宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「北部ブロック農村青年のつどい」開催

2013年12月10日 10時36分32秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  12月4日(水),宮城県北地域の4地区の4Hクラブの連携により,実践活動を通じて得た知識・技術の相互交流を図ることを目的に「北部ブロック農村青年のつどい」を開催しました。
 今年は,栗原4Hクラブが幹事で,登米市北方公民館を会場に青年農業者等が10人参加しました。
 農業技術競技では,オリエンテーリング形式で農業に関する問題31問を解き得点を競い,審査の結果,登米市4Hクラブの菅原達徳氏が優勝しました。レクリエーションでは,バドミントンで皆はつらつとプレーし,さわやかな汗を流しました。
 その後,登米市内で登米市4Hクラブが幹事で「やまびこブロック交流会」が開催され,昼間参加できなかったクラブ員も駆けつけ,意見交換を行いながら交流を深めました。
 栗原4Hクラブでは,今後「宮城県農村教育青年会議」に向けた予選会の開催を予定しています。
 農業後継者同士の情報交換や仲間づくりをしたい方など,4Hクラブに興味のある方は,普及センターまで連絡をお願いします。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144


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いちごの先進地視察研修会

2013年12月10日 09時41分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年11月28日にいちごの先進地視察研修会を開催しました。仙台普及センター管内では東日本大震災の影響を受け,作付けができなくなった農地の復旧が進み,新たに施設園芸に取り組む経営体も生まれております。
 そこで,新たにいちご栽培に取り組んでいる農業者やいちご栽培を考えている農業者を対象に,先進的な産地での栽培技術などを学ぶいちごの先進地視察研修会を開催しました。
 当日は,石巻市と東松島市のいちご栽培農家3戸を視察しました。土耕栽培と高設栽培の違いや,栽培管理,平均的な収量や1人で栽培できる面積,品種選定の考え方などの話を聞き,参加者は大変参考になった様子でした。
 今後も関係機関と連携し,野菜生産農家の営農支援をしていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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野生鳥獣による被害軽減の効率的化に向けて連携会議を開催

2013年12月09日 15時02分56秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

  野生鳥獣による被害が深刻化・広域化する中,仙南地域関係機関の情報を共有し,効率的に農作物等の鳥獣被害対策を推進するため,「平成25年度大河原地域農作物等鳥獣被害対策連携会議」を開催しました。

 当会議は,平成23年7月に設置され,猟友会等が山林での野生鳥獣の駆除活動を行っている成果や情報を交換するとともに,農山村の特に農産物などの鳥獣被害対策を円滑に推進するため開催され,今年で3回目を数えます。

 平成24年度の仙南地域の野生鳥獣被害の面積は86ha金額は4千2百万円で,被害金額の約6割をイノシシが占め以下サル,クマ,ハクビシンの順で上位を占めるとともに,ここ数年被害拡大の原因になっており,緊急捕獲対策を実施中です。

 捕獲計画に基づく捕獲頭数も現在イノシシ1,375頭と昨年の年間実績1,169頭をすでに上回り,ツキノワグマも県内捕獲数20頭のうち13頭を当地域が占めています。

 そのような状況に猟友会では会員の減少と相まって巡回・捕殺・死体処理等の負担も増加しており,その負担の軽減のため意見がかわされました。

 一方,農作物の被害防止のため各市町個々の対応では限界があることから,被害防止計画作成の上,獣種に合わせた侵入防止柵を計画的に設置したり,対応獣種を増やすための改良のための事業が進行中で,その進捗について意見交換をしました。

 この中で,角田市では地域の農家組合を中心に地区の水田耕作者30名で鳥獣害対策協議会を設立し,数回の話し合いの末に地域全体で10区画の電気柵を設置し,運営している事例が紹介されました。

 県では効果的な被害防止対策の普及及び捕獲技術の向上のための事業を計画しており,普及センターでも地域合意や組織育成のための支援をしていきます。

 〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 

       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138


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第2回大崎地域自給飼料生産連携研究会を開催

2013年12月09日 13時36分57秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  11月27日に今年度第2回大崎地域自給飼料生産連携研究会(会長:東北大大学院豊水教授)を大崎合同庁舎会議室で開催しました。

 同研究会は,畜産農家や市町やJA等関係機関で構成され,今回は,牧草の除染状況とその対策,酪農家へのアンケート結果等について検討しました。

 再除染後の基準値超過牧草地の土壌分析結果等について,出席者から放射性物質吸収抑制のためカリ40mg/100gを目標に施肥した場合,乳牛に影響は出ないのか,カリ濃度が比較的高いほ場でも牧草の放射性セシウム濃度の高い所があった要因は何かといった意見も出され,牧草の放射性物質対策には検討や解決すべき事項がまだ多くあることを再確認したところです。

  また,普及センターと研究会で10月に実施した酪農家への自給飼料等に関するアンケート結果も報告され,管内酪農の課題等も再確認できました。最後に委員である太子食品工業(株)古川工場菅原課長から飼料として利用されている豆腐副産物の現状を紹介していただきました。

 普及センターでは,今後とも,研究会とともに事例調査や研修会を開催し,関係機関と協力しながら飼料自給率向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910

 


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くりはらのりんご祭り大盛況!! 30分で完売!!

2013年12月09日 10時24分38秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年11月29日,栗原合同庁舎を会場に栗原市果樹連絡協議会主催で,「りんごの王様 ふじの季節到来!! くりはらの真っ赤なスイーツを召し上がれ!」をテーマに「くりはらのりんご祭り」を開催しました。
 栗原市は県北部に位置し,夏の日照と秋の冷涼な気候が,実のしまった真っ赤なりんごを作り上げる,まさに品質の高いりんごが穫れる地域です。
 今年はくりはらのりんごの魅力をもっと知ってもらおうと,生産者マップを作成し,りんごを買っていただいたお客様に配布しました。
 当日は午前11時の開店前から旬のおいしいりんごを求めてきたお客様の列ができ,少し早めに開店,りんごは飛ぶように売れ,用意した300袋余りは30分で完売してしまいました。
 即売会の開催を新聞折り込みPRしたことや,「去年おいしかったから,今年もまた来た」,「ここで買うりんごはおいしいんだよね」という熱心なお客様が,1人で何袋も御購入いただくなど,会場は大変なにぎわいでした。
 30分で完売というあまりの反響の大きさに,生産者も「これまでいろんなところで販売してきて,こんなことは初めてだ」と目をまるくするやら,うれしいやらで,今後の生産の励みになったようです。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 班名 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       
FAX:0228-22-5795・6144


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「くりはらMMN塾」で税務会計や労務管理を学ぶ

2013年12月09日 10時11分06秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  平成25年12月3日に,「くりはらMMN塾」税務会計講座・労務管理講座を開催しました
  税務会計講座では三井税理士から,「記帳は税務申告のためだけでなく,経営管理や資金繰りのために行うものである。経営管理を行う中でTPPなどの世の中の流れを踏まえ,中小企業金融円滑化法などを活用しながら成長して欲しい。また,固定費と目標利益を軸とした事業計画の策定手法や増税に伴う消費税の負担増加に留意して欲しい。」等の講義を頂きました。労務管理口座では阿部社会保険労務士から,「統計的に死亡者数の多い農業分野の安全衛生管理は重要である。また,雇用に際しては,就業条件を明確にしないとトラブルの原因になる。」等の講義を頂きました。
  当日は,12名の農業者が参加し,講義受講の後,活発な質疑が行われました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437      
FAX:0228-22-6144


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農業法人の園芸品目導入に向けた視察研修会を開催

2013年12月09日 09時13分00秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

農事組合法人稲和ファーム(大和町)は,平成25年2月に設立した法人で,今年度の普及センタープロジェクト課題の対象経営体です。経営規模は水稲39ha(うち湛水直播9ha),大麦5haで,今後,園芸品目の導入に取り組む予定です。そこで,園芸品目を取り入れた複合経営の仕組みを学ぶために,平成25年11月15日(金),先進事例の視察研修会を開催しました。
役員含め8人の構成員が参加し,稲作・大豆・園芸・加工の4部門で構成されている複合経営組織「有限会社おっとちグリーンステーション」(宮城県登米市),道の駅米山ふる里センターY・Yを運営している「株式会社Y・Y」(宮城県登米市)を視察しました。
「有限会社おっとちグリーンステション」では,複合経営の必要性や後継者育成にかける想いについて熱心にお話をいただいた後,小松菜を年12回転で栽培しているハウスを見学させていただきました。参加者は,安定した収入と周年安定労働を確保することの大変さと,園芸品目導入の必要性を改めて感じたようでした。また,「株式会社Y・Y」では,農業者が組織する株式会社ならではの直売所経営手法について教えて頂きました。
今後も普及センターでは,技術講習会や視察研修会を開催し,次世代を担う法人として安定した経営を行っていけるよう支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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「トルコギキョウ栽培のコツ」について産地から講師を招いて研修会を開催

2013年12月03日 16時34分03秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年11月26日にトルコギキョウの優良産地である長野県伊那市より(株)フロムシード代表取締役伊東茂男氏を講師に招き,トルコギキョウ安定出荷栽培技術の”コツ”を学びました。

 伊東代表取締役には3年前のトルコギキョウ導入当初にも来県し,細かな栽培指導をいただいており,今回は2回目ということで,さらに高品質生産を行うための栽培のポイント”(本にはない”コツ”)と今年から実施している自家育苗方法について詳しく教えていただきました。

 講習会に先立ち,栽培現地を3カ所巡回し,現地でそのまま役立つポイント作業を参加者全員で実習しました。今回は特に低日照下における開花促進や花揃え技術に絞って教えていただき,適期・的確な作業の重要性に,改めて受講した生産者は学ぶ点が多かったようです。また,促成の作型では栽培期間がかなり長い点を指摘され,大苗利用による新規の作型への試行を助言していただいた。生産者にとっては,これまでにない発想での提案で,今後の生産力アップに期待がもてる研修会となりました。

 研修会は講義だけでなく伊東代表に同行されたご子息の雅之氏からオランダと台湾での海外のトルコギキョウ栽培の最新情報やJA伊那の担当者,城取氏による産地の情報についても紹介していただきました。

 普及センターでは、今後とも,技術の向上による産地育成のため,最新情報の提供等に現地活動を通じて,積極的に支援してまいります。

現地検討会                  現地での実践指導                    熱心な研修会

                               

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

  TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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家族経営協定で新たな一歩を踏み出します!

2013年12月03日 11時04分42秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成25年11月27日(水),名取市役所において名取市杉ヶ袋地区で施設園芸に取り組む,佐藤夫妻の家族経営協定調印式が開催されました。

 佐藤さんは,他業種に従事しながら農業経営に参入する準備を進めていましたが,震災で自宅等が被災し,一時はその夢を諦めかけました。そんな時,同じく被害を受けていた地域の農業者が,農地や農業機械,栽培技術等を支援してくれました。そのことが佐藤さんの気持ちを前向きにさせ,今年の春から農業経営を開始することができました。

 そして,夫婦二人三脚で,やりがいを持って農業経営に取り組めるよう,経営の方針や役割分担,休日のあり方や報酬など,話し合いを重ねて約束事を定めました。

 震災から2年が過ぎましたが,家族の絆は強まり,佐藤さん夫妻は未来へ向かって共に歩み始めました。

 調印式では,名取市農業委員会渡辺会長,名取岩沼農業協同組合根深代表理事専務,普及センター本多所長の3名が立会人を務め,佐藤さんから決意表明がありました。

 普及センターでは,地域農業の復興に向け,生産者の経営支援を行っていきます。

 <連絡先> 宮城県亘理農業改良普及センター地域農業班 0223-34-1141

 


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米・食味分析鑑定コンクールにて見事金賞を受賞!

2013年12月02日 10時51分57秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成25年11月23,24日(土,日)に七ヶ宿町活性化センターを会場に「第15回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」が開催され,最終審査ノミネート者や関係機関をはじめ多くの方々が全国から参集し会場は熱気に包まれました。
 本大会では全国から3,954点もの応募の中,食味分析機による1,2次予選を通過した135点について,会場において審査員30名により2日間をかけて官能食味検査による最終選考が行われました。
 開会に当たり若生副知事より,これまでの震災復興への全国からの温かい援助に対する感謝と遠路来県いただいたことへの謝意が伝えられました。
 選考の結果,管内からは「国際総合部門(出品物全体が対象の部門)」において,七ヶ宿源流米ネットワークの三森敏文氏が見事金賞を受賞しました。これは平成19年に気仙沼の小野寺氏が本部門において金賞を受賞して以来の快挙となりました。
 また,「都道府県代表-お米選手権部門」では同じく源流米ネットワーク代表の梅津賢一氏が金賞を受賞しました。源流米ネットワークとしては6年連続の入賞となり,梅津氏は個人としても4年連続の金賞受賞となりました。
 お二方以外にも,「栽培別部門-環境王国部門」で七ヶ宿町の佐藤信雄氏が金賞を受賞した他,同じく「栽培別部門-若手農業経営者女性部門」で仙台市の泉ヶ岳ふもとすずめ農園の鴇田美穂氏と「全国農業高校お米甲子園」で亘理高等学校が特別優秀賞を受賞するなど,県内出品者が好成績を収めました。
 講演では,名稲会石井稔氏により「私の米づくり 目指すところ」と題して,おいしい米であることとともに安全な米づくりにも取り組みPRしていくことが重要であるとのお話しをいただきました。また,2日目に宮城大学宮原教授より「宮城米の地域ブランド化への挑戦」と題して講演いただいた後,「七ヶ宿 山の米作りを語る」と題して海山の生産者と協力企業によるパネルディスカッションが行われました。
 七ヶ宿町では山間高冷地に適した「やまのしずく」を中心としながら環境保全にも配慮したおいしい米づくりにも取り組んでいます。普及センターでは本大会を通じて盛り上がった活動が継続するようにこれからも支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

   

(写真・左から)①若生副知事の来賓挨拶   ②食味審査の様子   ③総合部門金賞受賞者


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