宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ひまわり現地検討会が開催されました

2016年05月19日 16時56分49秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
4月26日,JA加美よつば花き部会の切り花ひまわり生産者を対象に現地検討会が開催されました。花き部会での切り花ひまわり栽培は今年で5年目を迎えます。色麻町では3名の生産者が連携して出荷規格等を定め,お互いに品種の選定等を協議しながら,高品質な切り花ひまわりの生産を目指し栽培に取り組んでいます。
 検討会には3名の生産者とJA,(株)仙花,(株)サカタのタネから各担当者が参加し,ほ場を巡回しながら現在の生育状況を確認しました。今後の栽培管理や市場で求められる品質等多くの質問が出され,生産者間で情報を共有することができました。今年の出荷開始を間近に控え,決意を新たにしたようです。
 普及センターでは今後も,花き産地の育成を継続して支援していきます。



<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726,0727   FAX:0229-23-0910

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ミニトマト生産のジャンプアップ~仙台東部の新設法人でミニトマト“アンジェレ”の定植を行いました。~

2016年05月19日 16時20分27秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 仙台市若林区荒浜地区にある農事組合法人せんだいあらはま(H27.1法人化)では,復旧した津波被災農地において土地利用型作物(水稲,大豆,大麦)プラス園芸作物(ミニトマト,枝豆,ネギ等)による経営を展開しています。その中でミニトマトは10アール栽培しており,出荷量は年々増加し,経営の柱の一つとなっています。
 当組合では,5月16日に,水稲育苗後のパイプハウスにミニトマト“アンジェレ”の定植が行われました。
 この“アンジェレ”はJA全農のオリジナル品種で,果形はプラム形で裂果が少なく糖度が高いという特徴があります。昨年の栽培では8月の高温で開花数が減少し,需要期である9~10月の出荷量が減少したことから,夏場の高温対策が課題となっています。
 普及センターでは,今年度,農業・園芸総合研究所と連携し,夏場のハウス内の環境改善について調査研究の実証ほを設置し,着果率向上による収量増加について法人と共に取り組んでいます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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ファームステイ体験でくだものを学ぶ

2016年05月18日 16時31分34秒 | その他
 5月11~12日,岩沼市立岩沼中学校の生徒が課外授業の一環として,登米市内の農家にファームステイ(農家体験)をしました。1日目は森林組合で乾燥しいたけの生産工程を見学した後,りんごジャムや豆腐づくりを体験し,2日目はりんごの摘果作業を体験しました。普及センターでは,登米町の果樹農家に滞在した10名を対象にくだもの勉強会を実施しました。
 勉強会では,りんごの花の構造や果樹類における果実のつくりといった植物の基礎知識,くだものの機能性や保存方法などの「くだものの豆知識」を提供しました。生徒らは熱心にメモをとりながら,話を聞いており,中には「植物に興味を持った。理科をもっと勉強したい。」とコメントする生徒もいました。
 普及センターでは今後も食と農に関する県民理解を促進するため,小中学校における農業体験学習を支援してまいります。


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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緑肥ほ場で楽天カラーの花満開!

2016年05月17日 17時07分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 登米管内では,昨年から複数の旧町域でマメ科緑肥によるダイズシストセンチュウ対策に取り組んでいます。対策緑肥の一種であるクリムゾンクローバーは,その名の通りのクリムゾン(深い赤)の美しい花を咲かせるため,ストロベリーキャンドルの名でガーデニングや鉢花にも使われている植物です。
 
 米山町のほ場では,昨年の11月にこのクリムゾンクローバーを約1ha播種しており,5月10日ごろから花が見ごろを迎えています。クリムゾンの花が一面に咲いたところは見ごたえがあり,思わず通りすがった人も振り返るほどです。(自動車の方は脇見運転しないでくださいね!)

 せっかくの花ですが,種をつけると雑草化してしまうため,月末には地上部を刈り取って畑へのすき込みを行う予定です。10日~2週間の分解期間をおいて大豆を播種し,大豆の生育やセンチュウ害の発生状況等を調査していきます。



<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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そらまめの現地検討会が開催されました

2016年05月17日 11時15分45秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成28年4月28日,JAいしのまき稲井地区園芸生産組合の平成28年度産そらまめ現地検討会が開催され,生産者等14名が参加しました。
 生産ほ場は石巻市水沼・沼津地区で,雨が降る中の検討会でしたが参加者は積極的に意見交換をしていました。
 11月上旬頃に定植した秋まきのそらまめは,春先の気温が高く推移したため,生育がやや早い傾向でした。一部のほ場では赤色斑点病等の初期症状も見られたため,早期防除を指導しました。また,今回の調査ではアブラムシ類の発生は確認されませんでしたが,ウイルス媒介性の害虫であるため今後も引き続き注意が必要です。
 また近年,シカの被害が多いとの意見があり,網等を張って対策をしていますが,鳥獣害対策講習会の開催要望もありました。
 6月上旬から収穫が始まる予定であり,普及センターでは収量・品質の向上に向け,引き続き支援していきます。

そらまめ生育状況(4月28日現在)

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春まきタマネギを定植しました

2016年05月13日 19時25分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 4月18日に川崎町で春まきタマネギの定植作業を行いました。

 従来,タマネギは10月中旬から11月上旬に定植し6月頃に収穫する,秋まき栽培が行われていますが,今回行った春まき栽培は,7月下旬から8月上旬にかけて収穫する作型になります。この時期は,国内では新タマネギが品薄となるため需要が高くなります。また,秋まきタマネギは在ほ期間が長いため組み合わせる作物が限定されますが,春まきタマネギは在ほ期間が短いといったメリットもあります。そのため普及センターでは,春まきタマネギの展示ほ場を設置し,地域的な拡大と定着を図っているところです。

 今後とも,農業・園芸総合研究所やJAみやぎ仙南等の関係機関と連携しながら,春まきタマネギ栽培の定着と機械体系の導入支援をしていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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酪農ガールズ通常総会・酪農講習会が開催されました

2016年05月13日 15時23分47秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 「酪農ガールズ」は,「賢く魅力的な酪農女性」を目指し,大河原普及センター管内にある酪農家の女性後継者や酪農家に嫁いで就農した女性たちによって平成22年に結成されました。現在21名の会員が,酪農に関する知識・技術の習得や女子力アップのためのカルチャーコーナー等,様々な活動に取り組んでいます。
 平成28年4月27日,通常総会と併せて外部講師を招き酪農講習会が開催されました。今回の講習会は「哺乳子牛のマネジメント」と題して,発育ステージ毎の管理方法や子牛の免疫に関すること等を学びました。子牛の哺乳を担当しているメンバーが多いこともあり,様々な意見や質問が飛び交い,とても有意義な講習会となりました。

普及センターでは酪農ガールズメンバーと共に,会の運営がより活発となるよう支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL. 0224-53-3496 FAX. 0224-53-3138

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「なとり春まつり」で名取の花を販売しました

2016年05月12日 17時32分14秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成28年4月9日(土),「なとり春まつり」が開催され,名取市花卉生産組合では組合員が生産したカーネーションやばら等で作ったブーケスタイルの花束とフラワーアレンジメント商品を販売しました。
 これまで亘理農業改良普及センターでは,東日本大震災からの早期の復興と収益性の高い花き経営を実現するために,平成24年度から「花き6次産業化講習会」を開催してきました。この講習会の受講者が,今回,商品作成に参加した組合員の大半であったことから,ラッピング方法,色合わせや葉物の使い方を工夫することで消費者から好まれる商品を作ることができました。また,あわせて名取のカーネーションは品種が豊富であることの理解を深めるため,品種紹介のパネル展示を行い解説しました。
 春まつりでは,可愛らしくラッピングされたミニブーケやアレンジ商品が大変好評で,準備した110個は完売し,販売を担当した組合員の女性の方々も手応えを感じており,今後の展開が期待されます。
 普及センターでは,今後も組合で生産された花を用いた商品作り等の技術向上を支援していきます。

 <連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143





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旬の市七ヶ宿で春の幸祭りが開催されました

2016年05月12日 13時54分42秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
   


 旬の市七ヶ宿は,毎年恒例の「春の幸祭り」を5月8日の日曜日に開催しました。春の幸祭りは,採れたての野菜や山菜に加え,惣菜やつきたてのお餅の対面販売を中心に,消費者と出荷者の交流を目的に開催され,山形県からの来場者も多数見受けられました。
 今年は旬の市に隣接する農産物保管庫「雪室」の体験ツアーも同時に行われ,雪室の内部を見学することができました。見学者は地球に優しい冷蔵施設である雪室の特徴や,低温かつ高湿度の状態で貯蔵した米や野菜などの品質について説明を受けました。参加した見学者は実際に雪室の冷気を体験し,貯蔵した雪が一年中内部を冷やし続けるということに驚きの声を上げていました。
 当初は貯蔵する雪が溶けてしまう恐れがあるため,体験ツアーは秋限定と考えていましたが,二年間実際に運営してみた結果,雪の冷却パワーがかなり強く,多少人が出入りしても大丈夫だという結論に至り,春の幸祭りでの体験ツアーが実現しました。出荷組合では,今後も雪室農産物のPRを進めていく方針です。
 雪室に貯蔵した農産物の差別化を図り,消費者交流による直売所の活性化を目指す旬の市の出荷組合の取り組みを,普及センターはプロジェクト課題として取り上げ支援しています。

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JA加美よつば大豆栽培講習会が開催されました

2016年05月12日 13時26分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 4月25日,JA加美よつば営農センターにて大豆栽培講習会が開催され,管内の大豆生産者約50名が出席しました。
 はじめに,普及センターから,平成27年産大豆の作柄を振り返り,28年産の作付けに向けた重点取組み事項について説明を行いました。特に,有機物の施用,排水対策,品種ごとの適期播種作業の実施などについて重点的に説明を行いました。
 その後,古川農業試験場から,帰化アサガオ類の雑草防除体系について情報提供がありました。
 JA加美よつばでは,実需者の要望があることから,引き続き大豆生産に力を入れていく予定です。今後も普及センターでは,高品質な大豆生産へ向けた取り組みを支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター
 先進技術班
 TEL:0229-91-0726   
 FAX:0229-23-0910

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