La douce vie

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フィギュアスケート:PIW東京公演/CaOI 2014 雑感

2014-10-11 | figure skathing、ice show
カーニバル・オン・アイス:順不同、印象に残ったスケーターのみ。

なんというか、全体的に「え?」と思うようなミスが多かったような。

鈴木さんの「STEPPING OUT」は好きな曲です。昔、ベルアゴが使っていたかな?
踊ることが好きな鈴木さんにぴったりな選曲ですね。
動きや仕草がいかにもアメリカ的。こういうのって、表現力がどうの、というのではなく、アメリカ人がその仕草をするとすごくそれらしく感じるものが多いな、と思った。

小塚選手はやはり体調悪かったんだろうな。
それにしても、いつも足元のスケーティングと端正な上半身の身のこなしでプログラムを作り上げる小塚選手が、こんなに「作品」を作り込んで、「踊る」小塚選手というのは、大好きな「インナー・アージ」以来な気がする。小塚選手が首をぐりんぐりん回す競技プログラムなんて、どんな風になるんだろう?楽しみ。

小塚選手を書くとパトリックとなるのは、私は二人こそが真のライバルだと思っているから。
小塚選手のスケートの上手さが、難しいことをやっていることを簡単にやってのけるので、素人目に難しそうに見えないという感じがすることなら、パトリックは素人目でも難しいことを簡単にやってみえることでないかと思ったりする。
シースルーの衣装は背筋の凄さが!!!ただ、この動き、クラシックでもタンゴでもパトリックなんだよな~、いや、スゴイとは思っています。

オオトリがプルシェンコ・・・。キャリアから言って妥当なのでしょうが、最近の競技での活躍を考慮するなら、パトリックでもよかったのでは?




プリンス・アイス・ワールド 東京公演:順不同、印象に残ったスケーターのみ。

実はこの公演、数あるアイスショーの中ですごく心惹かれた公演の1つです。
だって、太田さんと庄司選手が二人揃って出演しているから!!!



今回は太田さんの解説でした。プログラムを選んだエピソード、昔の思い出、スケーター達の公演の裏での素顔など、バラエティに富んだ解説でした。それでいて、うるさすぎるというほどでもない、そして、各スケーターに対して友人を評するというような優しい語り口なところが印象的でした。今まで聞いた解説の中でもとても興味深い解説だったと思います。


PIWグループナンバー
今まで見た中でも、一番若者向けというか、彼らの等身大という感じがしました。洗練されて現代的な分、勇気もいたと思いますが、こういう年もあっていいと思う。

鈴木さん
荒川さんも昔、古澤さんの演奏で滑っていましたね。荒川さんも素敵でしたが、鈴木さんも素敵です。

織田くん。
ぐーんと伸びるスケートが気持ちいい。「織田選手が滑った後だけ違う溶け方をするのではないか」という太田さんの表現がとても素敵な評価だと思いました。

庄司選手
18歳らしい明るいチアリーディング!足の故障と付き合っているということで、早くよくなりますように。庄司選手は器の大きなスケーターだと思っているので、長く見守りたいと思っています。スケーティングが正確という褒め言葉は日本の若手のスケーターで久々に聞きました。

本田さん・安藤さん
安定した素晴らしい演技ですが、二人にはたまにはコミカルなプログラムを演じてもらいたいと最近思っています。

町田選手
作り込んでますね。町田選手は上半身の動きが大きすぎてスケーティングにも無理が起きるというパフォーマンスが気になっていたのですが、よい意味での引いた演技、それからいかんなく演技という感じでした。

太田さん
このオフシーズンみてきたプログラムの中で最高の1つ。
デビッドが「20年間温め続けてきた」というのがよくわかる、太田さんだからこそ使ってもらいたかっただろう、極上の美しさと気品のある楽曲と歌声。
ルールという鎖から離れ、美しいものを作りたいというデビッド・ウィルソンのアーティストとしての欲求が、きっとデビッドの期待した通り、予想以上の美しさをもって太田さんが仕上げていく、振付師冥利に尽きる瞬間だろうな、と、感じました。
衣装も本当に楽曲と合っていて美しく、太田さんに似合っている。
どうやったら、あんなに美しくメロディのニュアンスを伝えることができるんだろう、あんなに美しい腕の動きはどうして太田さんだけなんだろう。と、つくづく思います。そして、世界一美しいレイバック・スピン
昨日、見てから何度も繰り返し見ていますが、うっとりしすぎて一瞬で終わってしまいます。しばらく、このプログラムを何度も繰り返し見ることになりそうです。

高橋くん
考えてみればこういう男の切ない恋心を滑ったプログラムってありませんでしたね。(←あ、ブエノスがあった!)
太田さん同様一瞬で終わってしまいました。
太田さんが表現力を直接語らなかったのに、最後に「指が震えているんですよ」ってすかさずに言うところが、細部の細部にまで気を配る、二人の似ていないけれど、表現の極みに達したスケーターならではの発言だな、と感じました。