La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

フィギュアスケート:ジャパン・オープン2014雑感

2014-10-07 | figure skathing、ice show
正直、今シーズンは競技は見ないかな、と思っていたのですが、このジャパン・オープンは好きなスケーターがこんなに集まるなら見ずにはいられないな、という試合でした。

観客は8千人以上の動員ということで、大入りだと思う。
JOやCaOIは8年くらいみていますが、キャパが大きすぎるのでどういうメンバーでも満員ということはなかったと思うんです。
それなのに、スケート人気に陰り・・・という記事を書くのは、最初から、そういう方向性を決めてから文章を書いているのではないか、と、思います。



男子:順番はメチャメチャ。やはり、テクニシャンの小塚、パトリック、ダンサーのハビエル、無良、テクニシャンplus表現者のジェフとトマシュと、見て楽しい選手が集まりました。

ジェフリー・バトル
2年前と同じプログラムでしょうか?2年前はジャンプもパーフェクトで鳥肌が立つほど感動して、何度も何度も見直しました。
今回は当時ほどのジャンプの出来ではありませんでしたが、しかし、ジェフという人は本当は競技が好きだったんだろうな、と、つくづく思います。
今の自分に出来るベストなジャンプ構成、きちんと新採点法に対応したプログラム編成、そして、他を寄せつけないノーブルでリリカルな音楽表現と解釈。メロディの微妙なニュアンスを計算しつくされた腕のひと振りや背中で表現していく。
私はジェフにはなるべく長くジャパン・オープンに出続けて欲しいと願っています。そして、フィギュアスケートは技術と芸術が総合されたスポーツなんだということを体現し続けて、現役選手に見せ続けて欲しいと願っています。

パトリック・チャン
休養ながら、新しいプログラムで来てくれました。ジェフとパトリックって似ているようで似ていない。どちらも、相当テクニカルが秀でいているけれど、パトリックはプラスパワーという印象がある。相変わらず、豪快な4-3。日本の氷と相性が悪い印象がありましたが、いくつかジャンプにつまったものの素晴らしい出来でした。現役復帰は大歓迎。ただ、復帰するなら、衣装をもうちょっと工夫してくれれば・・・

小塚選手
プログラムのスピードの違いが現役はやはり現役だ、と感じます。
体調が悪いという情報を先に聞いていたのですが、ここまで、小塚選手らしからぬミスが続く演技を見ると、相当体調が悪かったんだろうなと思います。
本人も気に入ったプログラムで、ファンからの評判もいいプログラムをこんな形にしてしまったことが悔しかったろうと思います。
ジェフのスケートが再ブームな私にとって、ジェフの後を継ぐのは小塚君だな、と、ここ数年思ってします。スケーティングの上手さだけでなく、音楽に溶け込むような腕の動きも素敵です。


無良選手:
いつの頃からか、踊るのが好きなんだなー、と、思うようになりました。五輪開けのシーズンはジャンプが強い選手が有利だと思うので、十分チャンスがあると思います。

ハビエル・フェルナンデス選手
フェルナンデスにはこういうプログラムを滑ってもらいたかった!ドラマチックなTHEヨーロッパプログラム!!人懐っこい彼にぴったり!!!正直、北米系のお笑い的なハビチャンマンとか、嫌だった。。。
最後のステップのところだけは実は織田選手のカナダ・ワールドを思い出してしまいました。
このプログラムでGPFでいい演技をして、スペイン人を喜ばせて欲しい!

トマシュ・ベルネル
世界選手権のリベンジですね。本来人懐っこく、お客さんとのコンタクトをとるのがうまいトマシュがリラックスするとFSがこんなに魅力的だとわかります。
本当にスケーティングが上手い選手が集まったなぁ。ジェフ・パトリック・小塚君・そしてトマシュ。
スケーティングが上手い選手、表現力が豊かな選手、そういうスケーターにきちんとそれぞれの特別な評価を与えていたら、もっと、バラエティに富んだ競争ができて、面白かったと思う。



女子:順番はメチャメチャ

長洲選手、ワグナー選手:
プロトコルは見てないけど、回転不足が響いたんではないかと思う。私は個人的に転倒より、回転不足の方が点数が高い方がプログラム全体の印象と一致するのではないかと思う。二人とも好きなスケーター。

宮原選手:
プログラムの完成度が高い!それはジャンプやエレメンツの話しだけでなくて、音楽表現が素晴らしい。印象的な美しい瞳をジャッジに残していくこと、たおやかな音楽の微妙な解釈。この年齢でよくこの音楽をここまで解釈できると思う。やはり、濱田コーチの生徒はトータルバランスが素晴らしい魅力的なスケーターが育つ。
彼女が日本選手で一番の喝采を受けていたのは当然だと思う。

村上選手:
村上選手にはドラマチックな演じるプログラムは合うと思う。ファントムを演じるということですが、時々、コケティッシュなかわいらしい演技になるのはどうしてだろう?(村上選手に対してというより振付師に対して)

ポゴリラヤ選手:
実はロシア女子で一番好みのスケーター。姿勢が綺麗だし、腕の動きも洗練されている。
最初の2つのジャンプが強力。2Aはやはり課題です。

ラジオノワ選手:
成長期前の軽い体で、難易度の高いジャンプを難なく跳ぶのは見ていて気持ちいい。
体力不足からか後半のジャンプが詰まっていた印象。最後、笑顔でスパイラルをするのが好印象。



浅田姉妹の旅。
ショッピング、ホームステイ?、バンジーにチャレンジ、そして、姉妹スケートと、なかなか楽しめました。
アナ雪もTHE ICE以外でも披露する機会があって、良かったね!