「大島かぶ」は、気仙沼市大島で古くから栽培されており、その独特な見た目、かぶとは思えない甘みやホクホク感などの特徴があります。かつては救荒作物等として利用されていましたが、現在では、一部の島民のみが栽培する貴重な野菜となっています。
大島かぶ
気仙沼大島地場産品出荷・販売組合では、地域資源である「大島かぶ」の存在を知ってもらうと共に、需要の拡大を目指すべく、新たな活用方法として新商品の開発を検討しています。そこで、フードコーディネーターの川島洋子氏を講師に、令和6年1月23日、2月6日、20日に商品開発研修会を開催しました。研修会では、組合員が試作した「大島かぶ」を使用した料理をベースに、講師からアドバイスをいただき、最終的に最も好評だった「砂糖煮」を活用した「大島かぶ蒸しパン」を完成させました。
研修会の様子
「大島かぶ蒸しパン」は3月10日(日)に開催された、気仙沼大島ウェルカム・ターミナルのイベント「わかめまつり」で販売され、用意した100個の蒸しパンは午前中に完売してしまうほど好評でした。
「大島かぶ蒸しパン」販売の様子
普及センターでは、新商品の開発や生産拡大に向けた取組を引き続き支援してまいります。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606