★一つは、中二で学ぶ?「道程?」あの「僕の前に道は無い、僕の後ろに道は出来る。~」詩の独唱?読み上げ?三つの中から選んで、授業中に読み上げる。暗唱だ。一番短いこの詩を皆選んだ。前に出ると声が出せなくなる。特に一番は可哀想。何故思い出したのか?毎日同じ様に時間は流れるが、同じ時間送り返しでない。今の自分の心情でこの詩を読み上げれば、全く違う景色が見える。生きている限り、常に新雪を踏む?いや、踏み続ける。夢の中で、授業案?授業計画?何でも良い、説明を試みながら、この詩を思い出して目が醒めた。
・四苦「生死病老」←ゴウタマ・シッタルダ王子は四通の門を出て是に出会うと、苦しんだ。有名なお話。でも、八苦は?四字熟語が四本。南伝の仏教は理屈っぽい?禅宗系?特に臨済宗は。僕の家は曹洞宗。経典には、(Wikipediaより)
「比丘等よ、苦聖諦とは、此の如し、
生は苦なり、老は苦なり、病は苦なり、死は苦なり、
怨憎するものに曾ふは苦なり、愛するものと別離するは苦なり、求めて得ざるは苦なり、略説するに五蘊取蘊は苦なり。」
・中でも「愛別離苦(あいべつりく、piyehi dukkha)[1] - 親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。愛する者と別離すること」これ。
・「別れ」を強調しているが、それ以上に「愛」について苦しむ。欲が生まれる。「肉欲?」「情欲?」「慈しみ?」愛することも苦しみ、愛を失うことを苦しむ?愛されないことを苦しみ、愛がないことを苦しむ。忘れられることを苦しみ、忘れることを苦しむ。
・独り道程を苦しむのか?二人で会えば、必ず別離がある。それを悲しむのか?大きく愛することを恐れるか?愛されないことを悲しむか?ひとしきり思い出していると、「年々歳々、花相似たり、歳歳年年、人同じからず。」←有名な漢詩の中程。始まりは?「落葉城東、桃李の花、飛来飛去、誰が家に落ちる。言を与す、現世の紅顔児、是半死半生の翁。是昔紅顔の美少年。~」全部は憶えていない。仏教の説話では、ヘソの曲がった禅宗では?「人は違う顔になるが、花、花びらも同じ様でも、同じものは一つも無い。」←この様に教わるのだが、マナスルは、更にヘソが曲がる。説話は個々までにして、この漢詩を生物の時間に学んだ?何のため?中三最後の社会見学で、上野鈴本で、落語を見るためだ。トリは円楽。「星の王子さま」を自称していた頃の?談志と並ぶ双璧だ。半年掛けて、落語を学んだ。その理解の一端で、この漢詩。スケールがでかいだろ?演目は?「蒟蒻問答」「二番煎じ」「二十四孝」で、漢詩の勉強は理解するのに役に立ったか?役に立ったのだろうな、200人全員。同じタイミングで笑うことが出来た。多分だが、同じ理解の深さで。あの先生方にもう一度会いたい。マナスルにはもう会えないけど。