宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

たまねぎ収穫機・ピッカー・調製機実演会を開催しました

2014年07月07日 17時31分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年6月24日にたまねぎ収穫機・ピッカー※・調製機実演会を開催し,生産者など約50名が参加しました。この実演会は,クボタアグリサービス株式会社,株式会社ニシザワ,株式会社キュウホーなどの農機具メーカーと,一般社団法人全国農業改良普及支援協会の協力をいただき,JA加美よつばと共催で行いました。
 たまねぎは大崎圏域の重点振興品目に指定されていますが,高齢化による担い手不足などを背景として,作付面積が減少しています。今後,栽培面積を拡大するためには,現在,手作業に頼っている作業を,機械化することにより軽労・省力化することが必要です。今回実演した収穫機・ピッカー・調製機を利用すると,作業時間を大幅に省力化できることがわかりました。
 生産者からは,「次作は収穫機やピッカーが利用できるように畝立てをしたい。」,「調製機は作業が楽になるのでぜひ使ってみたい。」などの声が聞かれました。
 大崎農業改良普及センターでは,今後もたまねぎの軽労・省力化技術の確立を目指し,機械化一貫体系の検証を行っていきます。
 
  ※ピッカーとは,掘り起こしたたまねぎをコンテナに拾い込んでいく機械です。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910

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JA仙台の営農指導員を対象とした技術対策ゼミナールの開催

2014年07月07日 08時50分56秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 平成26年度JA仙台技術対策ゼミナールが開催されました。このゼミナールは,JA仙台の営農指導員の技術力向上を目的に年4回開催が計画されており,第1回目は仙台農業改良普及センター職員が講師となり,「土壌と肥料」をテーマに研修を行いました。
 現在,JA仙台には環境計量士が不在のため,営農指導員が計量法の関係で土壌診断が以前のようにできなくなっています。このため,EC及びpHの値から簡易診断する方法を紹介したほか,JAで取り扱っている肥料を用いて,特定品目の施肥設計を行う演習なども実施しました。
 また,JA仙台管内から様々な土壌を集め,CEC値の大きい土,小さい土を目で見て,感覚で知ってもらう簡単な実験も行いました。身近な素材を使った実験であったことから,参加した営農指導員からは,土壌の違いを興味深く観察できたことや現場目線での研修内容がわかりやすかったとの意見をいただきました。
 今後も引き続き,これまで以上にJAと普及が密接に連携し,地域に根ざした営農指導を行います。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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