こんにちは。
情報ネットワーク科 高橋です。
今年は比較的天候に恵まれ、例年以上に夏山シーズンを満喫できました。
今回は、恐らくこれまでで最もきつかった登山であろう、長野県は空木岳(うつぎだけ)~千畳敷(せんじょうじき)縦走の模様をお伝えします。
登山開始です。と思いきや、早速登山口に不穏な掲示が・・・!
とのことです。
小屋に飲み物が売っているつもりだったので、慌てて自販機まで戻り2日目の飲み物を調達してから再出発しました。
いいキノコです。
途中池山小屋付近の水場です。ここで水分を調達。
水の出が安定していないという情報があったので不安でしたが、今回は絶好調に出続けてました。
マセナギ、ヨナ沢の頭、大地獄小地獄などなど、独特な地名が続きます。
さて、本日宿泊する駒峰(こまぼう)ヒュッテに到着です。
この小屋は登山口から標高差が2000mもあり、かつ素泊まり小屋のため食料や寝具を自分で担がなければなりません。
要約するとべらぼうに疲れます。
※シュラフは有料で貸し出し有で、銀マットは常備されています。テントは張れません。
小屋からの景色。だいぶ雲が上がってきました。
ブロッケン現象(虹の輪)が見られました。
自分の影が中に映りこんでいます。
夕焼けがきれいです。
~次の日~
空木岳山頂付近からの朝焼けを見て、2日目スタートです!
このコースの特徴は、ここから山をいくつも越えるためとにかくゴールまでのアップダウンが激しいことです。
要約するとべらぼうに疲れます。
手始めに、ヒュッテから空木岳山頂まで70mほど登ったのち、一気に300mほど下ります。
はるか下に小屋が見えます。下り切ったら木曽殿山荘で一息。
ここから東川岳まで、今度は200m近く登り返します。
しかも東川岳はかなりの急登。見上げるような斜面を這うように登ります。
登り切ったらまだ先がある!!ということがこのコースは本当に多いので、事前に把握しておくとメンタル的に楽かもです。
東川岳から見た空木岳です。
木曽駒方面からくるとこの登りで絶望しそう。。。
一見ただのハイマツ畑に見えますが、なんとここがルートです。
ハイマツをかき分けかき分け進む箇所があり、より体力を持っていかれます。
熊沢岳、大滝山、檜尾岳、濁沢大峰、島田娘・・・
数々の山を登って下っての繰り返しです。
やっとの思いで今回最後の山、島田娘に到着。
もはや「~山」とかでもなくなりました。
ゆっくり休みたいのですが、この時期はあまり時間が遅くなると落雷が発生するので注意です。
ラストスパートを急ぎます。
そしてようやく千畳敷ロープウェイに到着。見覚えある景色に圧倒的安心感。
このころにはすべてが霧に覆われ、千畳敷カールなんてとても見えませんでした。
今回の山行は結構バテてしまい、時間もかかってしましました。
原因は、距離の長い不安定地の歩行技術不足と、無駄な荷物を持ちすぎていたという点かと思います。
今後に向けてトレーニングと荷物見直しの重要性を痛感した山行でもありました。