12月11日に、JA新みやぎ涌谷稲作生産部会による、令和5年度「金のいぶき」実績報告会が開催されました。
今年は、猛暑による米の品質低下が見られ、特に胚芽の大きい「金のいぶき」では、穂発芽などが多く発生しました。来作に向け、普及センターから、生育調査データなどから得られた刈り取り適期や、穂発芽を軽減させるための移植時期などについて説明を行いました。
涌谷町は、遠い奈良時代に日本で初めて金が採れた町で、現在は「現代の金」として「金のいぶき」の栽培が盛んにおこなわれています。昨年は7月の大雨、今年は猛暑と、近年は気象に悩まされていますが、来作に向けた情報交換も行われ、前向きな声も多く聞かれました。
新米がおいしい季節です。今年のお米をたくさん頂いて力をつけ、来作も自然と渡り合う稲作農家の皆様をサポートしていきます。