La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

「赤毛のアン」あれこれ

2010-02-12 | book/comic
子供の頃見ていた「世界名作劇場」の中の「赤毛のアン」がはじめてのアン。
当時の私はアンが理解できませんでした。
洋服を作ってもらったのに「袖が膨らんでない」と不満を言ったり、ブローチ紛失はアンのせいでなかったにもかかわらず「私がやった」といったうえで「さぁ、ピクニックに行かせて」と言ってみせたり。

それからしばらくたって、母が映画「赤毛のアン」が見たい、と言い出し、いっしょに見に行くことに。カナダの景色が母の故郷を彷彿とさせられるらしい。(母は日本生まれ日本育ちです)
そこで目の当たりにしたのが、マリラやマシューが子供の頃みたアニメのイメージと遜色ないこと!これにはびっくりしました。
それから母に原作を借りてちょこちょこ読んでみたり。原作とアニメではダイアナのイメージは随分変わっています。

そして近頃、再放送されているアンを見かけてついついみると、景色や服装、人々の体格、家の中のインテリアなど当時のカナダをきちんと取材していることが分ります。
老齢にさしかかったマリラやマシューにとってアンの存在は若々しく、希望にあふれた存在で二人にはなくてはならない存在なのだとやっと理解できるようになったのです。

名作に理由あり。