名前だけ聞くと葉が団扇のような植物と思いますが、そうではない。何の変哲もない目立たない木だ。実が変わった形をしていて翼が有るのでこれを団扇に見立てて付いた名だと思う。海岸地帯に生える低木だが奄美大島では限られている。
ハウチワノキ(ムクロジ科):葉幅が概ね1㎝以下のものを変種ハウチワノキ、1-3㎝のものを基準変種ヒロハハウチワノキとする見解もある。
若い実はまだ翼が発達していません。軍配のような形をしていて膨らんでいます。
こちらは熟した実です。中央部は膨らみ2室か3室に分かれ翼が発達し軍配状になっていて中には小さな黒い種子が1~2個入っています。イメージとしてはフウセンカズラのようです。
雌花、花の季節ではありませんが一応載せておきます。雌雄異株。