宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

南三陸町の輪ぎく生産者を対象に輪ぎく新規導入品種の栽培講習会を開催しました

2016年03月16日 18時21分38秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 南三陸町の輪ぎく産地では,近年,気象条件の変動に適合した新品種を導入し,品種構成を見直す動きが見られています。普及センターでは,品種情報の共有化を目的とした現地検討会の開催等,農協と共同で支援活動を行ったところ,昨年に引き続き,今年も複数の生産者が同一の新品種を導入して栽培に取り組むことになりました。
 そこで,平成28年3月2日に南三陸農協花卉部会を対象に開催された栽培講習会で,普及センターが種苗会社とともに新品種の特徴と管理の要点について説明を行ったところ,生産者間で活発な意見交換が行われ,今年の作付けに向けて理解が深まった様子でした。
 今後,町内のきく類生産組織は,南三陸農協花卉部会,南三陸農協リアス小菊栽培研究会,南三陸町復興組合「華」の3組織で「南三陸農協花卉生産者協議会」を設立し,協議会として共同活動を行っていく計画です。
 これからも,関係機関との連携を図りながら,当協議会の活動を支援していく予定です。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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岩手県大船渡農業改良普及センターと土づくり対策について意見交換会を開催しました

2016年03月16日 16時29分19秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 岩手・宮城県境で隣接する一関,大船渡,本吉の3農業改良普及センターでは,効果的な普及活動に役立てるため毎年夏に情報交換会を開催しています。そうしたつながりもあって,3月9日に大船渡普及センターからの打診で,復旧農地での土づくり対策について意見交換を行いました。
 当管内では平成27年から復旧農地での水稲の作付けが本格化しましたが,大船渡普及センター管内では2作目,3作目のところもあり,地域によって様々な課題を抱えています。特に地力低下とその対策については,重要な課題と位置付けて普及センター総力を挙げて解決に向けた支援をしています。
 意見交換では,大船渡普及センターからこれまで実施してきた地力向上対策とその結果について,当普及センターからは‘土壌改良プログラム’の概要や現地での実証結果について情報提供した後,たい肥など有機物の供給や,施肥方法,雑草防除など技術的な対策を中心に話し合うことができました。
 復旧農地での営農支援については,地力の問題だけでなく,増加しつつある鳥獣被害や労働力確保などの課題もあることから,大船渡普及センターとは今後も土づくり対策をはじめ,被災地域の営農支援に向けて情報交換してくこととしました。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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地域農産物を活用した加工研修会を開催しました

2016年03月16日 13時42分44秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 村田町姥ヶ懐地区の「たまゆら郷蕎麦生産組合」は,地域の遊休未利用地にそば,小麦,野菜等を作付し,農地の再生利用をすすめています。
 そばや小麦は組合で製粉し,地域の飲食店等に卸していますが,野菜等の地域農産物を活かした特産品をつくりたいという機運が高まり,2月24日に組合の女性部を対象に漬物加工の研修会を地区公民館で開催しました。
 山形県で漬物や郷土料理を教えている新関さとみ先生を講師に,ハクサイ,ダイコン,赤かぶ,ヤーコンを使った漬物4品の調理・指導を受け,その後漬物の試食をしながら意見交換を行いました。参加者からは,「ビニール袋で作る漬物は,手軽に取り組めるので,すぐにでもつくりたい」,「ヤーコンのサクサクした歯触りがよい」,「漬物に向く野菜を作りたい」などの声があがり,特産品としての漬物への関心が高まったようです。
 実習で試作した浅漬けは各自持ち帰り試食し,粕漬けにしたヤーコンは2週間後に集まって,味をみながら漬け直しをすることとしました。
 普及センターでは今後も地域農産物の生産とあわせ,それらを活用した取り組みへの支援を進めて参ります。


<連絡先> 大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
       TEL:0224-53-3519 FAX:02224-53-3138

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農山漁村女性リーダー研修会を開催しました

2016年03月16日 12時00分52秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 

平成28年2月19日,亘理農業改良普及センター主催の「農山漁村女性リーダー研修会」を開催しました。JA名取岩沼女性部フレッシュミズ会と名取市農産加工連絡協議会の会員あわせて16名が参加し,地域食材の活用や食育について学びました。

地域食材の活用支援で実績を有する蔵王食工房アトリエデリスのシェフ,佐々木文彦 氏から,「楽しい食事からはじまる幸せの食の環」と題して講演いただきました。佐々木氏が「おいしさは,心をつなぐもの,人の命をつないでいくもの」という理念に至ったいきさつと,生産者が大事に育てた旬の食材を,思いを込めて料理する大切さを伝えるために行っている食育活動や地域活動についてお話をいただきました。後半はグループに分かれて,「地域食材、食育、ネットワーク」をキーワードに意見交換を行いました。

参加者からは,身近な話でわかりやすく参考になった,もっと話が聞きたいという意見が出されました。また,フレッシュミズ会と加工連の活動の連携を考えたいという意見が聞かれました。

普及センターでは,今後も女性農業者の活躍に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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