宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

いちご育苗研修会を開催!

2013年07月01日 18時27分43秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援


 平成25年6月26日,亘理町,山元町のいちご団地への参加予定者等を対象としたいちご育苗研修会を開催しました。
 両町のいちご団地では,生産者151戸(内16戸は次年度から開始)が施設面積44.2haで今年から栽培を開始する予定となっています。このうち約9割の生産者が初めて高設栽培に取り組むことになるため,当所では関係機関と連携し,生産者の技術習得を目的とした様々な研修会を開催しています。

 現在,管内のいちご生産者は,採苗作業の真っ最中です。
 3月末から,多くの生産者は,これまで取り組んだことのないプランターや養液システムでの親株管理を行ってきました。不慣れな中,様々な工夫と細やかな管理を心がけたため,ランナーの発生も概ね順調で,採苗作業も進んでいます。

 今回の研修会では,いちご親株の今後の管理,採苗・育苗の注意点,育苗時の病害虫防除について講習を行いました。現在,生産者のほ場で見られる親株の症状や採苗方法について,事例の写真を示しながら説明を行いました。病害虫防除に関しては,定期的な薬剤散布の他に風通しを良くすること,株もとへの水かけなど,日々の管理で注意すべき点についても説明を行いました。

 当日は約70名の参加があり,生産者は,講習を熱心に聞き,農薬のローテーションを確認するなどしていました。今後,日々の管理で注意するべき点が明確になり,定植に向けて良い苗を確保するぞという意気込みもさらに高まったようです。

 次回は,7月下旬に養液システム使用方法等について研修会を行う予定です。当所ではいちご産地の復興に向け,引き続き支援を行っていきます。

<連絡先>
亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL0223-34-1141  FAX0223-34-1143

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やくらい土産センターさんちゃん会通常総会及び記念学習会の開催

2013年07月01日 16時28分28秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 平成25年6月24日,農事組合法人やくらい土産センターさんちゃん会の第11回通常総会及び記念学習会が,加美町の交流促進センターで開催され,約130名の会員が集まりました。
挨拶で演台に立った加藤重子代表理事組合長からは,「昨年は放射能の風評被害等により,売上げが1割落ち込みましたが,このところ次第に客足が戻ってきています。みんなで力を合わせて乗り切って行きましょう。」と力強い言葉があり,会員から大きな拍手が起こりました。
総会後,引き続き行われた記念学習会では,始めに普及センターから,放射性物質の検査状況や安全安心な農産物生産について解説し,次いで東京電力の担当者が風評被害の損害賠償について説明しました。会員からは,長引く放射能対応への質問や,山菜出荷の見通しを心配する声があり,一つ一つ丁寧に回答しながら,抱える不安の解消に努めました。
普及センターでは,今後も農産物の放射性物質検査を継続するとともに,検査結果や関係情報を発信し,直売所出荷者の安全安心な農産物生産を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727  FAX:0229-23-0910

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仙南農業士会の総会・研修会が開催されました。

2013年07月01日 14時59分49秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保


去る6月18日に仙南農業士会の総会・研修会が大河原合同庁舎で開催されました。
仙南農業士会は指導農業士21名,青年農業士9名の計30名(うち女性9名)の優れた農業経営を実践して地域農業の振興及び農村青少年等の育成に貢献している農業者からなる組織で,今回の総会を機に3名が退任し,新たに2名が加入しました。



総会終了後の研修会は,大河原農業改良普及センターの鵜飼所長を講師に「仙南農業へ期待すること」というテーマで,仙南農業の現状や強みの話しに続き,「物は見方でプラスにもマイナスにもなり,10~20年後の各々の目標を見据え,新たな試みを行い,周囲を巻き込みながら取り組みを!」など,今後の方向性や農業が地域の活性化に向けた講演がありました。



参加者からは,「出る杭は打たれるが,出過ぎた杭は打たれないので,打たれないように頑張りたい!」「高齢化に伴い農地の集積や新たな試みが必要!」「時代の流れが速いので5~10年単位の目標も重要と思う。」などの声が聞かれ,参加した農業士の経営意欲向上の一助になったと思われます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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大崎農業士会 始動!

2013年07月01日 13時33分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
大崎農業士会(管内の指導農業士11名,青年農業士7名)では平成25年度通常総会を6月25日に開催しました。会長から「多忙な日々の中にあっても地域貢献という大きな役割を自覚し,農業士活動に取組んでほしい」という挨拶があり,普及センター所長は「農業士は優れた農業経営を通した若手農業者の育成等,農業振興の大きな力であり普及活動には不可欠な存在である。担い手育成や農業農村活性化への協力を引き続きお願いしたい。」旨の祝辞を述べました。
 総会終了後の研修会では,普及センター職員が本年度の普及活動計画について情報提供し,続いて「放射能対策の最新情報」の講演を行ないました。
 講演では放射能の基礎知識,平成24年度の米・麦・大豆・野菜等の検査結果,管内の出荷制限・出荷自粛状況の説明があり,放射性物質への対策として適正なカリ肥料施用や耕起,収穫の際に土を巻き込まない等のポイントを真剣に聞き入っていました。
 普及センターでは今後も農業士と一体となり,地域農業の振興に努めてまいります。 
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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