宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米迫稲作経営部会のカメムシすくい取り調査が行われました。

2023年08月14日 10時04分47秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年8月2日、9日に、JAみやぎ登米迫稲作経営部会のカメムシすくい取り調査が行われ、生産者3名と登米市及び普及センターの担当者が参加しました。

 迫地区のカメムシ防除は8月5日、6日に実施され、防除前後ですくいとったカメムシの個体数を比較し、防除効果と適期についての検討を行いました。

 今年は高温の影響もあり、宮城県病害虫防除所からの発生予察情報の発生量では「多い」と予報されています。2日の調査でカメムシの発生が見られたほ場も、9日の調査ではほとんど発生が見られず、適期にカメムシ防除が実施されたことを確認することができました。

 普及センターでは、今後も登米管内の水稲の品質の向上を目指した取組について、支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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大郷町でえだまめの収穫が始まりました

2023年08月10日 09時34分36秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 

 大郷町では、令和3年から3法人が水田転作として、えだまめ栽培(2.3ha)を開始し、令和5年は6法人(約6ha)が栽培に取り組んでいます。

 このうち、最も早く播種を行った有限会社薬師農産では、8月上旬に収穫を迎えました。当法人は、昨年、7月中旬の大雨によって、えだまめが冠水や浸水の被害を受け、栽培中止を余儀なくされました。このような経緯もあり、今年は、生産者含め関係者皆で収穫の喜びを分かち合いました。

 収穫されたえだまめは、JA全農みやぎを通して出荷され、「仙台えだまめ」として県内の量販店の店頭に並びますので、是非ご賞味ください。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8374

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 

 

 


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登米地区生活研究グループのグループ員研修を開催しました

2023年08月09日 15時41分29秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 登米地区生活研究グループでは、20年以上前から「こんにゃくづくり」が盛んに行われています。会員各々が、こんにゃくの栽培から加工までを行い、家族で手づくりこんにゃくの味を楽しんだり、地域のお祭りや道の駅等で販売したりしています。

 今回のグループ員研修では、実際にグループ員のほ場を見ながら、外部講師の食材王国みやぎ「伝え人」こんにゃく指導員の山家眞氏から、こんにゃくの栽培方法や種芋の残し方等について学びました。参加者からは、冬期の種芋の上手な保存方法等に関する質問があり、講師から、保存方法の重要ポイントについてアドバイスをいただきました。今回の研修により、グループ内におけるこんにゃくの安定生産が期待されます。

 普及センターでは、今後も生活研究グループをはじめとした女性農業者等の活動を支援してまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 


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令和5年度宮城県農業大学校入校生の普及センター訪問が行われました

2023年08月09日 13時36分54秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年7月28日、9月から約1か月間、登米管内で宮城県農業大学校の先進農業体験学習に臨む1年生4人が登米農業改良普及センターを訪問しました。
 普及センターからは、普及センター活動、管内の農業概況や体験学習の受入農家の経営概要について説明しました。また、登米市4Hクラブ員にも出席いただき、クラブ活動の状況を紹介しました。
 訪問した学生のほとんどが卒業後は研修等を経て自家就農を希望しており、受入先農家の取組みについてなどの質問がありました。学生は、普及センターの説明に耳を傾けながら熱心にメモをとるなど将来の就農に向けた情報を積極的に収集していました。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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女性農業者キャリアアップ講座「視察研修会」を行いました。

2023年08月09日 11時32分40秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 

 令和5年7月19日に女性農業者組織「ベジ☆hope」を対象に女性農業者キャリアアップ講座「視察研修会」を行いました。今回は、宮城県農業・園芸総合研究所、JRフルーツパーク仙台あらはま、東松島市の吉田農園を視察しました。

 宮城県農業・園芸総合研究所では施設野菜のなす、きゅうりの主枝つるおろし栽培や、露地野菜の長ねぎの周年栽培、せりの高設栽培など、現在取り組んでいる野菜栽培技術について学びました。また、仙台ターミナルビル㈱が震災の集団移転跡地に建設したJRフルーツパーク仙台あらはまでは、ホテルメトロポリタン仙台のシェフがプロデュースした地域食材を使った昼食を堪能し、併設されている直売所「あらはまマルシェ」にて地元農業者が生産した野菜や農園で生産された果物の販売状況を視察しました。最後に、福島県の盛土式根圏制御栽培を導入しぶどう栽培を行っている東松島市の吉田農園を視察しました。吉田氏からは自施工によるハウス設置の大変さや栽培方法を1から情報収集して行う苦労についてお話しいただきました。

 参加者からは、「普段、家事や育児等あり勉強会へ参加することが難しかったが、今日は他の生産者のほ場を見る良い機会となった。来年以降も開催したい」との声が挙がりました。

 当普及センターでは、女性農業者の生き生きとした活躍に向けて、引き続き支援していきます。

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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金のいぶき栽培研修会(第2回)を開催しました。

2023年08月08日 17時24分54秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年8月4日、水稲品種「金のいぶき」の栽培研修会(第2回)を開催し、生産者、関係機関など13名が参加しました(農業用ドローンによる作業実演会との2部構成)。

 「金のいぶき」は玄米食専用であり、健康志向の需要に向けて高単価での取引が期待できることから、稲作経営振興に向け、管内での栽培を推進しています。

 第2回目となる今回は、本品種の特性を踏まえた出穂後の管理に向けて、穂いもちの適期防除、穂揃い期の追肥の実施について普及センター担当から説明を行うとともに、展示ほ担当農家である(株)小峯興業芳賀代表取締役から、管理の要点について、栽培経験を踏まえて御紹介いただきました。

 芳賀代表取締役から「収量を確保するために、最低2回は追肥を行う必要がある」、「穂揃い期追肥の実施に向け、出穂時期の見極めが重要」など、経験を踏まえたアドバイスを受け、本年度からの栽培を開始した生産者は、穂揃い期追肥の実施について改めて時期・量の確認を行うよう意識を新たにしていました。

本年度の栽培結果については、秋以降に実績検討会を開催し、次年度以降の更なる多収化につなげていく計画です。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606

金のいぶきの生育状況(出穂始期)


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農業用ドローンによる作業実演会(第2回)を開催しました。

2023年08月08日 17時21分48秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和5年8月4日、気仙沼市本吉町津谷新明戸の水田を会場に、本年度第2回目となる農業用ドローンによる作業実演会を開催し、生産者や市、JA、農機具代理店等の関係機関や地元新聞社など計14名が参加しました(「金のいぶき」栽培研修会との2部構成)。

 最初に、普及センター担当から、農業用ドローンの概要や本年度4月から本格運用を開始した「宮城県RTKシステム」の概要およびシステムを利用した自動飛行の方法等について説明を行った後、出穂後の斑点米カメムシ類・穂いもちを対象とした茎葉散布を想定した実演を行いました※。

※防除適期の穂揃い期には達しなかったため、デモとして水を散布

 自動飛行により、約60aの水田の散布を3分半で終えると、参加者からは自動飛行のためのほ場測量の方法、資材に応じた散布可能面積、農業用ドローンの利点について、質問が挙げられました。

 オペレーターを務めていただいた(株)小峯興業芳賀代表取締役からは、実際に導入・活用している生産者の観点から、農業用ドローンの活用による効率化に加え、作業負担の軽減が図られること、RTKシステムにより、数㎝という高精度で散布が可能になるなどの利点とともに、RTKシステムの受信がうまくできない場合があること、操作にはある程度習熟が必要なこと、導入・維持にはある程度コストがかかるので、経営判断が必要なことなどの課題・留意点を御紹介いただきました。

 中山間地域の農業の効率化に向け、農業用ドローンは非常に効果的なツールです。こらからも、現場のニーズに応じて研修会を開催してまいりますので、御興味のある方は普及センターにお問い合わせください。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606

 

散布作業実演の見学


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飼料作物展示ほの巡回検討会が開催されました

2023年08月08日 16時50分13秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

  令和5年7月21日、県内9普及センターの飼料作物展示ほ(稲WCS及び飼料用トウモロコシ)を巡回し、生育状況の確認や今後の管理について検討する巡回検討会が気仙沼からスタートしました。気仙沼の展示ほは、たい肥を連年施用し継続的に稲WCSを栽培しているほ場で昨年まではオモダカなど雑草の発生が続いていましたが、昨年の検討会での検討結果が活かされ、今年度は雑草の発生が少なく生育も順調となっていると評価されました。また、たい肥連年施用のため葉色が非常に濃くなっていること、管理する農家の都合で今年は例年より1か月早い8月下旬の収穫のため、硝酸態窒素の含有量に注意した給与などアドバイスをもらい、気仙沼地区での検討会は終了しました。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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表山田・三段田地区農地整備事業に係る報告会が開催されました

2023年08月08日 15時42分36秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

  令和5年7月23日に表山田・三段田地区ほ場整備事業推進委員会による報告会(全体会)が開催されました。地元から18名、関係機関8名の計26名の出席。まず、昨年度に実施したほ場整備事業意向調査の集計結果が気仙沼市から報告されました。その後、気仙沼地方振興事務所農業農村整備部から今年度から3か年で実施されるほ場整備に向けた調査事業について説明されました。出席者からは主に事業の負担金に係る質問や高収益作物栽培の必要性などの質問が出され、推進委員会役員や関係機関から回答がなされました。さらに出席者からは早期のほ場整備を求める声があり、地域一丸となって進めていく方針が確認されました。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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JA新みやぎ栗っこ多収穫米生産部会が開催されました

2023年08月08日 14時29分54秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年7月7日(金)にJA新みやぎ栗っこ多収穫米生産部会が主催する多収穫米栽培現地検討会が栗原市金成町桜木及び金生地区の「萌えみのり」と「しふくのみのり」ほ場を会場にして開催されました。検討会には部会員の他、実需の(株)ヤマタネや、農研機構等から約20名が参加しました。最初に、現地ほ場においてJA担当者から萌えみのり等の耕種概要と生育経過等の説明を受けた後、生育状況を確認しました。

 現地検討会終了後は、会場をJA新みやぎ金成中央支店の会議室に移し、部会員各々の耕種概要や、普及センターから本年の水稲の生育状況や今後の管理について説明を行いました。実需からは米の需給状況の見通しについての情報提供等を行った後、「萌えみのり」の生育の特徴等について意見交換が行われました。

 現地検討会に参加した生産者は、実需からの生産普及拡大の要望を受け、多収穫米栽培における収量向上・安定生産、生産の拡大に対する決意を新たにしていました。

  

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    

TEL:0228-22-9404   FAX:0228-22-6144


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