CubとSRと

ただの日記

午前6時50分

2024年03月11日 | 日々の暮らし
 2月29日(木)

 閏年 閏月 閏日。4年に一度。
 午後から雨だが早朝は降らない、ということで嫌々ながら散歩に出たのが「6時50分」!!
 こんなとんでもない時間に出たのは、勿論寝坊をしたから。
 当然帰ってきたのは7時20分過ぎ。

 以降は雨が降るというので出るわけにもいかず、一日家に居た。
 洗濯物が一杯で、「でも今日は雨だから明日に延期」。
 そう思っていたけれどとにかく洗濯槽は一杯。
 明日にする、となると溢れてしまって一回では無理かもしれない。
 取り敢えず、雨が降るまでは外に干し、降り始めたら室内干しにするしかない。

 やっぱりやろう(と言っても、いつものことで洗濯は洗濯機がやる)。
 予想通りで、この洗濯機を買って初めて40リットルでなく満杯の47リットルで洗濯することになった。
 「昼まで干して、以降は部屋干しに」と算段。
 
 予報通りに雨が降り出したが、風がないのが幸いする。屋根代わりのベランダがあっても、風があれば吹き曝しと同じだが、今日は風がない。
 半分はそのままにして、長袖や下着のシャツはハンガーごと室内に、という心積もり。

 予定通り昼過ぎから(実際は2時近くなって)雨になったので、物干しざおにそのまま干したもの以外は取り込んで部屋干しにする。

 洗濯物だけを相手にして日が暮れる、何ということもない日常。

 そして、三日に一度の酒を飲む時間が巡って来る♪~♪~♪~
 
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車検

2024年03月10日 | 日々の暮らし
 2月28日(水)

 2年に一度の車検ということで、早い方がいいから、と10時に予約したのだが、些か早かった。何しろ開店と同時だ。

 と言うのも前回の失敗がある。前回は右折の看板(?)標識を見落として、灘区まで行けばいいのに芦屋近くまで行ってしまった。
 その時は結局(時間には遅れなかったものの)到着が30分近く遅くなり、約束の時間までに10分を余すだけとなってしまった。やっぱりそういうのは面白くない。
 
 そういうわけで、9時過ぎに出たら十分に余裕がある筈のところを、8時半には出ようと思っていた。
 
 用心のため(?)に早朝散歩はカット。
 副食は用意せずにバタールだけ5切れほど。それにトマトスープ(勿論即席)を一杯。
 そして8時半、出発。

 今度は道を間違えない。間違えないということは?
 前回と違って30分近く早く着くことになる。店に着いたのは9時15分過ぎだった。
 開店まで40分以上ある。寄るところもないからそのままダイハツの駐車場で午前ながら「午睡」を決め込むことにした。

 5分かそこらで店の人が「10時から開店なんですが」と言いに来た。
 笑顔だったので「出ていけ」ということではないと思う。だからと言って接客業の本心は分からない。
 本心は関係ない。言われた言葉には従うつもりだ。
 しかし「出て行った方がいいですか?」と聞き返すのは棘があるから、婉曲に返答する。

 「遠くから来るもんだから、時間の加減が上手くいかなくて」
 出る気はないらしいと感じ取ってくれたことだろう。
 
 転寝をして過ごすことにする。
 こういうことをするのは数年前田舎から戻る際に数回仮眠をして以来。
 シートは僅かしか倒れないのでさほど楽な姿勢は取れないが、バイクツーリングのことを思えば凭れ掛かるシートがあるというだけで天国だ。
 まあ、バイクでそんな状況下、仮眠をとるなんてことはないんだけど。
 CDを聞きながらウトウトしていたら、あっという間に20分が過ぎた。

 結局ブレーキパッドは次回の車検まで換えなくて済むかもしれない。後輪の方はドラムブレーキだからもっと先まで大丈夫だろう。
 で、費用は基本料金と次回からのパック料金、併せて10万弱。
 手元にあるとつい魔の手を伸ばしそうだから、帰ったら箪笥預金と併せてまた貯金しておくことにしよう。2年なんてあっという間だ。

 そうだ、70になったんだから「高齢者マーク」というやつを用意しなければならないな、と思って聞いてみたんだった。
 車検が出来上がるときに手に入れば、その時一緒に貼ってもらうことにした。要望はただ一つ。もみじマークのもの。四つ葉マークは不可。
 白とか黒の車ならともかく、一枚のステッカーの中に4色も入っているとコペンのオレンジも合わさってLGBTQみたいで賑やか過ぎる。
 地味な人間には似合わない。(オレンジの車に乗って何を言うか!)


 
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攣(つ)る

2024年03月09日 | 日々の暮らし
 2月26日(月)

 サボったり雨が降ったり、と二日間外に出ないと、何んとなし罪悪感というわけではないが落ち着かない。何とかして出たくなる。

 そういうことで今朝は5時過ぎ起床、5時50分、散歩に出た。腰の痛みは気が付けばなくなっていた。
 その代わりのように今度は足の裏がおかしくなって、攣りそうになる。
 一瞬乃至十数秒くらいのことはこれまでに何度か経験したが、今日は数分以上続いた。
 (「攣りそうになる」だけの話。実際に攣ったことは一度もない。実際に攣ったら筋肉痛が数日は残るだろうことは想像できる)

 カブに乗っている間も、少しでも気を抜けば攣りそうで油断がならなかった。運転に対する集中に加えて足に注意を払わなければならないから、意識の集中箇所が二箇所、なんてのはなかなか大変だ。

 「攣るのはビタミンCが足りないから」とか「いや、腎機能の低下だ」等々聞いたが、原因・要因より今この瞬間に「攣るのを回避するにはどうしたらよいか」の方が大事。

 蹲踞をしてみたり、足指を反らしたり逆に曲げてみたりと色々やってみたが、どうもうまくない。とにかく北町から家に戻るまでずっと続く。
 帰って取り敢えずポッカレモンと蜂蜜を湯に溶いて飲む。

 
 
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凄い理屈 (後半)

2024年03月08日 | 心の持ち様
 昔、小型機と言えばセスナ。セスナと言えば小型機の代名詞だったんだけど、いつの間にか全くその名を聞かなくなっていた。
 その理由をこのエッセイで知った。

 早い話、「旧モデルはやめて買い替えよ。買い替えなかったら事故は自己責任」と脅されて日本人は渋々ながら個々が買い替える。
 アメリカ人は言うことを聞かない。何しろ合衆国だ。合州国であり、さらに合衆国なんだから、建前は個人が一番偉い。一番偉いんだから国の言うことなんか聞かない。「事故は自己責任」なんて絶対受け入れない。製造会社は個人の下に位置するんだから、「事故の責任は製造会社に在る」と決めつける。


 「東芝を潰した本当のワルはこいつだ!」 後半

 ・・・・・
 かくて小型機業界は壊滅し、雇用も技術も失われた。弁護士の我利我欲に呆れたが、それこそが米国人の本性なのかもしれない。
 実際、10年ほど後の99年、東芝相手に奇妙な訴訟がテキサス州ビューモントの連邦地裁に起こされた。
 東芝のパソコンでいくつもの作業を同時にやるとフロッピーディスクコントローラー(FDC)が故障する可能性がある。だから賠償しろという訴えだった。

 でも不具合が起きたとかのクレームも問い合わせもないと東芝は抗弁した。
 しかしクリントンへの大口献金者でもあるウエイン・リオ弁護士は強硬だった。東芝はパソコンの欠陥を承知で売っている。1兆円を払えと譲らない。
 彼の主張の根拠はNECが「今のFDCに過重負荷をかけると故障する恐れがある」と改良FDCを載せた。一方、東芝はそこまでの必要性を認めず改良型を出さなかった。それだけ。小型機業界につけた因縁と全く同じ手法だった。

 恥を知る日本人なら絶対に起きない訴訟だが、リオ弁護士には弁護士大統領クリントンが後ろについている。
 東芝は結局同年、総額1100億円の和解案を飲んだ。捻出のため有価証券を売り払い、それでも650億円の赤字を出し、あの粉飾決算が始まった。
 米国は弱った獲物は見逃さない。今回は東芝の子会社ウェスティングハウスが汚い仕掛けをして東芝に今度こそ1兆円を背負い込ませた。

 阿漕な米国を絵に描いたような顛末だ。こんな国に下駄を預けることになるTPPが消えて良かったのかもしれない。


     新潮文庫 
 「変見自在 トランプ、ウソつかない」
        高山正之著 より
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凄い理屈

2024年03月07日 | 心の持ち様
 「東芝を潰した本当のワルはこいつだ!」

 羽田の記者クラブにいたころ、フランク・シナトラが自家用機で飛んできた。
 米ガルフストリーム社の小型ジェット機で、軽やかに着陸してスポットに入ると機側に俳優の三橋達也が駆けよっていった。
 米国は当時、小型機市場の90%を握り、セスナやパイパー、ビーチクラフトなど知られたメーカーがぞろぞろあった。

 それから20年経って何の縁(えにし)かロサンゼルスの特派員に出ることになった。あの近辺には小型機も含め航空機メーカーや部品メーカーが結構多く集まっている。
 今はどれが売れ筋か尋ねてみたら「セスナは生産中止」「パイパーはチャプター11、つまり倒産」「ガルフも潰れたはず」と信じられない返事だった。

 中でも悲惨だったのがパイパー社だ。最盛期には数百人の従業員を抱え、年間5200機を生産していたのが今は従業員45人で生産機数は年間7機という。
 デハビランドとかショートとか潰れた何社かはカナダの鉄道会社ボンバルディアが買い集め、小型旅客機を作っている。「倒産企業の寄せ集めだから、さてまともに飛ぶかどうか」という返事だった。その予感は今ごろぴったり的中して、あっちこっちでボンバルディア機が事故を起こしまくっている。
 で、何であれほど繁盛した米小型機業界が消滅しかけているのか。
 「それは訴訟さ」と米小型機工業会のロン・スワンダが教えてくれた。

 発端は1980年代半ば。米連邦航空局が小型機操縦士のシートベルトはちゃんとした両肩からのハーネス式にしろと勧告した。
 メーカーが従った。操縦がより安全になりましたと宣伝もした。しかし軽飛行機だって結構高い。おいそれと買い替えられないから大方が旧式のままで飛び、飛べば事故も起きる。
 たとえばアルバカーキのパイパー事故だ。タンデムの前席に撮影用カメラを置いて後席で操縦していた操縦者が滑走路上にあった障害物に気づかず、衝突し大けがをした。

 操縦士の不注意のはずだが、弁護士は旧式ベルトを問題にした。「今は安全という以上、旧モデルは不安全だった」「だから大けがをした」と主張した。
 陪審員は頷き、パイパー社は懲罰賠償を含め同型機なら20機は買える250万ドルの賠償を命ぜられた。
 セスナも同じ。より安全な改良モデルを出すと「旧モデルはみな安全でなかった」と因縁がついて高額賠償を迫られ、それをカバーする製造物責任保険が1機7万ドルにもなった。だから生産をやめた。

 (続く)

     新潮文庫 
 「変見自在 トランプ、ウソつかない」
        高山正之著 より

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 【「今は安全という以上、旧モデルは不安全だった」「だから大けがをした」】 
 すごい理屈ですが、これは「事後法」と同じ理屈です。「事件発生時にはそれを裁く法律がなかった。だから裁けない」のが理屈ですが、とにかく落としどころを作らなきゃならないから新たに理屈(法律)を作る。それで「裁定」する。
 東京裁判において新たに設けられた「平和に対する罪」とか「人道に対する罪」なんてのと同じ分かったような分からないような発想からの立法です。

 ついでながら。
 寄せ集めのボンバルディアはそれでも製造しているけれど、MRJはとうとう製造中止に追い込まれたのは何故?トヨタ・ダイハツ潰しと同じ力が働いているのでは?と言ったら「陰謀論だ」と決めつけられるんでしょうね、きっと。
 踏み込んだアクセルペダルが純正でないフットシートに引っ掛かって戻らなかったのを「ブレーキペダルをいくら踏んでも効かなかった」と言い張っている方がましかもしれないけど。
 まあ、都合の悪いことは見ないようにする、或いはなかった(知らなかった)ことにする。どこの国でもどこの政党でもそうですけど。自民党に限らず。
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