日曜日にふらっと出かけた武田信玄ゆかりの茶臼山で、たくさん飛んでいたのがこのシオカラトンボでした。といっても森の中ではなく、西面の虫倉山が見える棚田のある開けた谷と、東面の茶臼山自然植物園の一番上にある誰もいない広場。有旅茶臼山や茶臼山自然植物園から茶臼山(730m)へ向かう途中に、芝池という標識がありますが、そこを下るとすぐに棚田のある谷に出ます。棚田の先には神話の山、虫倉山が見えます。その棚田にたくさんのシオカラトンボが舞っていました。
どこでも見かけるありふれたトンボですが、こんな日本の原風景のような懐かしい棚田の景色の中で見ていて急にデジャヴュ(Deja・vu)を覚えました。既視感なんていいますが、この風景は小学生の頃に友達と冒険サイクリングに出かけ、犀川を遡り、この西山を超えたところで夕方近くになり、山の上にある友達のお母さんの実家を訪ねて泊めてもらったことがあったのですが、おそらくその時に見た風景なのでしょう。その時にシオカラトンボが舞っていたかは記憶にないのですが…。飲ませてもらった井戸水が冷たくて美味しかったのをはっきりと覚えています。
(茶臼山通信)2へ続く