宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

地域は法人にお任せ!-新規法人3組織が設立総会-

2016年03月07日 17時07分19秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  岩沼市と名取市に新たに3つの農事組合法人が創設されました。「個人から法人へ」新たな営農活動が今年から始まります。 

 岩沼市では西部地区の志賀地域と長岡地域の2カ所。志賀地域は地域の約50haの農地を農家65戸が構成員となる集落ぐるみ型の農事組合法人「志賀」が1月22日に設立総会を開催し、平成28年度から水稲と大豆を中心とした営農を行うこととなりました。翌日の1月23日には長岡地域の農家40戸が23haの農地を活用して営農を行う農事組合法人「長岡グリーンサポート」が設立総会を行い、水稲のほか大豆や飼料用米を中心に生産活動を行います。また、岩沼西部地区は津波被災エリアではないものの、現在ほ場整備計画が進んでいることから、その中核組織としての役割も担っていくだろうとのことでした。併せて岩沼西部地区は中山間地域も抱えていることから、将来的には鳥獣被害対策や歴史のあるりんご生産にも法人として取り組んでいく構想を持っているとのことでした。

 名取市植松では、127日大豆などの生産組織「植松機械利用組合」が「U.M.A.S.I(ウマシ)」(構成員8名)が設立されました。ライスセンターの建設を視野に水稲や大豆といった土地利用型作物を中心とした100ha規模の生産活動を集約的に行う予定です。

 当普及センター管内ではこのほかにも法人化する計画が進んでおり、そのほとんどが平成28年中の創設を目指しています。

 普及センターでは、これからも地域農業の核となるよう、生産組織や法人への支援を続けてまいります。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 


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ハウスぶどう栽培(短梢せん定)講習会

2016年03月07日 16時04分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成28年2月29日にJAあさひなが主催で,営農総合センター(大和町)にて「ハウスぶどう講習会」並びに「ぶどう部会設立準備委員会」が開催されました。
 JAあさひなでは,数年前から育苗ハウスを活用したぶどう栽培技術を学ぶ講習会を開催しており,毎回多くの生産者が参加しています。今回の講習会は,既栽培者の技術向上に加え,新規栽培者の掘り起こしを目的に開催され,当普及センター職員が講師となって,24人の生産者に対しぶどうの短梢せん定栽培について講習しました。
 講習会では,ハウス空間を有効に利用するための植栽計画や1年目~3年目頃までの骨格づくりについて重点的に説明しました。また,栽培暦を配布し,房管理や病害虫防除などの年間作業スケジュールについて説明しました。
 講習会後に開催されたぶどう部会設立準備委員会では,多くの生産者が入会への意欲を示しており,今後の講習会等の事業計画も検討され,設立に向けて準備が進められました。普及センターでは,黒川地域のぶどう栽培が軌道に乗るよう,今後も活動を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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「大崎の米『ささ結』ブランドコンソーシアム」がアグリフードEXPO大阪2016に出展

2016年03月07日 09時13分00秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成28年2月18日~19日にATCアジア太平洋トレードセンター(大阪府大阪市)において,国内最大級の国産農産物の展示商談会「アグリフードEXPO大阪2016」が開催され,大崎市から「大崎の米『ささ結』ブランドコンソーシアム」が出展し,昨年の秋から本格的に販売が開始された大崎市の米「ささ結(ササニシキ系新品種「東北194号」)」のPRを行いました。
 ブースでは,ささ結の白米の試食や,ささ結から作った日本酒の試飲を行い,米穀商や酒造メーカーなどを中心に,様々な業界からバイヤーが訪れました。白米については,「あっさりしていてとてもおいしい」「様々な料理に合いそう」といった声や,日本酒については「すっきりしていて飲みやすい」といった声が聞かれ,白米,日本酒ともに好評でした。
 また,試食や試飲の感想以外にも,ロゴのデザインやパッケージに対する反応も大きく,シンプルなロゴデザインが訪問者の注目を集め,特に2合の真空パック(キューブ型)は大きな注目を集めていました。商品として取り扱いたいと興味を示すバイヤーも見られ,今後の販路拡大が期待される商談会となりました。
 普及センターでは,今後ともコンソーシアムの一員として,栽培技術等の各種支援を行ってまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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