![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/66/7a1c4607c0260d0895ad9ed719ba6896.jpg)
村上春樹の短編の映画化。
「ワーニャ伯父さん」と映画のストーリーが効果的な役割を果たしている。
舞台俳優であり演出家の家福(かふく)は脚本家であり元女優の妻の音(おと)と満ち足りた日々を送っていた。
ある日、音が帰ったら話しがあると言ったのだが、家福が帰ると妻は亡くなっていた。
2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、演劇祭の条件として専属ドライバーのみさきが車を代行運転することになる。
その演劇祭のオーディションには亡き妻から紹介された高槻がやって来た。
高槻やみさきと過ごす中で家福は…。
ネタバレ。
ストーリー展開が気になるのではなく、相性のいい文学作品を読む様な心地よさが映画を通じてあります。劇中劇も感情を抑えた本読みを求めるシーンがあるけど、映画全体的に抑揚を抑えた台詞回しが、まるで、朗読のよう。(逆に劇中劇でドラマチックな台詞回しのシーンがアクセントになっているように思える)
長い映画だけれど、その長さに耐えうる作品だと思いますし、観る前に想像するより、分かりやすい映画だと思います。
家福の奥さん役の女優さんは知らなかったのですが、西島さんの存在感に負けることなく、役に合った人だと思いました。
西島秀俊さんは若い頃にご苦労された分、いろいろなオファーを受けている印象があって、その中でこういう作品でご褒美の様なものがあって良かったと思います。
岡田将生さんの高槻。家福は拒絶できない。妻との事を問いただしたい気持ちも本心ではあるだろう。そして、彼の性格の欠点もある、しかし、それを越すような魅力を認めざるを得ないのでは?岡田将生さんにぴったりな役どころ。でも、ただ、キレイな顔立ちというだけでなく、劇中劇では、ああ、こういう演技もする役者さんなんだな、と新しい発見もありました。
「ワーニャ伯父さん」と映画のストーリーが効果的な役割を果たしている。
舞台俳優であり演出家の家福(かふく)は脚本家であり元女優の妻の音(おと)と満ち足りた日々を送っていた。
ある日、音が帰ったら話しがあると言ったのだが、家福が帰ると妻は亡くなっていた。
2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、演劇祭の条件として専属ドライバーのみさきが車を代行運転することになる。
その演劇祭のオーディションには亡き妻から紹介された高槻がやって来た。
高槻やみさきと過ごす中で家福は…。
ネタバレ。
ストーリー展開が気になるのではなく、相性のいい文学作品を読む様な心地よさが映画を通じてあります。劇中劇も感情を抑えた本読みを求めるシーンがあるけど、映画全体的に抑揚を抑えた台詞回しが、まるで、朗読のよう。(逆に劇中劇でドラマチックな台詞回しのシーンがアクセントになっているように思える)
長い映画だけれど、その長さに耐えうる作品だと思いますし、観る前に想像するより、分かりやすい映画だと思います。
家福の奥さん役の女優さんは知らなかったのですが、西島さんの存在感に負けることなく、役に合った人だと思いました。
西島秀俊さんは若い頃にご苦労された分、いろいろなオファーを受けている印象があって、その中でこういう作品でご褒美の様なものがあって良かったと思います。
岡田将生さんの高槻。家福は拒絶できない。妻との事を問いただしたい気持ちも本心ではあるだろう。そして、彼の性格の欠点もある、しかし、それを越すような魅力を認めざるを得ないのでは?岡田将生さんにぴったりな役どころ。でも、ただ、キレイな顔立ちというだけでなく、劇中劇では、ああ、こういう演技もする役者さんなんだな、と新しい発見もありました。