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「密謀」藤沢周平

2025-01-23 | book/comic
織田から豊臣へと急旋回し、やがて天下分け目の“関ケ原”へと向かう戦国末期は、いたるところに策略と陥穽が口をあけて待ちかまえていた。謙信以来の精強を誇る東国の雄・上杉で主君景勝を支えるのは、二十代の若さだが、知謀の将として聞える直江兼続。本書は、兼続の慧眼と彼が擁する草(忍びの者)の暗躍を軸に、戦国の世の盛衰を活写した、興趣尽きない歴史・時代小説である。

藤沢周平作品は市井の人々が主役の小説ばかり読んできたので、最初は「草」と呼ばれる上杉家の忍びのような人々の物語かと思ったのですが、上杉家を中心としてみた戦国時代末期の群像劇という方が近いかと思いました。


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