栗原市生活研究グループ連絡協議会(代表:菅原さだ子)は,毎年7月「栗原農業女性のつどい」を開催し,グループ員同士の交流を図っています。今年度は,国立花山青少年自然の家を会場に70名余りが参加しました。
始めに,会場となった花山地区連の活動発表として,花山生活改善クラブ千葉会長が「震災支援活動を通して得られたこと」と題し,発表を行いました。
栗原市では,東日本大震災の時に南三陸町の避難者を受け入れました。そのうちの6名が花山地区の石楠花センターに避難することになり,その食事支援について生活改善クラブを含む地区内の4団体が引き受けることになりました。その時の経過や支援内容,そして,支援活動で得たクラブ員同士のつながりや技術の習得などについて発表しました。「内陸地震の恩返しができれば」と始めた活動が,結果的に自分たちにとって良い影響をもたらしたという内容に,参加者からは,電気や燃料もなく大変な時に,皆で協力できたことはすばらしいとの感想が上がりました。
昼食を挟んで午後は,花山青少年自然の家について理解を深めることを目的に,前半は「花山青少年の家の沿革と地域とのかかわり」について宮田所長から講話をいただきました。
後半は,自然の家の小野指導員の指導の下,プロジェクトアドベンチャー活動の体験を行いました。全員で大きな輪になって座り,いくつかのゲームを行いました。最初は,個人の目標到達(じゃんけんで勝つ回数等)から始まり,徐々に集団として1つの目標(目的別のグループに分かれる等)を成し遂げるために,行動するという内容です。いかにして大勢とコミュニケーションがとれるか,積極的に動くかがカギとなったようです。体験は賑やかに,和気あいあいとすすめられました。
今後も普及センターでは,農村地域の活性化のため女性農業者の活動を支援していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144