宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA仙台利府なし部会現地検討会

2013年07月02日 15時14分45秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 JA仙台利府なし部会は,部会員数90名で,約28haの栽培面積があります。 部会では毎年6月に普及センター職員を講師に現地検討会を開催しており,今年は6月27日に町加瀬,東町の2ほ場,28日に藤田,春日の2ほ場を会場に開催し計53名の参加がありました。
 普及センターからは,渇水対策,黒星病やカメムシ類の発生動向と対応策,仕上げ摘果や新梢管理等の栽培管理について説明を行いました。
 今年は発芽期までは平年並みの生育でしたが,4月中旬以降の低温や降水量の不足などで若干生育が遅れ気味となっています。昨年まで発生が多かった病害虫はこれまでのところ少発生で推移しています。
 ここ数年,異常気象続きで,なしの栽培には厳しい環境が続いていますが,秋の収穫期にはほぼ平年作となっています。普及センターでは,今年も収量,品質とも平年以上とすることができるよう今後の病害虫防除や栽培管理について技術支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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気仙沼市大島で特産果樹栽培講習会を開催

2013年07月02日 13時39分23秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 本吉農業改良普及センターと気仙沼市主催の特産果樹栽培講習会が平成25年6月19日,大島公民館で開かれました。
 講師の気仙沼地方振興事務所農林振興部の高嶋技術主査は,生食と加工のどちらにも適した果樹としてブルーベリー,レッドカーランツ,ユズの栽培方法を紹介しました。「寒冷地ではノーザンハイブッシュ系統のブルーベリーが適し,4~6品種組み合わせて栽培すると安定した生産が見込める」「ブルーベリーは酸性土壌(pH4~5.5)を好み乾燥を嫌うことから苗木を植える場合は水分を含ませたピートモスで根を包むようにして植え付け,植え付け後は有機物(木材チップ,バーク,稲わら等)でマルチをすると生育が良くなる」とアドバイスしました。
 また,本吉農業改良普及センターの佐藤技術次長は,農業・園芸総合研究所が開発した「カキの根域制限による低樹高栽培」について紹介しました。「カキは高さ5m以上の大木になる果樹だが,根域制限を行うと樹高を3mくらいに抑えることができ,収穫作業が楽になる」「根域制限を行ったカキは若木のうちから実を着けるようになり,実際に南三陸町入谷でも3年目から収穫することができた」と説明しました。
普及センターでは,今後も関係機関と連携して果樹の栽培技術の向上を支援していきます。


<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター
    地域農業班
 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
       電話 0226-29-6044

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