宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

精進料理の奥深さを再確認

2011年12月19日 17時11分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 栗原市生活研究グループ連絡協議会(会員数:210人,会長:菅原さだ子)では,ルーラルガイド(田舎暮らしの案内人)講習会として,田舎暮らしを実践している方から技や農山村の文化,豊かさを教えていただき,技の習得・伝承を行っております。今年は,精進料理の基本とそのアレンジについて勉強することとなりました。
 今回の講習会では,「小牛田地域精進料理の会」会長 伊藤智重子氏,笹舘多美子氏に講師をお願いしました。メニューは,①豆乳入りごま豆腐(こくしょう),②きくらげのくるみ和え,③うなぎもどき,④かぼちゃの白玉茶巾,⑤春雨としいたけの汁物,⑥白飯。
 始めに各料理のポイントについて説明を聞いてから,調理開始。ごま豆腐は,固まり始めてからの練りが肝心とのことで,説明どおりにねっとりしてから約15分間練り続けるのは結構長かった様子でした。
 料理の品目は多かったのですが,生活研究グループ員だけに,さすがに手際よく作業がはかどり,予定していた時間よりも早めに完成しました。
  試食後の質疑応答では,「ごま豆腐は,練り方ひとつでこんなにも出来が違うのにびっくりした。」「豆乳を入れたごま豆腐は初めて食べた。新食感だ。」「うなぎもどきは,さつまいもの甘みが出た。」「のりの磯の香りが本当にうなぎのよう。」等の感想のほか,「きな粉入りらくがんの作り方を教えて欲しい。」「巨峰のおすましとはどんなものか?」等,興味津々に質問する様子が伺えました。普及センターでは,今後も生活研究グループの活動を支援していきます。

 

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業斑 技術主査 小松知子    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記事のタイトルを入力してください(必須)

2011年12月16日 08時42分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 耕作放棄地の解消と,飼料用米の生産拡大及びその給与技術の確立を目的とし,平成23年12月2日(金)に「耕畜連携研修会」を,加美町やくらい文化センターで開催しました。
 当普及センターでは,プロジェクト課題「耕畜連携によるリサイクル農業の推進」の活動として,水稲作付けを中止した水田でのスーダングラスの栽培取り組みを実施した農家への支援や,耕作放棄地マップを利用した現地調査などの活動を行っています。しかし,放棄地の再生には不利な土壌条件や耕作者の確保難といった難題を抱えています。その様な中で,(独法)農研機構・東北農業研究センター生産基盤研究領域農業経営チームの小野洋主任研究員から課題解決に向けた講演をしていただき,再生に向けた地元農業者の意識向上を図りました。次いで,国産飼料の確保,増産を図るために今後期待されている飼料用米の中で,家畜の嗜好性が良く,生産面でも乾燥調製が省けるメリットを持つ「イネソフトグレインサイレージ」の生産について,畜産試験場酪農肉牛部肉牛チームの齊藤陽介技師から,製造から給与までの技術に関する講演をいただきました。
 会場となった加美町内では,山形県真室川町の先進事例を目標として,JA加美よつばが今年度から,イネソフトグレインサイレージの生産への取り組みを開始しました。その良質発酵と保管には超えなければならないハードルがあり,たやすいものとは思われませんが,自給飼料の拡大という畜産農家の抱える課題の解決に挑戦するJAの活動に対して,普及センターは積極的に支援していきたいと考えています。  
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

矢走恵美子さんが,農山漁村男女共同参画優良活動表彰において農林水産大臣賞受賞!

2011年12月15日 16時38分58秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

大崎市鹿島台の矢走恵美子さんが,平成23年度農山漁村男女共同参画優良活動表彰の次世代を担う若手地域リーダー部門において,農林水産大臣賞を受賞されました。

1115日に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で,表彰式は行われ,賞状授与の後,活動内容を発表しました。

この表彰は,農山漁村における男女共同参画の取り組みを推進する観点から,女性が経営・社会参画を行っていく上で身近なモデルとなる取り組みの他,今後の地域の担い手として期待される若手女性リーダーに授与されるものです。

矢走さんは,三十代で父から経営移譲を受け,米,麦を中心とした土地利用型農業の経営主となり,作業日誌の記帳と経営管理で安定した農業所得を確保しています。平成20年には,女性農業委員として公選で当選し,2期目を務めています。農業委員として,遊休農地解消に向けた取り組みの他,宮城県青年農業士として農業後継者育成,女性の社会参画推進に寄与していることなどが評価され,この度の受賞となりました。

今後の矢走さんの活躍に期待するとともに,普及センターとしても地域で活動する女性農業者を支援してまいります。

 

<問い合わせ先>

美里農業改良普及センター 地域農業班  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美里地区牛乳・乳製品料理講習会を開催

2011年12月15日 16時32分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成23年11月8日,美里町北浦公民館において,農村の生活改善に取り組む美里地区生活研究クラブ連絡協議会(会長:佐々木みさ子,会員50名,以下連絡協議会)と宮城県牛乳普及協会が主催し,牛乳・乳製品の消費拡大と知識向上を目的とした料理講習会を開催しました。

 講師には,みやぎ食育コーディネータの一條忠子氏を招き,「牛乳・乳製品と米粉はとても相性がいい。」,「乳製品をちょっと加えてカルシウムの摂取をアップする工夫が大切」との話があり,「牛乳・乳製品と米粉を使った簡単!料理」と題して,家庭でも取り組める以下の4品の調理実習を行いました。

 参加者からは,「季節の野菜を入れてアレンジして取り組んでみたい。」,「年配の方にも喜ばれそうなので,地域に広めたい。」,「牛乳・乳製品と米粉の利活用の知識が高まった。」などの感想が聞かれ,大変好評でした。

 この料理講習会をきっかけに,家庭や地域で牛乳・乳製品と米粉の利用が促進されるよう,普及センターとしても支援していきます。

(牛乳・乳製品講習内容)

・ミルクほうとう

・ミルクくず餅

・かぼちゃサラダ

・鶏肉のヨーグルト味噌漬

 

<問い合わせ先>

美里農業改良普及センター 地域農業班  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東和町の直売所「カタクリの里」で手作りこんにゃく講習会を開催しました!

2011年12月15日 10時09分38秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成23年12月12日に,登米市東和町米谷地区にある直売所「カタクリの里」と登米農業改良普及センターの共催で,手作りこんにゃく講習会を開催しました。
 この講習会は,直売所の新商品開発の一環として,野菜や海藻を混ぜ込んだ「彩りこんにゃく」の習得を目的として実施されました。
 今回の講習会では,普及協力委員の佐藤豊子 氏を講師としてお招きし,ほうれんそう,にんじん,かぼちゃ,ひじき,とろろ昆布を混ぜ込んだこんにゃくを作りました。こんにゃく作りの経験がある会員が中心となり,参加者13人が協力して調理を進めました。佐藤 講師からは,こんにゃく作りの細かいポイントや失敗した場合の対処方法,野菜を混ぜ込む際の注意点などについて説明を受けました。また,各具材の分量を変えて試作し,どの分量でこんにゃくの見た目や食感が良くなるのか,参加者で意見交換しました。
 水分が多くてなかなか固まらない試作品もありましたが,色鮮やかでぷるぷるとした食感の良いこんにゃくが出来上がりました。会員からは,是非この講習会で習得した技術を活かし,直売所でも「彩りこんにゃく」を販売したいという意気込みが聞かれました。
 普及センターでは今後も農産物直売所の運営改善を支援していきます。



〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牛乳・乳製品料理講習会を開催しました!

2011年12月15日 10時03分16秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 登米地区農村生活研究グループ連絡協議会では,平成23年12月8日に宮城県牛乳普及協会及び登米農業改良普及センターの協力により,「牛乳・乳製品料理講習会」を開催しました。
 この講習会は,牛乳・乳製品を使用した調理法を学ぶとともに,グループ員各々が生活の中で培った知識,技術を交換しあい,今後の活動の充実と農家・農村生活の向上に役立てることを目的としています。
 今回の講習会では,ベジタブル・フルーツマイスターの伊藤ひろみ先生を講師としてお招きし,「具だくさん冬野菜のみそチャウダー」,「鶏肉のチーズミルク」,「カッテージチーズinかぼちゃサラダ」,「煮りんごのチーズクリーム添え」の4品を作りました。料理自慢のグループ員でも,牛乳・乳製品を活用した料理はあまり経験が無く,伊藤先生を囲んで質問攻めにする場面も見られました。また,家庭でどのように牛乳や乳製品を料理に取り入れているのか,会員同士で意見交換も行いました。
 完成した料理を試食したグループ員からは,「牛乳と味噌を合わせると味がこんなにまろやかになるんだ」,「クリームチーズをりんごと一緒に食べるとすごく美味しい」という感想が聞かれました。
 普及センターでは今後も女性による地域活性化の取組みを支援していきます。 



〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6次産業化を目指して!宮守上流生産組合の農産加工施設を視察

2011年12月14日 15時56分22秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 当管内では,農産加工部門を設置し,6次産業化を目指す農業法人が増えています。
 そこで,具体的な事業イメージを描けるよう,農産加工施設の視察を企画し,2つの農業法人が参加しました。
 視察先は,岩手県遠野市にある(農)宮守上流生産組合農産加工場で,トマトジュース,トマトジャム,どぶろく,燻製豆腐,燻製たまごなどを製造しており,施設稼働後半年で年間販売目標額を超えるほどの好調な売れ行きとのことでした。また,「地域の農産加工場」をコンセプトに,自社製品の製造のほか,地域の農家からリンゴ,ブルーベリーなどのジュース加工を受託し,地域からも喜ばれている事例でもありました。
 施設は稼働開始から一年ということもあり,最新の機器を見学できた他,加工部門立ち上げから軌道に乗るまでの経験談を丁寧に教えて頂けました。
 参加者は,加工技術の習得方法や商品開発手法,従事者を効率的に活かす運営方法,受託加工のシステムについて興味を示し,熱心に記録していました。今後の事業展開に役立つ具体的な情報を得ることができ,有意義な視察となりました。


<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班
                                   TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農事功績者表彰において佐々木長市さんが「緑白綬有功章」を受章

2011年12月14日 15時49分13秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成23年11月18日(金),第95回農事功績者表彰式(主催:公益社団法人大日本農会)が三会堂ビル石垣記念ホール(東京都港区赤坂)で開催され,遠田郡涌谷町の佐々木長市さんが「緑白綬有功章」を受章しました。
 佐々木さんは,昭和58年に水稲単作地帯の涌谷町で,当時東北地域では珍しい野菜の「小ねぎ」を導入し,技術の研鑽と販路・消費拡大に尽力し,農業所得の向上を実現したことや,地域の仲間と連携した「仙台小ねぎ」の産地化とブランド化への貢献が高く評価されました。
 11月25日(金)には,涌谷天平の湯を会場に「JAみどりの仙台小ねぎ部会」の会員や関係者と受章祝賀会が盛大に開催され,参加者全員で喜びを分かち合いました。佐々木さんは「受章は仙台小ねぎ部会全員のおかげです。小ねぎ産地の継続的な発展に向け引き続き努力していきたい。」と,喜びのあいさつがありました。
 普及センターでは,今後も農業者及び関係機関と連携し,地域農業の振興とさらなる発展に向け支援を行っていきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 地域農業班  TEL 0229-32-3115    FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みやぎ農業未来塾「そば打ち講習会」を開催!!

2011年12月14日 14時05分37秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成23年12月8日,「道の駅米山」お休み処Y・Y(そば打ち体験コーナー)において,平ひろ子氏を講師にそば打ち講習会を開催しました。
 今回の未来塾は,6次産業についての関心を高めてもらうため農産加工の技術習得のひとつとして行いました。
 当日の参加は5名と少数でしたが,その分,より濃密な指導を受けることができ,そばのできも良好でした。
  今回の未来塾に参加した登米市4Hクラブでは,今年の活動テーマを「山の中でそばづくり」として,クラブ員自らがそばの種まきから収穫までを行い,そのそばを使った一般消費者等との交流会を計画しており,今回学んだ技術を交流会で披露しようと意気込んでおります。
 農業の基本的技術を学ぶ中で,地域の食材を使った6次産業の取組のひとつとして,そば打ち技術を今後の農村生活及び農業経営に生かせるよう期待しています。

 

 〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インショップ販売の改善に向けた研修会の開催

2011年12月13日 15時09分16秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  富谷町の直売組織「おんないん会」は,仙台近郊の食品スーパー内インショップコーナーで農産物や加工品を販売しています。昨年,対面販売からインショップ販売に移行し,様々な課題が生じたことから,農業マーケティング研究所長の山本和子氏を講師に研修会を開催しました。
 山本所長には昨年も指導をいただいています。今回は売場の改善状況を見ていただき,ポップ掲示の改善など,さらにステップアップするための具体的なアドバイスをいただきました。参加者からは,役に立つアドバイスを沢山もらえた,とても参考になったという感想が寄せられました。
 普及センターでは,おんないん会の生産・販売体制の改善等に向け,今後も支援を続けていく予定です。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする