逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



木曜日、飼い主を無くして意気消沈しているこの猫を慰めようとして、ナデナデした。最初はゴロゴロ言っていたのだが、、、、、手が顔の前を横切った時、ガブリとやられてしまった。


急いで、噛み傷を流水で洗い、消毒、止血をして帰宅。12時間ほどして微熱を感じたので、念のため古い抗生物質ミノマイシンを飲んで寝たら、

明くる金曜日は熱も下がり、普通に動けるので、お通夜に出席。所が夕刻から右手患部が腫れあがり、熱を感じる。お通夜出席、帰宅後、今度は違う抗生物質フロモックスを飲んでみる。
続いて、噛まれた跡を消毒したピンセット、針、歯石ピックを使って自分で膿をほじくり出す。深く噛まれた方の傷穴は深さが数mmあり、奥まで脱脂綿が届かない。かなり痛かったし、左手でやるのでなかなか上手く膿が取り除けず、最後はピックで突っつきながら無水アルコールで洗い流すという荒療治を行う。

明けて土曜日、病院に行っていたら、葬儀に間に合わないので、軽く消毒し、抗生剤を飲んで葬儀に出席する。
午前中はOKなるも午後になると右手が腫れあがる。葬儀は17時終了、さてどうしたものか? 明日日曜日は病院休診だし、、、、

そこで、周りからアドバイスされたのが、相澤病院の365日、24時間Openしている救急外来。電話してみると、見てくれるとの事なので、葬儀の帰りに寄らせてもらう。
熱は37℃ほど、救急外来は結構混んでいる。トリアージステーションは事務員、看護師、薬剤師、医師が20人位は詰めているだろうか?また病棟からは夜勤の医師を動員することもあるらしい。



まず、抗生剤を飲んだことと、傷口を開口し洗ったことを話すと、医師からはあきれられたが、一応正しい方向の処置だったとの話。但し、次からは、迷わずすぐに病院に来るようにとのお説教をされる。
当直の外科医が破傷風のワクチン接種と抗生剤の点滴を行なう。次いでその指導医も加わり2人の医師により右手部分麻酔の後、患部を切開して、多量の消毒薬で膿と影響部を除去し洗い流し。さらにΦ0.5mm程度のチューブを患部に突っ込み、膿が貯まらないように処置していただいた。投薬された抗生剤は傷に強いと思われるペニシリン系のオーグメチンとアモキシシリンの2種類。

てなわけで、右手は自由にならないので、ブログはとぎれとぎれで継続中。

地方の中都市であるとは言え、TVドラマ「病院の治しかた」や小説/映画「神様のカルテ」で有名な相澤病院が、年中休み無し、24時間対応してくれるのは、本当にありがたい。信州の他の中都市にも特徴的な病院があるし、この間コロナ対応に当たっている松本市立病院などの働きを見ても、医療体制に関しては、大都会よりも、信州の方が良いのではないかと感じる今日この頃。



コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
Unknown (ハマちゃん(wddjn053))
2021-10-11 22:03:57
災難でしたね。
実は、猫に噛まれたとの投稿を拝見した時、“大丈夫かなあ”と気になってました。
取り敢えず大事に至らず良かったです。
相澤病院は、松本在住の時に人間ドックを受けていました。
そこで眼圧が高いことが判明し、現在も治療を続けています。もう20年も経ってますが。
「神様のカルテ」や「小平奈緒さん」が話題になると相澤病院を思い出していました。
 
 
 
方向は間違っていなかったが、、、 (momonger)
2021-10-12 17:34:57
wddjn053さん

猫嚙まれ対策、医師にそれとなく聞いた所、方向性は間違っていないが、やはり麻酔無しの傷口切開、消毒には限界があること、長期保存の抗生物質では気休め程度の効果しかないこと、、、、
を指摘されました。

また消毒薬としては、無水エタノールも良いが、イソジンガーグル(ポピドンヨード)が昔のヨウチンと同じく、非常に良く効くと教えられました。

やはり、プロに任せるべきだったと反省中。

それから、相澤病院は地域の宝です。
 
 
 
方向は間違っていなかったが、、、 (momonger)
2021-10-12 17:34:57
wddjn053さん

猫嚙まれ対策、医師にそれとなく聞いた所、方向性は間違っていないが、やはり麻酔無しの傷口切開、消毒には限界があること、長期保存の抗生物質では気休め程度の効果しかないこと、、、、
を指摘されました。

また消毒薬としては、無水エタノールも良いが、イソジンガーグル(ポピドンヨード)が昔のヨウチンと同じく、非常に良く効くと教えられました。

やはり、プロに任せるべきだったと反省中。

それから、相澤病院は地域の宝です。
 
 
 
お見舞い (えひめみかん)
2021-10-12 18:53:12
お見舞いです。
飼い猫でもしっかり噛みつくんですなあ。
良い病院があってよかったね。
 
 
 
この子は外国種の血が混じった虎猫 (momonger)
2021-10-12 20:46:43
日本古来の猫はおとなしいものですが、この子は外国の血が混じった虎猫でして、飼い主以外にはなつきません。かなり深くガブリとやられました。
 
 
 
異議あり!!! (ラルゴ)
2021-10-15 10:53:17
深い傷の手当について、ご存知牧野記念病院で当たった若い医者でしたが的確な説明をしてくれたのでポイントだけ書きます。
1.とにかく何度も水で洗い流す=細菌を洗い流して白血球を支援する
  その際に傷の周囲を押して血を絞り出す
2.消毒薬を使わない∵白血球も殺してしまう
3.傷薬も使わない∵洗い流せなくなる
4.飲み薬の抗生物質は局所的な傷には効かない∵腎臓であらかた分解される
5.プラスター絆創膏で保護する。但し、何度も洗い流すために億劫がらずに何度も取り換える
6.傷口がふさがった後は細菌vs白血球の戦いになるので、それまでに何度も洗って白血球(の増援部隊)を支援する。
7.傷薬を塗布してしまったら石鹸を使ってしっかり洗い落とすこと。さもないと傷薬の基剤のワセリンが邪魔をして細菌を洗い流せない。
8.私の場合は、破傷風であれば手遅れ=命がなかった(受診が3日半経過後であった)、と警告された。
 
 
 
異議あり!! かなり同意 (momonger)
2021-10-15 18:21:38
ラルゴさん、
大筋において同意します。

>1.とにかく何度も水で洗い流す=細菌を洗い流
  して白血球を支援する
  その際に傷の周囲を押して血を絞り出す

一番の失策はこれ。傷がそれほど深いとは思わず、外出先だったこともあり、水道水で洗い流したが、血を絞り出す方向ではなく、止血優先で、傷を押さえてしまった。

>2.消毒薬を使わない∵白血球も殺してしまう
これは不同意。水流し後、消毒薬は残っている可能性のある菌を殺す為に使用する。白血球は殺されても、次から次へ補給されるのを期待。


>3.傷薬も使わない∵洗い流せなくなる
これは当然。

>4.飲み薬の抗生物質は局所的な傷には効かない∵腎臓であらかた分解される
これも同意。ただ保険を掛ける意味で飲むだけだろう。今回は点滴で入れたのが効いている。


>5.プラスター絆創膏で保護する。但し、何度も洗い流すために億劫がらずに何度も取り換える
同意。但し、洗い流し後に軽く外側を消毒。

>8.私の場合は、破傷風であれば手遅れ=命がなかった(受診が3日半経過後であった)、と警告された。
なので、私は今後のことも考え、破傷風のワクチンを打ってもらった。あと2回打たないといけない。
 
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