男子:今年は男子が楽しみでした。層が厚くなってますよね、昔は上位3人が別格でしたがジャンプ技術だけじゃない、総合力があり、プログラムを楽しませてくれる選手が増えています。
高橋大輔選手:
SP:
本田さんの言葉を借りれば、言葉もない、の一言。
6分間練習で3Lz-3Tの練習や4Tの練習をしていた(いましたよね・・・?)をしていたので、あぁ、4回転跳ぶんだな・・・と思いましたが、クリーンに着氷!コンビに3Tもつけるとは。
最初のコンビジャンプの後に私が思ったのは「この後、ミスしないで!」
本当に久々のSP4-3成功の後、動揺や気が大きくなりすぎるミスというものが出ないか心配でした、が、本人もそんな感じのミスをしないよう慎重に滑っているかの演技でした。4回転の前にステップ入っていましたか?入っていなければ、最後にコンビできなかったはずで結構リスクのあったSPでした。まだ、ジャンプは回復段階の途中だと分っているけれど、思いもかけない時、人を驚かせてくれる選手です。
GPFで、3A-3Tを見た時にトリノイヤー以来じゃないかと思ったのですが、コンビネーションで3Tをつけることに自信を取り戻しているかもしれません。
FS:
ジャンプ1つか2つミスしても優勝は固いだろうと分っていたFS。だからこそ最初のジャンプでミスした後、演技が固くなったのかな、と思いました。後半の3Aで失敗した後、3Lz-3Tを入れたのは凄かったですが、最後の3Fは難しい入りだったので、やっぱり、と思いました。
演技も疲れが出たのか精彩を欠きました。正直、総合順位が入れ替わるかと思いました。あのSPの後、このFSというのも高橋選手らしい。前向きにとらえれば、シーズン中のよくない失敗はそのあとにつながると思うし、昨シーズンと違って、試合ごとに怪我からの長く長くかかっている復調を感じさせるシーズンで見ているこちらの気持ちは軽いです
まずは全日本王者返り咲き、おめでとうございます。
小塚選手:
SP:
堅実にまとめたSP。ステップの途中でくいっと顎をひいてジャッジを挑発するかのような表情、あのメロディを掴んで難しいステップを踏んで表情も作れる!このSPは本当にいいですね。
FS:
こういう時、4回転を決めるのが小塚選手です。
後半の3Aで転倒した後、コンビジャンプを跳んだのには感心しました。あれで、コンビ扱い、ですか。プロトコルは見ないので分ってないのですが、きっとそういうことですよね。
羽生選手:
SP:
私の印象としては、羽生選手の存在が全日本男子全体に圧倒的な影響を与えた大会となりました。それは安藤選手がシニアデビューした頃の全日本女子のよう。
気持ちの強さが空回りしたSP。ただ、4位になったことでFSに向けて弾みになると思いました。
FS:
SP、3位と僅差の4位スタート、失うものがない若々しい猛々しさで次々と得意なジャンプを決めてくれました。
目標通り、世界選手権代表権を得ました。跳ぶ鳥を落とす勢いとはこのこと。
余談ですが、歌舞伎役者の海老蔵さん、勘三郎さん、七之助さんあたり(その当時は誰が誰だったか区別がついていない・・)が高校生くらいの頃を思い出すような雰囲気があります。
町田選手:
SP:
結果を求められる試合で結果を出してほしいと思っていました。3A以外はまずまず。
FS:
SP3位スタートというのは固くなるだろうな、と思いました。やはり3Aが固かったけれど、NHK杯より緊張を制することができました。感心したのは緊張しているのを感じたのに音楽が鳴り出した瞬間に表情がふわっと表情がプログラムの中に入り込んだこと。とにかく、四大陸代表に決まってよかったです。ステファンの作品を解釈し、滑る町田選手は素晴らしい。四大陸では本来の力を出してもらいたいものです。
中村選手:
SP
3Fの転倒は残念ですが、3Lz-3T,3Aを試合で決めたので嬉しかったです。彼らしくピアソラを雰囲気のある作品に仕上げています。頑張ってGPシリーズに出てもらいたい選手。
宇野選手:
年齢的にもジャンプの内容もシニアにはもう1段階昇る必要がありますが、それ以外の表現、スピンは素晴らしい。大舞台での根性(あと、衣装のゴージャス感)は羽生選手並みですね。
佐々木選手:
SP:
すごいインパクトのSP、3A転倒しても、3Lz-3Tこらえて、タノ3F!ステップの最後のオチが、あ、オチじゃないか(笑)演技後にファンの方が手裏剣を大量に投げているのも笑った。ジャンプのレベルが数年前より上がっているし、つなぎの部分が本当にこの選手は丁寧。
海外のスケートファンに「うち(日本)の佐々木をみてください」と言いたくなる。GPシリーズに出てほしいなぁ。
女子:ジュニアが団子状態で試合ごとに誰が結果を出し、誰が団子から抜け出すか楽しみです。
浅田選手:
SP:
このSPはFSとまったく違う表情をつけるのでパッケージとしての細やかな気配りをしていることは昨年までと大きく違うところだと思います。
FS:
気にいっているプログラムというのは2年続けてもまったく飽きないものだな。
「ふだんどおり」を人前で2日間競技という緊張感のなかで通すことはどれだけの精神力がいることでしょう
全日本返り咲きおめでとうございます。
鈴木選手:
SP:3-3のコンビにできず、3-1に。しかし、それ以外はスピード、質が素晴らしく。今まで日本で3番手の扱いでしたが、全日本の試合の中で見ていくとやはり、国際舞台のトップスケーターとしての格の違いを感じました。
FS:
後半のジャンプを反省されていますが、まずまず。世界選手権選出おめでとうございます。
村上選手:
SP:
GPシリーズでジャンプの調子が相当悪いのではないかと思っていましたが、やはり、難易度を上げるということはプログラム全体に影響を及ぼすということだったのだなとわかりました。昨シーズンと全く違う大人プログラムを鮮やかに。
FS:
ステップの転倒はありましたが、いい演技でした。このプログラムのフィニッシュポーズ好きです。
今井選手:
スケーティングがDOIの頃よりスムーズになったと感じましたが、佐藤門下生なんですね。台頭するジュニア勢の上を行くトータルパッケージだったと思います。
村元小月選手
久々に元気な姿を見せてくれました。昨年は怪我をしていたんですね。大人のしっとりとした表現、プログラムを楽しませてくれる好きなスケーターなのでまずまずの演技をしてくれて嬉しかったです。
庄司選手:
SP:
カーニバル・オン・アイスで見た時よりプログラムにまとまりができていました。やはり、こんなプログラムを与えられるというのは能力を買われている証拠だと思う。
FS:
私のお気に入りの女子選手は次次と引退してしまって、どうしようかと思っていたところに現れた庄司選手。女子選手の中で海外選手を含めても今一番お気に入りの選手かもしれません。とても成長を楽しみにしています。
器の大きさを感じずにはいられないのにとりこぼしやマイナスやなんやで点数を伸ばせないのが残念です。ジャンプはスピードを生かし、クセがなく大きいジャンプが跳べる選手です。どこかおっとりしてみえて、昔の荒川さんのように「私の実力はこんなものか」と納得しないで終わらず、よい欲を持って成長して欲しい。
宮原選手:
SP:
最初のジャンプで転倒、それでも丁寧に演じて滑っている印象。途中ステップで転倒ですが、最後まで滑り切りました。
FS:
FS3位だそうで、圧巻のジャンプ構成。トクトゥミシュワ選手を思い出しました。スケーティングが似ているというわけではなく、他の選手より体が軽そうで軽快にジャンプをこなしてしまうところがです。順調に成長してもらいたいです。
石川選手:
荒川さんの振付のせいもあるんでしょうが、雰囲気が荒川さんの若い頃のよう。昨シーズンよりもいろんな面で成長を感じます。
四大陸の選出基準が毎年違う気がするのがなんか不思議です。上位選手の意向もあるとは思いますが、今回は中堅の選手に機会が与えられてよかったです。
高橋大輔選手:
SP:
本田さんの言葉を借りれば、言葉もない、の一言。
6分間練習で3Lz-3Tの練習や4Tの練習をしていた(いましたよね・・・?)をしていたので、あぁ、4回転跳ぶんだな・・・と思いましたが、クリーンに着氷!コンビに3Tもつけるとは。
最初のコンビジャンプの後に私が思ったのは「この後、ミスしないで!」
本当に久々のSP4-3成功の後、動揺や気が大きくなりすぎるミスというものが出ないか心配でした、が、本人もそんな感じのミスをしないよう慎重に滑っているかの演技でした。4回転の前にステップ入っていましたか?入っていなければ、最後にコンビできなかったはずで結構リスクのあったSPでした。まだ、ジャンプは回復段階の途中だと分っているけれど、思いもかけない時、人を驚かせてくれる選手です。
GPFで、3A-3Tを見た時にトリノイヤー以来じゃないかと思ったのですが、コンビネーションで3Tをつけることに自信を取り戻しているかもしれません。
FS:
ジャンプ1つか2つミスしても優勝は固いだろうと分っていたFS。だからこそ最初のジャンプでミスした後、演技が固くなったのかな、と思いました。後半の3Aで失敗した後、3Lz-3Tを入れたのは凄かったですが、最後の3Fは難しい入りだったので、やっぱり、と思いました。
演技も疲れが出たのか精彩を欠きました。正直、総合順位が入れ替わるかと思いました。あのSPの後、このFSというのも高橋選手らしい。前向きにとらえれば、シーズン中のよくない失敗はそのあとにつながると思うし、昨シーズンと違って、試合ごとに怪我からの長く長くかかっている復調を感じさせるシーズンで見ているこちらの気持ちは軽いです
まずは全日本王者返り咲き、おめでとうございます。
小塚選手:
SP:
堅実にまとめたSP。ステップの途中でくいっと顎をひいてジャッジを挑発するかのような表情、あのメロディを掴んで難しいステップを踏んで表情も作れる!このSPは本当にいいですね。
FS:
こういう時、4回転を決めるのが小塚選手です。
後半の3Aで転倒した後、コンビジャンプを跳んだのには感心しました。あれで、コンビ扱い、ですか。プロトコルは見ないので分ってないのですが、きっとそういうことですよね。
羽生選手:
SP:
私の印象としては、羽生選手の存在が全日本男子全体に圧倒的な影響を与えた大会となりました。それは安藤選手がシニアデビューした頃の全日本女子のよう。
気持ちの強さが空回りしたSP。ただ、4位になったことでFSに向けて弾みになると思いました。
FS:
SP、3位と僅差の4位スタート、失うものがない若々しい猛々しさで次々と得意なジャンプを決めてくれました。
目標通り、世界選手権代表権を得ました。跳ぶ鳥を落とす勢いとはこのこと。
余談ですが、歌舞伎役者の海老蔵さん、勘三郎さん、七之助さんあたり(その当時は誰が誰だったか区別がついていない・・)が高校生くらいの頃を思い出すような雰囲気があります。
町田選手:
SP:
結果を求められる試合で結果を出してほしいと思っていました。3A以外はまずまず。
FS:
SP3位スタートというのは固くなるだろうな、と思いました。やはり3Aが固かったけれど、NHK杯より緊張を制することができました。感心したのは緊張しているのを感じたのに音楽が鳴り出した瞬間に表情がふわっと表情がプログラムの中に入り込んだこと。とにかく、四大陸代表に決まってよかったです。ステファンの作品を解釈し、滑る町田選手は素晴らしい。四大陸では本来の力を出してもらいたいものです。
中村選手:
SP
3Fの転倒は残念ですが、3Lz-3T,3Aを試合で決めたので嬉しかったです。彼らしくピアソラを雰囲気のある作品に仕上げています。頑張ってGPシリーズに出てもらいたい選手。
宇野選手:
年齢的にもジャンプの内容もシニアにはもう1段階昇る必要がありますが、それ以外の表現、スピンは素晴らしい。大舞台での根性(あと、衣装のゴージャス感)は羽生選手並みですね。
佐々木選手:
SP:
すごいインパクトのSP、3A転倒しても、3Lz-3Tこらえて、タノ3F!ステップの最後のオチが、あ、オチじゃないか(笑)演技後にファンの方が手裏剣を大量に投げているのも笑った。ジャンプのレベルが数年前より上がっているし、つなぎの部分が本当にこの選手は丁寧。
海外のスケートファンに「うち(日本)の佐々木をみてください」と言いたくなる。GPシリーズに出てほしいなぁ。
女子:ジュニアが団子状態で試合ごとに誰が結果を出し、誰が団子から抜け出すか楽しみです。
浅田選手:
SP:
このSPはFSとまったく違う表情をつけるのでパッケージとしての細やかな気配りをしていることは昨年までと大きく違うところだと思います。
FS:
気にいっているプログラムというのは2年続けてもまったく飽きないものだな。
「ふだんどおり」を人前で2日間競技という緊張感のなかで通すことはどれだけの精神力がいることでしょう
全日本返り咲きおめでとうございます。
鈴木選手:
SP:3-3のコンビにできず、3-1に。しかし、それ以外はスピード、質が素晴らしく。今まで日本で3番手の扱いでしたが、全日本の試合の中で見ていくとやはり、国際舞台のトップスケーターとしての格の違いを感じました。
FS:
後半のジャンプを反省されていますが、まずまず。世界選手権選出おめでとうございます。
村上選手:
SP:
GPシリーズでジャンプの調子が相当悪いのではないかと思っていましたが、やはり、難易度を上げるということはプログラム全体に影響を及ぼすということだったのだなとわかりました。昨シーズンと全く違う大人プログラムを鮮やかに。
FS:
ステップの転倒はありましたが、いい演技でした。このプログラムのフィニッシュポーズ好きです。
今井選手:
スケーティングがDOIの頃よりスムーズになったと感じましたが、佐藤門下生なんですね。台頭するジュニア勢の上を行くトータルパッケージだったと思います。
村元小月選手
久々に元気な姿を見せてくれました。昨年は怪我をしていたんですね。大人のしっとりとした表現、プログラムを楽しませてくれる好きなスケーターなのでまずまずの演技をしてくれて嬉しかったです。
庄司選手:
SP:
カーニバル・オン・アイスで見た時よりプログラムにまとまりができていました。やはり、こんなプログラムを与えられるというのは能力を買われている証拠だと思う。
FS:
私のお気に入りの女子選手は次次と引退してしまって、どうしようかと思っていたところに現れた庄司選手。女子選手の中で海外選手を含めても今一番お気に入りの選手かもしれません。とても成長を楽しみにしています。
器の大きさを感じずにはいられないのにとりこぼしやマイナスやなんやで点数を伸ばせないのが残念です。ジャンプはスピードを生かし、クセがなく大きいジャンプが跳べる選手です。どこかおっとりしてみえて、昔の荒川さんのように「私の実力はこんなものか」と納得しないで終わらず、よい欲を持って成長して欲しい。
宮原選手:
SP:
最初のジャンプで転倒、それでも丁寧に演じて滑っている印象。途中ステップで転倒ですが、最後まで滑り切りました。
FS:
FS3位だそうで、圧巻のジャンプ構成。トクトゥミシュワ選手を思い出しました。スケーティングが似ているというわけではなく、他の選手より体が軽そうで軽快にジャンプをこなしてしまうところがです。順調に成長してもらいたいです。
石川選手:
荒川さんの振付のせいもあるんでしょうが、雰囲気が荒川さんの若い頃のよう。昨シーズンよりもいろんな面で成長を感じます。
四大陸の選出基準が毎年違う気がするのがなんか不思議です。上位選手の意向もあるとは思いますが、今回は中堅の選手に機会が与えられてよかったです。