令和4年2月24日(木),石巻市農業委員・農地利用最適化推進委員36人を対象に「家族経営協定」について研修会を開催しました。農業委員会では,昨年7月の改選に伴い,農業委員19人および農地利用最適化推進委員20人の内、約半数が新しいメンバーになったことを受け,改めて「家族経営協定」について学びたいとの希望があり,普及センターが講師として研修会を行いました。
家族経営協定とは,家族で取り組む農業経営について,経営の方針や家族一人一人の役割,就業条件・就業環境について家族みんなで話し合いながら決めることで,一人一人が「やりがい」を感じるようにするものです。締結することで,認定農業者の共同申請ができ,認定されると融資や農業者年金の保険料支援が受けられます。
すでに締結している委員からは,「締結してから時間がたっているため,改めて見直しが必要だと感じた」や「家族の決めごととして,旅行や研修へ行くなども盛り込んだため,行きやすくなった。また,役割が与えられて責任感も生まれた。家族経営協定は「ラブレター」といわれるほど対話が重要。気持ちを言い合うことでお互いの考えていることが伝え合えて,自分たちは締結してとても良かったと感じている。」などの感想がありました。
地域の農業者の経営から生活までよくわかっている農業委員自身が,協定の良さを知ったので,今後の活動の中で,「農業経営」の発展に必要と思われる農業者に締結の提案をしていただければと思います。