波乱の幕開けでした。


リード兄弟。ステップでまさかの接触。しかし、その後もキャシーは笑顔を曇らせることなく最後まで演じきった。

ベルビン・アゴスト。カントリーミュージックに合わせ、二人の持ち前の明るさの見せるうまさで楽しませてくれた。小道具の帽子を多用した演技は魅力的で何度も見たいと思わせてくれるような演技だった。

ホフロワ・ノビツキー組
ホフロワをみるとなんとなくスルツカヤの顔を思い出す。
思いっきりのよい演技にSBを大きく更新。

テッサ・ヴァーチュ組
ヴァーチュのその若さでその表現への入り込みようはお見事です。
ヴァーチュのステップでの小さなミスをうまくあわせカバーするテッサもその若さでありながらおみごとです。

デロベル・シェーンフェルダー組
男性のたっぷりとした余裕のあるうまさがとても好きです。
首位へ。

フィギュアスケート:世界選手権08 女子SP

2008-03-21 | figure skathing、ice show
今回の実況は演技中にいつもの余計な発言が控えられていたような気が。いい感じです。

中野選手:
素晴らしい「幻想交響曲」。
すべてのエレメンツを完璧にこなしながら、表情のつけ方、腕のしなやかさから指先までの心配り、スパイラルでのポジション。細かいところまで磨き上げてきた印象。
いつも硬い表情でリンクに上がる中野選手ですが、今回はコーチとの笑顔で始まりました。佐藤久美子コーチがいると(中野選手だけでなく、小塚選手、荒川さんも)いい演技をしてくれるイメージがあります。

安藤選手:
「シェヘラザード」に変更。安藤選手の代表作ともいえるこの作品に戻すことにより、彼女の世界選手権に対する意気込みは感じましたが、昨シーズンの数々の快心の演技の記憶が新しい分、今シーズンの元気のなさがくっきりと見えるような印象だった。
ただ、今シーズン後半から表現力に深みが増した印象があります。

ロシェット選手:
今シーズン、日本選手に揉まれ続けながらどんどん実力を発揮していった彼女。世界選手権でやってくれるのではないかと思っていました。
ゴージャスな曲調に負けることのない華があり、かといって大げさすぎず、エレガントな表現。中野選手に劣らず、素晴らしいプログラム表現でした。

浅田真央選手:
浅田選手のこのプログラムを今シーズンみながら荒川さんが昔、「1つ1つをやろうと思えばできるけれど、プログラムに詰め込むとパンクしてしまう」といったような発言をしていたことを思い出します。
でも、3-3を決めた時、「やった!」と思いました!!!
鳥がはばたくような大きなステップは荘厳な美しさでした。あとでスピンやスパイラルでレベルを落としたと聞ききましが、パソコンの映像で演技を見ていたのですが、パソコン表示のデジタル時計を見る限り素人目にはポジションが決まってから3秒保持していたように思えたし、佐野さんは「少しぐらついたのが原因」新聞には「ポジションが傾いていた」と書かれていたり、何が原因だったか分からないところが消化不良。正直、かなりジャッジング厳しいなと思いました。

コストナー選手。
パンツルックで登場。足の長さはさることながらその細さにびっくり。
いつもながら豪快ともいえるようなスピードにのって改心の演技で首位。

キム・ヨナ選手。
腰を痛めているというニュースは聞いていましたが、昨シーズンも素晴らしいSPだったので、楽しみにしていました。
得意のルッツで転倒。以降はクリーンに滑っていたけれど、勢いを感じなかった。

サラ・マイヤー選手:
表情から指先まで表現も素晴らしくエレメンツもクリーンにこなしてくれました!

キミー・マイズナー選手:
彼女も全米後、コーチを変えて気分一新で臨んだ世界選手権。
3-3を回避して、3-2でクリーンな演技。復活の兆しです。

キーラ・コルピ選手:
今シーズンのSPは素晴らしいですね。3-3は封印しながらも他の要素も決めて上位進出。