「六月燈の三姉妹」
離婚を決意した次女奈美江が鹿児島の実家の和菓子屋に帰ってくる。
その実家の家族構成もかなり複雑。離婚しているけれど、いまだ夫婦かのように和菓子屋をきりもりする養父と実母。
子供の頃一緒に暮らしたことのない出戻りの姉は店を手伝っている。父と暮らすが、さつま揚げ屋に勤める異父妹。そこへ、次女の夫が離婚を思いとどまるようやってくる。地元商店街は夏祭り前。商店街を活気づけようとあの手この手を考え、和菓子屋も屋台の新商品の準備に忙しい。ここまで家族構成を複雑にする必要があったのかなぁ?と思う。基本的に次女の夫婦と三女の物語。