6月8日(月)
雨に濡れてちょっと変形した分厚い封書が届いたので、とにかく開けてみた。
そしたら、昨日書いた通りの説明書や接種券、それに新たに会場となったサッカースタジアムの説明書きが入っていた。
封書が届いたのは高齢者対象の接種が始まって4日目くらいだったのではないか。
とにかく登録まではしているから、後は正式に7月の半ば過ぎに居住区内で受けるか、それともこの新しい会場にするか、だ。
まずは確認。
この大規模接種会場は5月31日から。初めは一日1000人接種予定で、慣れたら一日5000人接種できるようにする、とある。
そして、予約の空き状況は、というと、緊急に決まったのだから、当然ながら選り取り見取り。その上、住んでいるところから少し離れているとはいえ、同じ区内の別な会場に行くよりよっぽど近い。
それなら7月半ば過ぎまで待つより、と今日6月7日の予約を入れた。
封書が届いた翌日、会場までの経路や所要時間、バイクの駐車場所を確認するために下見に行ってみた。
会場近くの駅から15分間隔で無料のシャトルバスを用意するとも書いてあった。至れり尽くせりだけれど、ワクチン接種の後だ、流石に「帰りに一杯」、というわけにはいかないだろう。電車で往復するだけ、ってのは味気ない。飲まないのならカブがある。
ヴィッセル神戸のホームグラウンド。初めて行ったがなかなか立派だ。駐車スペースも十分にある。何より道が分かりやすい。
すっかり気に入ってしまって、今日を待っていた。
さて、今日。
サッカースタジアムの長辺をぐるっと回って、短辺と思しき場所まで行く。上は観客席なのだろう、斜めの屋根の下に5脚ずつ椅子が並べられている。それがおそらく二十列、計百人ずつで計画されているらしい。
不思議な光景だ。「おそらく二十列」が柵を挟んで二つ。その先にも同じように椅子が並べられている。講演会場と違って異常に縦長の隊列。シュールとまではいかないけれど、SF小説にでも出てきそうな光景。
書類を確かめられて、医師からの確認があって、空いている場所に誘導されて、ワクチン接種。接種時間を書いた紙と次回の必要書類を渡され、15分間観察のための場所に案内される。
斜め前に現在時刻を表示する大きなデジタルの時計板が置かれてあって、時刻に合わせて会場から退出する。
退出先には市営バスが二台ほど待機している。
あまりの細やかな対応に、何だかちょっと感動すら覚えた。
注射は全く痛くなかったが、筋肉痛はある。
二回目は三週間後だから、今月末には終えることになる。