宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米地域鳥獣被害対策研修会を開催しました

2016年03月15日 19時46分05秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

     去る平成28年3月10日,宮城県登米合同庁舎を会場に,登米地域鳥獣被害対策研修会を開催しました。
    本研修会は,宮城県地域産業振興事業を活用して,東部地方振興事務所登米地域事務所と登米市が主催したもので,登米管内の市議会議員,農業委員,コミュニティ推進員,登米市鳥獣被害対策実施隊及び関係機関など,約80名の参加がありました。
    講演は,宮城県林業技術総合センター環境資源部の佐々木智恵研究員をお招きして,「野生鳥獣の生育状況と今後予想される被害について」と題して報告していただきました。「登米地域でもニホンジカの目撃情報が増えている。今後は生息密度が高まって被害増加の懸念がある。」ことや捕獲の実施や侵入防止柵の設置など,被害の拡大防止の必要性を呼びかけました。
    また県や市の担当者から支援策の説明を行い,活発な意見交換が行われました。参加者からは,「これまで鳥獣被害対策は狩猟者のみを対象とした研修会だったが,農業者や生活者などが一緒に研修できたことは大変意義がある。今後も継続してほしい。」との発言もありました。
    普及センターでは今後も登米市や関係機関と連携しながら,鳥獣被害対策を検討していきます。

 

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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農業未来塾「簡単レシピ講座」を開催しました

2016年03月15日 16時05分37秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 石巻農業改良普及センターでは,平成28年3月10日に農業未来塾「就農者コース~販売能力講座~」として男性でもデキる「簡単レシピ講座」を,消費者への販売促進に関する資質向上を目的に開催しました。
 講師には,普及員OBで,石巻市民料理講座などでも講師を務めるフードコーディネーターの色川恭子先生を迎えました。
 受講生は4Hクラブ員を中心に5名の参加者で,自ら生産した食材9つ(きゅうり,ミニトマト,小松菜,いちご,じゃがいも,レタス,チコリー,リーキ,ルッコラ等)を持ち込み,各2品目の計18品目の簡単料理を調理,試食しました。各食材の効能や調理・保存方法等について講義を受け,男性4Hクラブ員も手際よく簡単に調理することができ,直売時にすぐ活用できると思われました。西洋野菜や紫色のじゃがいもなど珍しい食材を販売するには特徴や食べ方をしっかり説明することが重要であり,きゅうりの佃煮はJA女性部が考案したとも言われ,エピソード等も付け加えると消費者とのコミュニケーションがとりやすいとのことでした。また,石巻は食材が豊富で新鮮な農産物が購入できる環境にあることをあらためて認識し,地元消費者への周知の必要性も感じた研修となりました。
 普及センターでは関係機関と連携して,若手農業者や新規就農者への支援等を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999


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大崎地域農業経営研修会を開催しました

2016年03月15日 11時07分17秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  管内では,経営所得安定対策等を契機に多くの集落営農組織が設立され,近年はそのうち10組織が法人化するなど,その取り組みを発展させています。一方,将来の営農方針などが合意形成に至らず,次世代の担い手の確保や農地の維持に不安を持っている集落営農組織もあります。
 そこで,去る3月7日に集落営農組織構成員などを対象に,県大崎合同庁舎において「集落営農での農地の維持・持続的発展のために」をテーマに大崎地域農業経営研修会を開催しました。
 内容は,長野県松本市の(農)小赤営農の代表理事,会計担当理事にお越しいただき,「自らの手で農地を守り再生させる」と題し,地域全体での効率的な農地利用や6次産業化等の集落192人全員が参加した取り組みを講演していただきました。また,次に(農)三田鳥営農組合からは,地域との連携を図りながら、水稲・大豆の土地利用型作物を核とした低コストで高品質生産の取り組みについて代表理事より紹介していただきました。
  会場からは「法人化してよかった点は?」「農地の継承が従来の親子でなく法人となって変わった点は?」など多くの質問が出され関心の高さがうかがわれました。
  普及センターでは,今後も関係機関・団体と一体となり農業生産を支える集落営農組織や農業法人などの経営支援を行っていきます。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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稲ホールクロップサイレージを利用しよう

2016年03月15日 10時58分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  JA加美よつば管内では,水田での飼料用稲栽培(稲ホールクロップサイレージ(イネWCS)及び飼料用米)が盛んに取り組まれています。特にイネWCSの作付面積は,平成20年の25haから年々拡大し,本年度は270haを超えています。
 そこで,イネWCSの利用を促進するため,みやぎ加美和牛改良組合が毎年開催している和牛講演会において,当普及センターからその利用方法等について情報提供しました。
 イネWCSの高品質生産に向け肥培管理や収穫・調製までの留意点に加え,牛の養分要求量からみたイネWCSを取り入れた給与例や,慣行の給与と比較したときの飼料費削減等について説明しました。参加者からは「現在の自分の給与のしかたは大丈夫なのか」といった質問も出されるなど関心の高さもうかがわれました。
  普及センターでは,今後も関係機関・団体と一体となり飼料自給率の向上や飼料費低減等を含めた飼養管理技術の改善を図っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

 


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平成27年度大崎4Hクラブ通常総会が開催されました

2016年03月15日 09時22分51秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 大崎4Hクラブでは,平成28年3月10日に会員11名出席のもと,平成27年度通常総会を開催しました。
 初め,佐々木寿記会長から「今年度は新規会員が7名増え,直売グループも新たに設立され,されには,クラブ活動発表において最優秀賞,意見発表では三浦善幸氏が優秀賞を受賞するなど良い活動ができた。」との挨拶がありました。
 続いて,大崎農業改良普及センター庄司所長から,「今年度は精力的に活動されており,来年度も引き続きクラブ活動を盛り上げてください。」との祝辞をいただききました。
 第1号から第7号までの議案は全て承認され,新旧の役員交代も行われました。新会長の笠原怜氏から「不慣れなところもありますが,来年度も引き続き良いクラブ活動ができるようがんばっていきたい。」との挨拶がありました。
 普及センターでは引き続き農村青少年クラブの活動を支援していきます。また,大崎4Hクラブは随時会員を募集しておりますので,興味のある方は普及センター地域農業班までお気軽にご連絡ください。
 
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727    FAX:0229-23-0910


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無菌包装米飯「金のいぶき発芽玄米ごはん」の求評会が開催されました

2016年03月15日 09時10分01秒 | その他

 JA加美よつばでは,平成26年度から国の新品種・新技術活用型産地育成事業を活用して,古川農業試験場が育成した巨大胚米「金のいぶき」を用いた新商品の開発を行っています。
 今回,(株)JA加美よつばラドファから無菌包装米飯「金のいぶき発芽玄米ごはん」が商品化され,今年2月に本格販売となり,併せて3月9日に加美町のJAよつば館において,求評会が開催されました。当日はコンソーシアムメンバーのほか実需者や生産者を交えて,同商品のパッケージデザインや飲食店向けに和洋中華7種のレシピメニューが紹介されました。
 試食後に参加者から,一般玄米食と違った柔らかく良食味である,広くレシピに対応できる食材として有望であるなどの食味のコメントが寄せられ,今後の販売展開に参考になりました。
  JA加美よつばでは,3年後の米需給調整廃止後の産地間競争時代や消費者の米消費減退に対応する様々な戦略を打ち立て,多彩な米作りに取り組んでいます。今回開発された新商品は,国民の健康志向の高まりから玄米食の消費拡大が見込まれており,コンソーシアムは来年までに商品力を高め,販売市場の開拓を目指しています。普及センターもコンソーシアムの一員として,栽培技術やPR事業に対して支援していますが,金のいぶきの栽培拡大が期待されることから,引き続き栽培技術等の支援を行っていきます。
 
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  庄司真知雄
 TEL:0229-91-0726,0727    FAX:0229-23-0910


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きく類挿し芽実演講習会できく栽培スタート

2016年03月15日 08時52分43秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  JAみやぎ仙南丸森地区花卉部会で,3月7日に丸森町大内地区にある共同育苗ハウスにおいてきく類挿し芽実演講習会を開催しました。キク矮化病対策のため,今年から仮植をやめてセル苗直接定植に栽培方法を変更することから,22名の部会員が集まり,普及センターからの挿し芽やほ場準備の説明を熱心に質問しながら聴いていました。部会員同士の意見交換も行われ,産地としての意欲の高まりが感じられました。普及センターでは,今後も丸森の小ぎく産地の育成を支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班  TEL:0224-53-3431  FAX:0224-53-3138

 


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