La douce vie

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岡本太郎「明日の神話」

2008-12-08 | art / art mook / 写真集
ワイエス展の帰り道、
「もうひとつ絵を見てから帰ろう」と言われて向かった先は渋谷駅の連絡通路。
ここに飾ったのかぁ。
岡本太郎氏の最近発見された大壁画「明日の神話」です。
さすがの私もこの作品に関するニュースはよく見ていました。かなり大規模な作品で迫力があります。
「ゲルニカだね」
「うん、ゲルニカだね」
と遠くから近くから壁画を眺めました。
広い壁があれば広告に使ってしまうのが当たり前のようでしたが、こうして芸術作品が一般の人の生活のひとコマに根付いてくれることは嬉しいことです。

VIRONのパン

2008-12-06 | 食べ物 未分類
ワイエス展の後、昼食をとり帰り道にVIRONに行き、朝ごはん用のパンをテイクアウトしました。
ここのパン、ケーキはフランスのVIRON社の小麦を輸入して作る根っからの本場仕込みです。
朝ごはんにしては甘すぎのものをチョイスしたかも・・・。でも、美味しかった~。

ANDREW WYETH 展 -創造への道程

2008-12-05 | art / art mook / 写真集
先日、アンドリュー・ワイエス展へ行きました。

ワイエス作品との出会いは子供のころ、教科書に載っていた「遠雷」でした。草原で昼寝をする男性と横にいる犬の絵。
この絵を写真だと思い込んでいたのです。そのうち絵画だということに気付き、授業も聞かずに目を凝らして作品を見ていました。
子供心に相当インパクトがあったようで今でもタイトルを覚えています。

ワイエスの作品は「写真」と言ってもいいほどに細かなところまで写実的で風景がダイレクトに心に響き渡ります。
セピア色と挿し色のブルーのワイエスカラーが作り出す生を失った風景、生活感のある情景を描くワイエスの絵を見ているとなんだか涙が出そうになります。
それは私にとって目を反らしたくなるような記憶のドアに手がかかるような感覚。(地に足のついた)生きることの苦味のようなものを感じます。(そんな気持ちになるのは私だけかもしれないけれど)

展示作品には習作も多いのですが、完成作品の完璧な写実性の横に本人のセンスが光る習作の見事さも見どころかもしれません。



フィギュアスケート:NHK杯最終日

2008-12-03 | figure skathing、ice show
NHK杯最終日に行きました。
などと偉そうに書いていますが、
友人に「NHK杯に行く!」と宣言しておいて自分では入手できず
友人にとってもらったという相変わらずのダメダメぶりを発揮。

なかなかよい席でジャッジと反対側だったので
席の第一印象が「私、TVに映るんじゃないか?!」と思ったのですが、
家に帰ってビデオを見返しても選手しか見てないです。(笑)

この日は南里選手の「アランフェス…」の音楽を聴いていたら太田選手を
思い出してしまって心の一部がチクチクしながら一日過ごしていたような気がします。
(南里選手ごめんね、ロシェット選手の時も同じように感じてるから…)

シニアデビューの無良選手は第一印象が「FENDI」でした。衣装が。。。
豪快な3Aに表現も体を大きく使って自信を持って演じている感じが出ていてよかったです。

男子の最終グループが6分間練習をしているとジョニーばかりに目がいってしまい、
やっぱり彼はスターだなぁ、としみじみ思っていると友人からも同じような言葉が。
ジョニーに気を取られている間に織田選手が4回転ジャンプを決めていたようで
まったく気がつかなかった…
そうそう、レイノルズ選手ってTVで見た感じだと11歳くらい(←シニアに参戦できないだろうっ)
の男の子というイメージで身長も150cm台という勝手な想像ができていたのですが、6人の中で
決して低い方でありませんでした。(笑)

この日の私の感情が一気に爆発したのはポンセロ選手です。
なかなかSPとFSが揃わない選手でカナダでも悲しいFSだったので、応援に力が入ってしまった。
上半身の動きが男子の中で結構好きな方です。スピンも独特でうまいし。
ほぼクリーンに最後まで滑りきってくれて嬉しかった。

ウィア選手が風邪をひいているとのことでしたが4回転を回避したことより
後半がバテバテだったので、よほど調子が悪いのだろうなぁ、と思いました。
久々に生で見るとこの中で一人背中でも表現ができる選手なんだなぁと
遅まきながらウィア選手の魅力を実感したのでした。
私はジャッジと反対側の席だったので、なおさら一人突出している印象でした。
GPファイナルまで日本で滞在とのことですが、異国で病気療養は辛いだろうなぁ。

織田選手は久々のGPシリーズ復帰戦でしたが、彼は常にやってくれるだろうと
思っているので生でみていてもあまり緊張しませんでした。
4回転はオーバーターンでしたが認定。
そのあとのジャンプも若干乱れていきましたが、キスクラであそこまで反省するほど
悪い印象でもありませんでした。
久々の織田選手はジャンプもスピンもステップも表現力も「一所懸命・全身全霊」
といった印象。
おかえりなさい、優勝おめでとう。

表彰式の時もジョニーはプロだなぁ。とつくづく思わされるほどファンサービスを欠かさず。
レッドカーペットの上を通り過ぎる時はお姫様歩き。
終始笑顔を絶やさず織田選手の忘れていったトロフィーも取りに行ってあげていた。

後半のEX

やはりある意味一番盛り上げたのはポンセロだったかも。一瞬頭の中が「キャンデロロ・・・」
思い出してしまった・・
家でTVを見るとスキー板の下にきちんとブレードがついてるんですね。

中野選手の「SOMEWHERE」はつくづくあの壮大な歌を歌うように滑るようになったなぁとしみじみ。
GPファイナル進出おめでとう。

フランスのナタリー・ペシャラ、ファビアン・ブルザ組は背中から美男美女オーラが出てましたっ!ミイラ?!ぽく凝った演出。

ウィア選手は出番前からリクエストの手拍子が。スターですなぁ。
彼にぴったりのアヴェ・マリアで

鈴木選手のEXは濃密なタンゴの世界に染めていました。
会場の空気を一番捉えてました。
今年のプログラムはどれも好きなものばかりです。

織田選手と真央選手はアベック優勝らしく仲良く仮面舞踏会のストレートライン・ステップをアンコールで。
真央選手のタンゴも好きなので生で見られて嬉しかった。
代々木体育館は一万人以上収容できる大きなキャパの会場で沢山のお客さんが
つめかけていましたが、真央選手のあのステップは後ろの方で見ても迫力が
あるのではないかと。

子供のころからTVで見ていたNHK杯を生で見る日がくるとは思っても見ませんでした。
入手困難なチケットを取ってくれた友人に改めて感謝です。

フィギュアスケート:NHK杯 女子

2008-12-01 | figure skathing、ice show
やはり、女子が凄かった。
真央選手がSP建て直してくれてうれしかった。
3-3は回転不足を取られたけれど、まず跳んで綺麗に降りる、ということを決めてくれたことが大きいです。3Lzにも迷いがなかったし。

アシュリー・ワグナー選手もクリーンに滑ったら点数出るだろうなぁ、と前回思わされたけれど出ましたねぇ。今年のアメリカ選手の中で有力候補の一人になった気がしました。

レピスト選手は2-3に。しかし、そのあとはかたく決めたという印象。相変わらず手堅いなぁ。今年はヨーロッパ選手権の表彰台はもう1つ上に登りそうです。

中野選手は6分間練習から表情がすぐれなかったので、やはり、という印象。

鈴木選手は彼女の鈴が転がるような話声を聞いた時に繊細なメロディが似合いそうと思っていたので、SP楽しみでした。曲の綺麗さによくあって良かった。


FSは、久々に目頭が熱くなるような試合展開でした。

中野選手はSPと同様表情がすぐれなかったので、心配したのですが頑張ってくれました。
SPと同様FSも衣装をマイナーチェンジしてきましたね。前のデザインも悪くなかったと思うのですが、胸元のラインが競技的にジャッジの方からクレームがつくかも・・・と思っていたので(全体の雰囲気はエレガントなので正直いいと思うのですが)やっぱりお直ししたのね、と思いました。
FSもパフスリーブは似合っていない訳ではないけれど、もしかしたら変えてくるかもと思っていので、こちらもやはりという印象。私は中野選手の衣装へ細かい気配りをするところが結構好きです。
と、いつも衣装の話にそれてしまいますが、GPファイナル進出とかより精神的に苦しかったところを乗り切って滑ってくれたこと、プログラムを演じることに徹してくれたことが嬉しかったです。
全日本までには体調が戻るとよいのですが。

鈴木選手も本当に素晴らしかった。「Dark Eye」も今シーズン見た中で本当に素敵なプログラムだな、と思って見入ってしまいした。エレメンツとエレメンツの間も踊っていて魅了されます。2A-3への挑戦も嬉しかったし、ステップに入るところで「えいっ!」って足を上げるところが好き。衣装も素敵です。
鈴木選手の活躍でGPファイナルよりも全日本の方が気になってしまっています。

ワグナー選手とレピスト選手も悪くなかったのですが、中野選手と鈴木選手の演技に感極まってしまった後だったのであまり記憶に残っていません・・・

真央選手のFSは圧巻の一言です。3Aの安定感が素晴らしい。しかもあのプログラムの中では3Aは1つのエレメンツにすぎないというほどの全体的に力強いスケーティングでした。ステップが終わってスピンが終わって(こちらも)感極まった瞬間バランスを崩し…でも、ここで完璧なプログラムが出来上がってしまうよりGPファイナルに向けていい意味でまた向上心が燃え上がるなぁ、と感じたのであれはあれでよいのではと・・・。
しかし、会場中が大笑いしたところはいい意味で「ホーム」ですねぇ。