7月9日に大豆現地検討会が,JA加美よつば,及びJA古川管内で,それぞれ開催されました。普及センターから,7月5日の大豆生育調査に基づく「大豆技術情報(第2号)」を活用して,会場毎に生育状況の説明と今後の栽培管理について意見交換をしました。
JA古川の富永地区のほ場では,斉一に発芽し大崎管内の平均的な生育状況で,雑草も良く防除されていましたが,近隣のほ場で「帰化アサガオ類」の顕著な発生が認められました。非選択性除草剤を用いた,大豆株間散布で防除することとなりましたが,今後,周辺へのひろがりが懸念される雑草であるため,次年度に向けての課題となりました。
JA加美よつばでは,4ほ場を巡回し,中新田会場では非選択性除草剤の手押し散布機での処理実演もありました。参加者からは,ブームスプレーヤ-にドリフトレスノズルを組み合わせた処理方法の実演要望がありました。
管内の大豆栽培は,効果の高い種子粉衣剤の普及で,初期病害虫防除の効果が高く,今後の管理では中耕・培土後に発生してくる雑草対策に関心が高まっています。
これからも,普及センターではJAや関係機関と連携しながら大豆の栽培技術向上を支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910