いちごは、みやぎ園芸特産振興戦略プランにおける当管内の重点振興品目に位置付けられており、園芸品目の重要な柱となっています。振興方策の一つとして、「IPM(総合的病害虫防除)の実践による病害虫防除体系の確立」を挙げていることから、特にいちご栽培で課題となるアザミウマ類のIPM防除体系を重点的に学ぶ研修会を普及センター主催で開催しました。
研修会は10月3日に、気仙沼農業改良普及センターオープンラボを会場に開催し、生産者、関係機関等が参加しました。
普及員からIPMの基礎について説明するとともに、講師として石原バイオサイエンス株式会社の担当者より、天敵資材の効果的な使用方法などを講義してもらいました。
天敵の定着を促進するため、適切な放飼時期や殺虫剤の組み合わせについてアドバイスがあり、参加した生産者からは「改めてIPMについて学ぶことができて勉強になった。今後の栽培の参考にする」との感想をいただきました。
当普及センターでは、引き続き、いちご栽培におけるIPM実践の支援を行い、いちごの多収、高品質化による経営発展を後押ししていきます。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606