栗原市生活研究グループ連絡協議会(会員数:210人,会長:菅原さだ子)では,ルーラルガイド(田舎暮らしの案内人)講習会として,田舎暮らしを実践している方から技や農山村の文化,豊かさを教えていただき,技の習得・伝承を行っております。今年は,精進料理の基本とそのアレンジについて勉強することとなりました。
今回の講習会では,「小牛田地域精進料理の会」会長 伊藤智重子氏,笹舘多美子氏に講師をお願いしました。メニューは,①豆乳入りごま豆腐(こくしょう),②きくらげのくるみ和え,③うなぎもどき,④かぼちゃの白玉茶巾,⑤春雨としいたけの汁物,⑥白飯。
始めに各料理のポイントについて説明を聞いてから,調理開始。ごま豆腐は,固まり始めてからの練りが肝心とのことで,説明どおりにねっとりしてから約15分間練り続けるのは結構長かった様子でした。
料理の品目は多かったのですが,生活研究グループ員だけに,さすがに手際よく作業がはかどり,予定していた時間よりも早めに完成しました。
試食後の質疑応答では,「ごま豆腐は,練り方ひとつでこんなにも出来が違うのにびっくりした。」「豆乳を入れたごま豆腐は初めて食べた。新食感だ。」「うなぎもどきは,さつまいもの甘みが出た。」「のりの磯の香りが本当にうなぎのよう。」等の感想のほか,「きな粉入りらくがんの作り方を教えて欲しい。」「巨峰のおすましとはどんなものか?」等,興味津々に質問する様子が伺えました。普及センターでは,今後も生活研究グループの活動を支援していきます。
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業斑 技術主査 小松知子
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