宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

りんご病害虫の知識を深めて防除技術を磨く

2014年07月11日 16時26分37秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月3日(木)に,栗原市果樹連絡協議会(佐藤常秋 会長,会員43人)は,金成,高清水,栗駒地区生産組合の防除担当者を集め,防除担当者会議を開催しました。
 始めに,各地区の病害虫発生状況について,今年は6月中旬以降に晴天が続き,病害の発生は少ないようでしたが,一方でハダニの発生が多く直ちに防除することを確認しました。普及センターからは,これまでの生育状況と防除のポイント等を説明しました。
 次に,日本農薬株式会社仙台支店 高野 顧問から,りんご園地で問題になっている「ヒメボクトウ」の特徴やライフスタイルに合わせた防除方法と,「腐らん病」の感染ルートや感染状況に応じた防除対策等について詳しく説明していただきました。今回の勉強会を通して生産者たちは,害虫や病害の生理生態に基づいた効果的な防除の大切さを学ぶことができたと思われます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404    
FAX:0228-22-6144

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「仙台農業復興塾基礎編 地域農業ビジョンづくり講座」を開催しました

2014年07月11日 14時05分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙台農業改良普及センターでは7月4日に農山村地域経済研究所長の楠本雅弘氏を講師に迎え,東日本大震災による津波の被害を受けた農業者を対象とした研修会「仙台農業復興塾基礎編 地域農業ビジョンづくり講座第1回」をJA仙台と共催で開催しました。この研修会は,今まさに農地の復旧が進み,農業復興の担い手が明確になりつつある仙台沿岸東部地区の市町(七ヶ浜町,松島町,多賀城市,利府町)の農業生産組織や農業者を対象に全2回シリーズで開催するものです。
 第1回の今回は,農業生産組織の代表者を中心に約60名が参加しました。講師の楠本先生からは,震災前より良い地域を作るために集落全体として農業の復興に取り組むことが重要と話がありました。また,参考となる全国の成功事例がDVD上映と共に紹介され,参加者は熱心に聞き入っていました。
 来月開催する第2回では,具体的な計画づくりや経営管理について学んでいく予定です。普及センターでは,復興塾の開催と個別相談への対応を通じて,震災の被災地域の農業の復興を支援して行きます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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