就職指導室の遠藤です。
今日は、IT業界についての話です。
まず、グラフを見てください。
このグラフは、総務省が発行する「ICTの経済分析に関する調査」(平成30年)に記載されているデータを使いました。このグラフから分かることを列挙してみましょう。
(1)日本の全産業の市場規模は、982.7兆円である。
(2)情報通信産業は92.1兆円であり、全産業に占める割合は9.6%となり、全産業のなかで一番高い割合である。
情報通信産業の産業規模が92.7兆円…といっても、実感がわかない数字ですね。実感が湧かないので他の産業と比べてみましょう。
ビルや道路等々を作る「建築」と比べてみましょう。「建築」の産業規模は、65.5兆円です。東京オリンピックの準備で大忙しの「建設」も、産業規模という視点でみれば、情報通信産業の70%程度の産業規模です。自動車と比べてみましょう。自動車を生産するカテゴリは「輸送機械」です。この「輸送機械」の産業規模は、55.8兆円です。ゴーンさんの件で、連日のように報道されている自動車業界も、産業規模という視点でみれば、情報通信産業の60%程度です。いかに情報通信産業が大きな産業規模であるかが分かります。
次に、情報通信産業の要として成長したスマートフォンについて概観してみましょう。誰もが所有しているスマートフォン。今やスマートフォンは、ワールドワイドベースで、年間に14億台も販売されています。世界の人口は70億人程度です。したがって、赤ちゃんからご老人まで、スマホのサービスを行っていない国や地域も含めて、10人中3人の人が、毎年のようにスマホを買っている計算になります。なんだか凄いですね。国内に目を移すと、円グラフで確認したように情報通信産業は国の主力産業と育ちました。また、小学校ではプログラミングの教育もはじまりました。ますます、ITから目が離せなくなっています。
次の写真は、私の授業の一コマです。
授業で、お互いが競い合うゲームを行いました。このゲームで、優勝したら、ご褒美にブログに写真を掲載すると皆に約束しました。ここに写真を掲載し、約束を果たすと同時にS君の栄誉を讃えます。それにしてもS君、君は本当に強かったです。