大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

luv wine(ワインバー/天満)

2006年12月24日 22時30分35秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 グランドオープンしてまだ二ヶ月くらいのワインバー。露天をイメージできる店を目指していたらしく、角地で三面が解放されているリッチは、マスターのイメージに合致したらしい。店内には軽自動車があるのも、店内ではなく店外をイメージできるようにと言う趣向らしい。カウンターが出来たのもごく最近のことだと思う。寒い時期には、ビニールカーテン様のもので囲うけど、暖かくなったらこれは使わないとのこと…。

 さて、すでに食事を済ませていたメンソールは、カウンターに立つ。マスターによると、一週間ごとにテーマとする国を変えるらしい。メンソールがいった週のテーマはフランスだったので、ラインナップされているのはフレンチワインばかり。確か、赤がボルドーで四種類、白はブルゴーニュで同じくらいの種類があったと思う。メンソールは赤を飲むつもりだったので白ワインについての説明が右の耳から左の耳に通り抜けたので覚えていない。逆に、通り抜けずに残ったのが、パヴィヨン・ルージュの1997年。第一級格付けを持つ五大シャトーの一つ、シャトー・マルゴーのセカンドラベル。これがボトル13,920円。グラスでも飲めて1,800円。ををっ、と思いながら、メンソールはとりあえずグリヴィエール1999(600円)をオーダー。続いてプピーユ2002(900円)をオーダーしてみる。

 フードの方は、チーズをはじめとしてバゲッド(200円)やチキン&トマト&ブルーチーズのパピヨット(980円)など軽食が中心。メンソールはAOCのカマンベールをオーダーしてみる。カマンベールというと、単に白カビのチーズと思われてるけど、AOC(原産地呼称統制)があるので、シャンパーニュ地方の発泡ワインのみシャンペンを名乗っていいのと同じように、ノルマンディ地方のカマンベール村で作ったもの以外はカマンベールと名乗ってはいけない。もちろん、厳格に伝統的な製法を踏襲しないものは、カマンベール村産であってもカマンベール・ド・ノルマンディとは名乗れない。

 メンソールは最後のオーダー、パヴィヨン・ルージュをオーダーする。昨日抜栓したものと未開封のものがあるが、どちらがいいか聞かれる。ををっ、罪なマダムだ。それを聞かされたメンソールが、二種類、つまり二杯をオーダーしないはずがなかろう。今日抜栓したものは、上立ち香が華やかだ。花の香りがして、軽くジャムの香りがして、ちらり鞣し革の香りがする。口に含むと、若干酸味が強くてバランスが悪いような気がする。対して、昨日抜栓のものは、香りはおとなしく控えめ。酸味が消えてバランスが良くなっている。もう少し手のひらで転がしたら、もっと華やかでセクシーになると思う。

 メンソールが入店したのが、オープン直後の18:00頃。それから一時間もしないうちに満席になってしまった。パヴィヨン・ルージュも、新しく開栓しても売り尽くせるからということで新しいボトルを空けてくれたんだけど、それがよくわかる。

 実は、マスターはソムリエの資格を持っているわけではなくて、趣味が高じて店を出すようになったらしい。なので、メンソールがグラスを傾けて、色を確認し、くるくる回して香りを確認し、レトロオルフェクションをかましたりしていると、かなりのエキスパートだと勘違いされてしまった。いやー、知ったかぶりが得意なだけですって…、と言ったけど信じてもらえなかった。



(店  名) luv wine
(ジャンル) ワインバー
(所 在 地) 大阪市北区池田町5-8
(電  話) 06-6881-1707
(営業時間) 18:00-24:00
(定 休 日) 日曜日
(ウ ェ ブ) http://lovewine.info/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バッテンよかとぉ(串焼き/天満)

2006年12月24日 21時03分56秒 | 
 JR天満駅の少し北側に、『マッスルホルモン』という串焼きホルモンの店があって気に入ってたんだけど、そのさらに北側に『バッテンよかとぉ』という、やはりホルモン系串焼きの店が出来たようで、ちょっと気になってた。『マッスルホルモン』のように、ふらっと一人で入りにくい店だったので、開店時間をチェックして17:00のオープンと同時に入ってみた。

 店は外から見るよりも若干広く感じられる。照明も自然な感じ。チェックしてみたら、白熱級とかダウンライトとかのカクテル照明になってる。極めつけはワイングラス&ジョッキで作られたシャンデリアか。カウンタ席もあり、大テーブルもあり、通常のテーブルもいくつかある。通常のテーブルと言っても、ビールケースを重ねたものの上に板を置いたといった感じのものだが…。

 まずはビールをオーダーする。メニューはラミネートされたものが置かれていて、片面がドリンクメニュー、もう一面がフードメニューとなっているが、そのほかに人気商品をランキングした黒板メニューもある。店長お勧めのメニューにはマークが付いているので、そのあたりを重点的にオーダーしていく。まずは、三大名物の一つのシロ。造りのお勧めを聞いてみると、やはり三大名物の一つである馬刺しがサジェストされた。メンソール的には、馬刺しにはやっぱりコーネがほしかったりはするが…。あとは、こめかみ、ひまわり軟骨などをオーダーす。ひまわり軟骨というのは、豚あばら骨の軟骨らしいが、下処理されていて、ウルテ(牛の仏の軟骨)とよく似た食感になってる。

 串焼きメニューは、牛&豚系、鶏系、巻物系(素材を豚バラ肉で巻いたもの)、野系(野菜系)、海系に分かれている。つくねとか四つ身(鶏もも肉)などもあるので、ホルモンが苦手な人がグループにいても問題なく楽しめると思うし、キムチ、らっきょなどのサイドメニューも充実してる。

 メンソールは、名物マークの付けられたメニューを狙ってオーダーしてたんだけど、その中で『せんぽこ』なる料理があったので、オーダーしてみた。中華料理の回鍋肉によく似た感じの料理なんだけど、回鍋肉が味噌味なのに対して、砂糖&醤油味のような感じ。多少味噌も使ってあるかもしれない。肉は豚肉の代わりにコリコリ(大動脈)が使われていて、キャベツだけでなく白菜も使われている。で、この白菜が、何となくキムチのような味わい。めっちゃビールが進む一品。

 串焼きにはビールもいいけど、やっぱりホッピーもいい。何も言わずにホッピーとオーダーすると、ジョッキに氷&焼酎と、ホッピーボトルが用意されるので、氷が嫌いな向きには、先に氷抜きのホッピーとオーダーした方がいい。メンソールの目を引いたのが『桃井かおり』というカクテル。たぶんピーチのリキュールをメインに使ったピンク色の甘ったるい、桃井かおりをイメージさせるものだと思ったんだけど、さにあらず。ピーチリキュールのウーロン茶割りという、かなり硬派なカクテルで、さほど甘くもない。

 店員も威勢が良くて礼儀正しく、よくトレーニングされていると思う。あとで知ったところによると、この店は、焼き肉『どん2』のプロデュースらしい。マニュアル偏重主義とかに対して批判的な向きもあると思うけど、スタッフ全員があるレベル以上の接客術を身につけていることについてはすばらしいことだとは思う。具体的な店名は挙げないけど、料理は美味しいけどスタッフが気に入らないから二度と行きたくないという店もいくつかあるしね。


(店  名) バッテン よかとぉ 天満店
(ジャンル) 串焼き
(所 在 地) 大阪市北区天神橋5-6-3 クニイ建物ビル一階
(電  話) 06-6135-1655
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 無休
(店  主) 川崎敬三
(ウ ェ ブ) http://www.genki-factory.com

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする