令和5年9月15日(金)に登米市農業士会の経営向上研修会が開催されました。本研修会は、相互に経営状況を視察することで会員個々の経営発展を目的としているほか、登米農業改良普及センターの「みやぎ農業未来塾Aコース」も兼ねており、管内の農業士のほか、地域の農業後継者である4Hクラブ員や宮城県農業大学校の学生など16人が参加しました。
当日は、指導農業士で肉用牛一貫経営を行っている千葉啓氏の畜舎や、青年農業士の櫻井利光氏及び相澤宏氏の出荷調製施設や生産施設を見学しました。
千葉氏からは牛の飼養管理や一貫経営へのこだわりについて、櫻井氏からは露地野菜生産での周年雇用の一環としてのえだまめ栽培導入について、相澤氏からは施設野菜(いちご)の栽培と土地利用型作物の複合経営について説明いただきました。
参加者は視察先の経営の特徴的なポイントや工夫している部分について互いに意見を交わしていました。また、農大生は研修先や自家と視察先との技術的な違いや、他分野の経営内容について理解を深めたようでした。
普及センターでは、世代を超えた農業者の交流について引き続き支援していきます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522