宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

志波姫地区環境保全米現地検討会開催

2014年07月18日 17時37分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月4日に志波姫有機米栽培協議会(栗っこ農協志波姫営農センター)による環境保全米現地検討会が開催され,会員約50名が参加しました。
 はじめに現地ほ場で現在の稲の生育状況を見た後,会議室で今後の追肥や水管理,出穂予測,冷害対策等について講習を行いました。
 5月の連休頃に田植えをしたほ場ではすでに幼穂形成始期に入っており,7月中の出穂もあり得ることや,3カ月予報では「低温」から「平年並み」に変更になったものの,1カ月予報ではまだ低温の可能性が報告されており,深水等の対策も重要であることを指導しました。
 参加農業者は,現在の稲の生育は生育良好だが,まだ予断を許さないことを再認識したようです。
 普及センターでは,今後も水稲の収量・品質の向上に向けて支援してまいります。



宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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マンツーマン指導による新規就農者への就農支援

2014年07月18日 13時05分12秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
県では,新規参入者等に対して,農業経営の安定化に向けた現地指導等を行い,新規参入者の早期の経営及び地域への定着を支援する「マンツーマンサポート事業」を行っています。
今回この事業を活用し,平成25年1月から新たに「小ねぎ」の栽培を始めた新規就農者に対して,栽培技術の指導はもとより,作業の段取りや周年栽培計画の立て方など,農業経営者として自立できるトータル的なサポートを県内の小ねぎ栽培農家に依頼し,対象者の栽培技術向上,経営能力向上を図るべく,第1回小ねぎ現地指導会を開催しました。
今回の指導会では,栽培床の準備,播種手順から除草や病害虫防除,肥培管理や品種の選定などの栽培技術1つ1つを丁寧に指導いただいたほか,目先の収入,経費にとらわれず,長期的な視点で経営見ることが重要だとお話しいただき,非効率的な管理作業の改善を図るための設備を充実するとともに,「まいた種は必ず収穫する」ことに力を注ぐよう指導を受けました。
技術面だけではなく,作業の段取りの重要性や,農家の仲間たちとの情報交換がいかに大切だったか,どんなに助けになったかなどの経験もお話しいただき,「一人では農業はできない」という部分まで指導いただけました。
さらに,生産効率,収益性も大事だが,無限にある微生物の力を借りながら「土」を使って栽培された命をいただいて自分が生かしてもらっている,その生命を作り上げるというところに農業の楽しさを感じるといった,植物への興味,「農」を楽しむことの重要性もお話しいただきました。
対象者は,自分がこれまで抱えていた技術的な疑問をすべてぶつけ,回答をいただけたこともさることながら,「農とは」,「農業経営とは」の部分まで指導いただいたことに非常に感激し,これからの栽培,経営に意欲を燃やしていました。
普及センターでは今後も継続的に新規就農者のいち早い技術習得を支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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「村田ファーミーズ」が山形県鶴岡市の直売所を視察研修しました。

2014年07月18日 10時36分45秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 6月30日(月)に道の駅「村田」に出荷している生産者団体の「村田ファーミーズ」42名が視察研修会を実施しました。
 視察先の道の駅「しゃりん夕陽のあつみふる里」(山形県鶴岡市)では,日本海の海産物とともに,果実や温海かぶなどの地域特産野菜,孟宗竹の筍や山菜等の特産品が並び,平日にもかかわらず多くの買い物客で賑わっていました。山菜や筍は,塩漬・乾物・缶詰等の加工品も充実し,陳列方法も見やすく工夫されており,今後の直売所活動の参考となりました。


直売所内の様子

 移動のバスの中では,町の営農指導員から土壌肥料について,普及センターから野菜の病害虫防除について説明し,会員から多くの質問が出されました。また,会長からは,8月のスイートコーン「味来」の販売強化月間に向け,病害虫防除の徹底等栽培技術について講話があり,充実した視察研修会となりました。
 「村田ファーミーズ」では,特産の「そらまめ」,「スイートコーン」に続く野菜として,ミニトマト・中玉トマトの栽培にも力を入れており,普及センターではこれからも直売所活動への支援を続けていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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集落ぐるみの鳥獣害対策 ~大和町 沢渡地区のイノシシ対策~ 

2014年07月18日 09時57分49秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 平成26年7月12日(土),大和町の沢渡地区で集落ぐるみの鳥獣害対策研修会が開催されました。
当地区では以前からイノシシの被害に悩まされ続けてきたことから,集落ぐるみで対策をすることとなりました。平成26年6月29日(日)に,東北野生動物管理センターの職員を講師に,座学による鳥獣害対策研修会を開催し,続く研修第2回目となる今回は集落点検を行いました。
 集落点検では,集落内にイノシシを呼ぶもとである「餌場」や「ぬた場」になっている箇所を確認しながら,計画しているワイヤメッシュによる防護柵をどこに設置するかの確認をした後,点検結果をマップに落としました。
 当日は台風一過の暑い中,集落住民が二班に分かれ,専門家と一緒に集落をまわりました。これによりみんなの認識があらたになり,「これじゃあイノシシを呼んでいるようなもんだ。」「この場合はどうしたらいいの?」と,活発な意見交換がなされました。
 次回は被害防止計画の立案を行う予定です。普及センターでは関係機関と一体となり,鳥獣被害対策について支援していきます。
 
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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たなばたけゼミナール ~秋冬野菜ときく栽培について~

2014年07月18日 08時49分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月8日に,JA仙台主催で「農産物直売所たなばたけ」への出荷者を対象に,たなばたけベジキッチンにおいて「たなばたけゼミナール」が開催されました。
 今回のゼミナールでは,仙台農業改良普及センターの職員が講師となり,秋冬野菜ときくの栽培について講義を行いました。
 秋冬野菜については,野菜づくりの基本となる土の話しや,今後播種が始まる秋冬野菜について品目ごと播種時期の目安を提示し,播種が多く重なる時期があるので気をつけるよう話をしました。また,きくの栽培については宮城県での栽培は高収入が期待されるが,病害虫防除や摘芽・摘蕾にかなりの労働時間を要することを話しました。
 出席者からは多くの質問があり,大変熱心に話を聞いている様子でした。
 今後も各種研修会を通して,園芸関係の生産振興を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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