平成25年12月11日,鳴子観光ホテルにおいて,東大崎水稲採種組合の総合検討会が開催されました。
東大崎水稲採種組合は,宮城県内の水稲種子生産のうち約16%を担っている歴史ある水稲種子生産組合です。今年は,種子生産ほ場の周辺で発生したイネばか苗病に悩まされながらも,組合員が一致団結してイネばか苗病株の抜き取りを行い,ばか苗病による失格を一つも出すことなく,優良種子を生産してきました。また,ほ場の管理も徹底されており,契約数量以上の合格種子を生産しました。
総合検討会では,今年の反省点として周辺のイネばか苗問題などが取り上げられ,来年度以降も組合員で協力しながら対応していくことが話し合われました。
普及センターからは,稲作技術情報と優良種子生産に向けた技術資料をもとに,今年度の水稲の生育状況と,来年度に向けた課題と対策について説明しました。
水稲採種事業は,稲作の最も根幹となる種もみを生産する重要な事業です。これからも優良種子生産に向けて,東大崎水稲採種組合の活動を支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910